つわり・悪阻と流産の関係
一般的につわりの強弱と流産の関係は薄いとされています。
通常の妊娠が継続している場合でもつわりが酷いときと軽いときの波があります。
つわりの強弱と流産とはあまり関係がありません。ですからつわりの軽いことを心配する必要はありません。
一度治まってもつわりが復活して継続することもあります。
・つわりが軽くなった = 流産ではない
・稽留流産では、つわりが突然無くなることがある。
上記のように相反することがあります。つわりが軽くなったor無くなったことだけで流産しているとは言えません。
超音波検査で流産しているか分かりますので、心配なときは健診を待たずに病院へ行ってください。
赤ちゃんの心拍確認後の流産率は、5%以下と心拍確認前に比べて1/3ぐらいに低下しますが 0 ではないので異常を感じたらすぐに受診しましょう。
稽留流産とつわり
妊娠中に稽留流産の状態になると、つわりが突然なくなることが多いようです。体験談などからも「つわりが無くなったら稽留流産だった。」という意見も。
稽留流産の症状としては、出血や下腹部の痛みを伴う場合もありますが、無症状(通常の妊娠症状と変わらない変わらない)こともあるので注意が必要です。
一方で、つわりが軽くなっただけで、赤ちゃんには影響はなかった例も多くあります。つわりの有無だけで流産とは判定できません。
心拍確認前につわりが無くなった時
出血や痛みがなくても稽留流産・切迫流産している可能性があります。子宮外妊娠(異所性妊娠)の可能性もあるので病院の受診を。
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・異所性妊娠(子宮外妊娠)
心拍確認後につわりが無くなった時
心拍確認後の流産率は約5%と確率は低いですが、稽留流産の症状としてつわりが無くなるのがあるので病院を受診してください。
どちらも、つわりの有無だけで流産と自己判断するのは危険です。だたつわりが無くなっただけの可能性も?
悩むのは妊婦さんの体にとって良くありませんので、すぐに病院を受診するようにしてください。
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・稽留流産でもつわりがある?9週、10週目なら赤ちゃんが原因。
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流産後にもつわり
流産と診断されて 子宮内容物除去手術または自然流産後でもつわりのような症状が続くことがあります。
これは、hCGホルモンの影響で妊娠に似た症状が続くもので1週間から1ヶ月ぐらいで治まってきます。中には術後すぐにつわりがなくなる人もいます。
術後は基礎体温が下がってきますが、1ヶ月ぐらい高温期が続く場合もあるので基礎体温を測るように指示されます。
妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!
妊娠初期のママに知ってほしいことがあります。
それは、妊娠初期に重要な栄養素の葉酸が不足してしまうと、「無脳症」や「二分脊椎」といった先天性異常のリスクが高くなるということです。
このことは、世界的な疫学調査で判明したことで、日本でも2002年より厚生労働省が妊娠初期の女性に対して積極的に葉酸を摂取するように通知を出しています。
葉酸は日頃の食事でも摂取できますが・・・
葉酸は、絶対必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは、下記ページで解説しています。読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この次は、「つわりは復活することも」について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
つわりは復活することも
一度治まったはずのつわりが復活することもあります。復活したつわりは、妊娠20週頃まで続く人も。つわりは強弱があり体調によって波があります。
妊娠の週数で、食べ物の好みも変わることがあります。つわりは好きなものを食べられる量だけ食べるのが基本です。無理をせずに水分をしっかり補給して終わるのを待ちましょう。
つわり・悪阻と流産は関係が少ないとされますが、つわりが突然止まったりしたときは出血や痛みがなくても病院を受診することをおすすめします。
つわりや悪阻の対処法については妊娠つわり・悪阻対策でまとめています。参考にしてください。
色々なつわりや悪阻の症状についてはつわり・悪阻でまとめています。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。