妊娠と胎のう確認
正常な妊娠と診断されるには、胎のうが確認されるだけでは正常妊娠ではありません。胎芽と心拍が確認されて初めて正常妊娠と診断されます。
胎のうが確認できる時期は妊娠5週ごろからですので、妊娠検査薬で陽性になってすぐに受診しても胎のうは確認できないことがあります。
胎のうが確認できる時期は?
一般的に胎のうが確認できるのは妊娠5週ごろからといわれていますが、これには個人差があって5週より早い人もいれば遅い人もいます。
早い人で胎のうが確認できたのは妊娠4週(4w3d)ぐらい、遅い人では妊娠7週(7w5d)と非常に幅があります。おおよそ妊娠5週(5w0d)から6週(6w3d)ぐらいが多いようです。
妊娠6週や7週になっても胎のうが確認できないときは不安が大きくなりますが、時間が解決してくれることがほとんどなので、焦らずにリラックスして待つようにしましょう。

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
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葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この次は、妊娠週数の数え方が間違ってる?について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
妊娠週数の数え方が間違ってる?
妊娠が判明して産婦人科を受診するときに、自分は妊娠6週だと思っていても、病院では「妊娠5週ですね。」と言われることがあります。
妊娠週数が1週違うと赤ちゃんの成長が違ってくるので不安が大きくなったりします。
産婦人科では、超音波検査での妊娠週数を基準にします。妊娠初期はCRL(頭殿長)で妊娠週数を推定します。この数値が基準となりますが、日数のずれがあるため後で修正されることもあります。
このずれが妊娠週数の違いとなっている可能性があります。
これとは別に、生理周期の日数によって妊娠週数が違ってくることもあります。生理周期が28日の人と35日の人では違ってきます。
生理周期が35日の人は、28日の人より1週間遅れることになります。妊娠週数も1週間遅れることになるので注意が必要です。
この他にも、排卵日がズレて妊娠週数が違うこともあります。どの場合も、数値的なことなので産婦人科で胎のうが確認できればちょっと一息つけることになります。
胎のうが確認できると安心できる理由
正常な妊娠と確定診断されるには、胎のう、胎芽、心拍が確認されることが必要になりますが、その第一歩として胎のうの確認があります。
子宮内に胎のうが確認できることで、子宮外妊娠(異所性妊娠)である確率が低くなります。ひとまずは安心できるポイントになります。
このあとは胎芽や心拍が妊娠6週頃から確認できるようになります。
妊娠と胎のう確認は非常に密接な関係があって、妊娠の第一歩となります。胎のうが確認できる時期は個人差があるので、あまり心配せずに待つようにしましょう。
この他、妊娠初期に気をつけること全般については妊娠初期に気をつけることで詳しくまとめています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。