正常妊娠の経過
正常妊娠の経過を詳しく紹介します。正常な妊娠とは、胎嚢、胎芽、心拍が確認されて初めて正常妊娠と診断されます。
ここでは、正常妊娠の経過を詳しく紹介します。流産の確立や子宮の大きさまで妊娠の経過を詳しく紹介します。
正常妊娠の経過は?
妊娠検査薬が陽性でも正常な妊娠とは診断されません。
胎嚢、胎芽、心拍が確認されて初めて正常妊娠の確定診断となります。
順調な妊娠経過
順調な妊娠経過として
・妊娠5週ごろに胎嚢確認
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・妊娠6週ごろに胎芽と心拍確認
胎嚢、胎芽、心拍(心音)が確認されて、初めて正常妊娠と診断されます。ここで母子手帳が交付されて、妊娠生活が始まります。
●胎嚢が確認されない。
胎嚢が確認できないときは、流産か子宮外妊娠(異所性妊娠)の可能性があります。
●胎芽や心拍が確認できない。
胎芽や心拍の確認には個人差があって、妊娠週数でも数週の違いがあることがあります。可能性としては、確認が早すぎるか流産可能性があります。
流産の確率
妊娠の経過ごとに流産する確率も違ってきます。
日本産科婦人科学会によると、胎嚢や胎芽、心拍が確認される前までは、妊婦さん全体の約15%ぐらいの確率になります。6人に1人ぐらいの確率になります。
心拍が確認されたあとでは、流産する確率が5%以下にまで急激に減少することになります。
正常な妊娠の経過としては、胎嚢、胎芽、心拍の確認が一つの目安となります。
また、流産する確率は年齢によって変わってくることが知られていて、25~29歳の流産率11.0%に対して35~39歳では20.7%、40歳以上では41.3%と高くなります。
関連記事:
・妊娠初期の流産
妊娠週における子宮の大きさ
妊娠したときの平均的な子宮の大きさの経過を紹介します。
・妊娠2ヶ月ごろ 卵ぐらい
・妊娠3ヶ月ごろ 拳ぐらい
・妊娠4ヶ月ごろ 7~15cm
・妊娠5ヶ月ごろ 12~18cm
・妊娠6ヶ月ごろ 15~24cm
・妊娠7ヶ月ごろ 18~28cm
・妊娠8ヶ月ごろ 22~33cm
・妊娠9ヶ月から 30~36cm
このように妊娠週数が進むごとに子宮が段々と大きくなっていくのが分かります。
妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!
妊娠初期のママに知ってほしいことがあります。
それは、妊娠初期に大事な栄養素である葉酸が不足してしまうと、ということです。
このことは、世界的な疫学的調査で判明したことで、日本でも2002年より厚生労働省が妊娠初期の女性に対して葉酸を積極的に摂取するように通知を出しています。
葉酸は、日頃の食事でも摂取できますが・・・
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
具体的な妊娠経過まとめ
妊娠週別にママの経過やお腹の赤ちゃんの様子をまとめてみました。
各項目を押してみてください。
妊娠の症状
妊娠の症状としては、次のような症状があります。
・無月経
・高温期の継続
・つわり
妊娠すると上記のような症状が現れるようになります。
●無月経
今まで定期的に来ていた生理が来なくなります。月経が来ない無月経は妊娠の兆候の一つです。
生理予定日を過ぎても生理が来ないときは妊娠検査薬を使って妊娠反応が出るか確かめてみましょう。
●高温期の継続
妊娠すると、通常では11~16日で終わる高温期が持続するようになります。高温期が17日以上経過することで妊娠の可能性があり21日以上継続することで妊娠している可能性が非常に高くなります。
●つわり
早い人では妊娠4週頃からつわりが始まります。つわりも妊娠の兆候の一つです。
この他、正常妊娠全般の話題は正常な妊娠とは?で妊娠初期に気をつけることは妊娠初期に気をつけることでまとめました。
妊娠初期の注意点は妊娠初期の注意点で紹介しています。
妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで解説しました。読んでみてください。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。