無排卵出血
無排卵出血とは、排卵がしていないのに出血が起こることで、不正出血の一つです。出血があるので生理が来ていると勘違いすることもあります。
排卵が起こっているかどうかは、基礎体温表から推測できるので、基礎体温を測っていない人は今から測ってみましょう。最近ではスマホのアプリ(ルナルナなど)で簡単に記録できので便利です。
無排卵出血の原因
無排卵出血の原因として、エストロゲンの減少があります。通常は、一時的に減少することがありますが排卵が起こらないと減少したままの状態となって出血する原因になります。
生理が月2回来たり生理周期が2~3ヶ月に一度と長い場合は、排卵が起こっていない無排卵出血の可能性があります。
この次は、無排卵出血の症状について紹介します。まだまだ続きます。
無排卵出血の症状
無排卵出血の症状としては、
・生理周期が極端に短い(頻発月経)
・生理周期が長い(稀発月経)
・生理が3ヶ月以上来ない(無月経)
・少量の出血がダラダラ続く。
このような症状があります。
正常な生理周期とは?
ここでは、正常な生理周期についておさらいをします。
正常な生理周期とは、25日以上38日以内の生理周期のことです。周期が24日以下の人や39日以上の人は何かしら原因があって生理周期に異常がある可能性が高いことになります。
ですが、周期が28日の人でも27日や30日になったらからといって異常ではありません。健常な人でも2・3日のズレがあります。
生理周期は、ストレスや環境の変化に影響されやすいのも特徴です。
●生理周期が極端に短い(頻発月経)
生理周期が極端に短い場合は、無排卵の可能性があります。生理だと思っている出血が無排卵による不正出血の可能性もあります。
●生理周期が長い(稀発月経)
40~50日ごとに生理が来るような長い生理周期を持つのが稀発月経です。稀発月経は、生理開始から排卵まで時間が掛かることが多く排卵がスムースにいかないことが多いです。
これとは別に、排卵がない無排卵性出血の可能性もあります。
●生理が3ヶ月以上来ない(無月経)
生理が3ヶ月以上来ない状態は無月経です。無月経の多くは、排卵が起こらないことによるホルモン機能の低下や停止していることがあります。
無月経の状態が7ヶ月以上続くと排卵障害となり治療にも時間が掛かるようになります。60日以上生理が来ないときには産婦人科受診をおすすめします。
●少量の出血がダラダラ続く。
生理の時に少量の出血がダラダラ続くときも無排卵出血の可能性があります。正常な生理の持続期間は3日以上7日以内です。8日以上生理が続くと過長月経と呼ばれます。
このように無排卵で出血を起こすことがあるので、生理周期に異常を感じたりダラダラ出血が続くときは産婦人科を受診して原因を調べるようにしましょう。

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