妊娠初期に歯医者?
妊娠中、妊娠初期に歯医者に行きたいけどどうしよう?と迷っている人も多いと思います。
歯が痛いと夜も眠れなかったり食事も辛かったりと体にも精神的にも良くありません。妊娠初期にも歯の治療が行われていて、応急処置で本格的な治療は安定期に入ってから行われます。
歯医者に行って大切なのは「妊娠していること」を伝えることです。妊娠初期は体型も変わらないので妊娠してるとは気がつきにくいです。自分からもし出て妊娠していることを認識してもらいましょう。
殆どの施設では、問診票に妊娠の有無を記入する欄があります。忘れずに記入するようにしましょう。
妊娠祖期の歯医者の麻酔
歯医者に行くときに一番気になっているのが麻酔のことだと思います。麻酔や鎮痛剤は赤ちゃんに悪い影響があるものがあるので心配になりますよね。
特に妊娠初期と呼ばれる妊娠週数12週未満の場合は注意が必要です。妊娠初期は器官形成期といって脳や心臓、胃腸や神経、手足といった重要な器官が作られる時期です。
薬や放射線、その他アルコールやたばこなどを受けると赤ちゃんに重大な影響を及ばすことがあり、リスクが高いことで知られています。
麻酔は安定期に入ってから使用されます。麻酔に使われるのは局所麻酔でリドカインやエピネフリンなどが使用されています。どちらも規定量以内なら問題ないとされています。
麻酔をしないで長時間痛みを緊張に耐えながら治療を受けるのは現実的でなく赤ちゃんにも影響するので、麻酔をしてリラックスして治療を受けるのがよいのではないでしょうか。
参考:妊婦の方へ|大森の歯医者

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
妊娠初期の歯周病のリスク
妊娠に対する影響は歯科でも十分に分かっていて、妊娠時期に応じた治療を施してもらえます。
■妊娠初期の歯の治療(12週未満)
この時期は応急処置程度にとどめられブラッシング指導などが行われます。どうしても治療が必要なときは赤ちゃんに対して安全なものを選択して治療されます。
■安定期の歯の治療(4ヶ月~7ヶ月)
安定期に入ると歯の治療が積極的に行われます。麻酔は局所麻酔で赤ちゃんに安全なものが使用されます。
この時期までに治療が終了するよう治療計画が立てられます。歯医者を受診する時期が遅いと、この時期までに治療が終わらないので、早めに受診することが大切です。
■妊娠後期の歯の治療(8ヶ月以降)
妊娠後期になると、歯の治療によって早産になるリスクも知られているので安定期までに治療が終わるように計画されます。虫歯が多い人は安定期までに治療が終わらないので、早めに受診して治療していきましょう。
妊娠中には歯肉炎にもなりやすい
妊娠すると女性ホルモンが多く出るようになります。(通常の約7倍)女性ホルモンのプロゲステロンは炎症を増大する作用を持ち、エストロゲンは歯周病の原因菌を繁殖させてしまう作用があります。
この女性ホルモンの作用で歯肉炎になりやすいのです。歯肉炎は絨毛膜羊膜炎や早産との関連が指摘されていて、妊娠のリスクを高めます。
歯肉炎にならないためには、日頃の歯磨きが大事です。つわりがあり歯ブラシを加えることもできないことや間食が増えるなど、歯肉炎や口臭の原因となるのでしっかり歯磨きすることが大切です。
妊娠初期の歯のトラブルはすぐに歯医者さんへ行きましょう。応急処置でもかなり楽になることができます。
妊娠初期の症状や兆候については初期妊娠症状でまとめています。参考にしてください。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。