高温期が長い
高温期が長いときは、妊娠している可能性があります。一般的に高温期の期間は11日~15日とほぼ一定の期間となります。
16日以上高温期が続く場合には、妊娠が疑われます。21日以上高温期が持続することで妊娠している可能性が強くなります。
21日目は、生理予定日から1週間経過しているので妊娠検査薬が使える時期です。検査薬で妊娠しているかチェックしてみましょう。
高温期が長いのに検査薬が陰性
高温期が長いのに、妊娠検査薬が陰性のときは、子宮内膜症という病気の可能性があります。
高温期が20日、21日など長く続いて、高温期が長いときは、早めに産婦人科を受診して原因を調べるようにしましょう。
子宮内膜症で約50%が不妊症になっているというデータもあります。妊娠を考えるなら、早めの治療が大切です。
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・子宮内膜症
逆に高温期が短い場合は、黄体機能が低下している可能性があります。妊娠しにくい不妊の原因になるので、これも早めの産婦人科受診が大切です。
■基礎体温表から分かる婦人病のサイン
基礎体温表を正しく記録することで、様々な婦人病のサインを見つけることができます。
・低温期が12日より短い場合は、卵巣の機能低下の疑い。
・低温期、高温期が分からないときは、無排卵の疑い。
・生理後も高温期が続くときは子宮内膜症の疑い。
・高温期が短いまたは谷間があるときは、黄体機能低下。
このように、基礎体温表からは様々な病気のサインを見つけることができます。また、排卵日の目安が分かるので、妊娠しやすい日も分かるようになります。
毎日、欠かさずに基礎体温を測るのは面倒ですが、メリットが多いので、頑張って記録するようにしましょう。
高温期が長い原因
高温期が長くなる原因として、妊娠による黄体ホルモンが持続して分泌されていることが原因です。黄体ホルモンは、妊娠を継続する上で重要なホルモンです。
この時期には、すでに妊娠検査薬を使える時期になっています。
21日以上になると、受精卵が子宮内膜に着床して胎盤を形成するときに初めて分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が漸増している時期です。
このhCGが基準値以上になると、検査薬が陽性反応を示して妊娠を知ることができます。
陽性反応が出たら、速やかに産婦人科を受診して、子宮外妊娠や胞状奇胎など異常な妊娠でない正常妊娠の確定診断を受けるようにしましょう。
妊娠を考えるなら、先天性異常のリスクに注意!
妊活中のママに知ってほしいことがあります。
それは、妊娠前から妊娠初期にかけて、重要な栄養素である葉酸が不足すると、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなることです。
葉酸は日頃の食事でも摂取できますが、妊活中に必要な量に不足しているのが現状です。
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この他、高温期と生理の関係については高温期と生理で、生理周期全般については生理周期で詳しく解説しています。読んでみてください。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。