高温期が低い?
高温期が低く、低温期と変わらない体温が続いてグラフがジグザグ、ガタガタになるときは、排卵が行われていない「無排卵月経」の可能性があります。
無排卵月経は、普通の生理のように出血があるので、本人が気が付いていないこともあり注意が必要です。
無排卵月経とは
無排卵月経とは、排卵が起きていないのに月経のような出血を起こす病気です。
無排卵月経の特徴がある症状として
・基礎体温が低温期のまま。
・生理痛が軽い。
・出血量が少ない。
・ダラダラと出血が続く。
などの特徴があります。
■無排卵性月経の症状
・月2回ぐらい生理が来る。
・生理が2・3ヶ月に1回しか来ない。
生理周期が正常な人は、28日ぐらいの周期で生理が来ています。これより短い、または長いときには、無排卵性月経の可能性があります。
■無排卵性月経の原因
無排卵性月経の原因として、ホルモンバランスの乱れがあります。通常は、ホルモンが正常に分泌されて、低温期と高温期の2相になりますが、ホルモンに乱れが生じると高温期が低いままになったり、低温期がずっと続くことになります。
無排卵性月経は、不妊症の3 大病因(排卵障害,卵管通過障害,精液異常)の一つです。放置しておくと不妊の原因となってしまいます。
月経が来ているが高温期が低い場合は、無排卵性月経の可能性があるので、早めに産婦人科を受診して原因を調べるようにしましょう。

妊娠前から初期にかけて葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
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●妊娠前・初期に絶対必要な葉酸

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葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この次は、無排卵のおりものについて詳しく紹介します。まだまだ続きます。
無排卵のおりもの
無排卵を、おりものだけで判断するのは困難です。おりものの変化がないから排卵してないということはありません。
一般的なおりものは
・低温期は白っぽいおりもの。
・排卵期は、透明の延びるおりもの。
・高温期はチーズのような塊のおりもの。
女性ホルモンの影響によって、このように変化しますが個人差があるようです。
排卵したかどうかを確かめるには、排卵検査薬を使うか産婦人科で超音波検査を受けるしかありません。
基礎体温表からも目安を知ることができますが、高温期が低いということなので、低温期の最後が分からずに判断ができないかもしれません。
おりものだけで判断できないので、無排卵性月経を疑う場合は産婦人科を受診するようにしましょう。
チーズのようなおりものには注意!
こんな状態のおりものだったら注意してください。
・カッテージチーズ状の白いおりもの。(ポロポロ)
・いつもより強いにおいがする。
・黄色・茶色・緑色・黄緑色のおりもの。
・いつもより量が多い。
こんなおりものになるときは、クラミジア膣炎や細菌性膣炎、カンジダなどの感染症になっている可能性があります。
特にクラミジアは、妊娠の妨げになる不妊の原因になります。早めに治療を開始するようにしましょう。
この他、高温期と生理の関係については高温期と生理で、生理周期全般については生理周期でまとめています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。