葉酸を妊婦さんに!厚生労働省も推奨
葉酸は妊婦さんに必要な栄養素で厚生労働省も妊娠前から妊娠初期にかけて摂取を推奨しています。

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
葉酸とは?
葉酸とは、水溶性(水に溶けやすい性質)のビタミンです。ビタミンMやビタミンB9とも呼ばれるもので細胞増殖に必要なDNA合成に欠かすことができない栄養素です。
1941年にほうれん草から発見されて葉酸と命名されています。
葉酸は、タンパクの合成に必要なホモシステインの変換過程に必要になっていて重要な役割を果たしています。
■葉酸摂取が推奨される理由
妊娠前から妊娠初期に葉酸を摂取することで「神経管閉鎖障害のリスク低減」できることが分かっています。
元々欧米では神経管閉鎖障害が発生する率が高かったため関心が高く大規模な疫学的な調査が多く行われてきました。この研究結果から葉酸が受胎前後に十分な葉酸を摂取することでリスクが大幅に低減できることが示唆されていました。
このことを受けて世界各国が妊娠前、妊娠初期に葉酸を摂取するように勧告が出され葉酸を添加した食品も多く発売されるようになっています。
日本では2000年から厚生労働省より通常の食事に加えて1日400μgの葉酸を摂取するように通知が出されています。
サプリならつわり中でも無理なく飲むことができます。サプリでの葉酸摂取がおすすめです。妊娠に最適なサプリの選び方については失敗しない!葉酸サプリの選び方で詳しく紹介しているので読んでみてください。
この次は、葉酸の性質について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
葉酸の性質
葉酸はサプリメントで摂取することが推奨されています。サプリで葉酸を摂取することが推奨されているのには理由があります。
それは、天然の食品よりサプリで摂取したほうが生体利用率が高いためです。
天然の葉酸は熱に弱く調理に向いていません。また、生態利用率も低く代謝の影響を大きく受けるために生体利用率も50%以下と推定されています。
天然の葉酸でも神経管閉鎖障害のリスクを低減できたという報告もありますが、サプリメントで摂取したほうが効率がよいことになります。
このような理由で海外でも日本でも同様に食事からの葉酸摂取に加えてサプリメントなどの栄養補助食品から葉酸を摂取するように勧告が出されています。
■葉酸摂取の注意点
葉酸を摂取するときは葉酸を摂取しすぎないように注意することが大切です。
葉酸の耐用上限量は1,300-1,400μg/日とされています。サプリを過剰に摂取してしまうとこの上限値を超えてしまう恐れがあります。
葉酸の推奨摂取量は通常の食事摂取に加えて1日400μgです。これを超えないようにして飲むようにしましょう。
この他、葉酸と妊婦さんの関係については葉酸と妊婦さんで、妊娠中の食事に関しては、妊娠中の食事で詳しく解説しています。
妊娠と葉酸サプリメントに関しては、妊娠と葉酸サプリメントでまとめました。
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