胎嚢は5週で確認
胎嚢は5週で確認で確認されるのが一般的ですが、5週より早く確認できたり妊娠6週や7週ごろに遅れて確認されるなど個人差が大きいようです。
妊娠検査薬が陽性で、妊娠反応出て胎嚢が確認できないときには、不安が大きくなりますが時間が解決してくれる問題でもあるので、心を落ち着かせて次の妊娠を待つことが必要です。
正常妊娠って?
正常妊娠とはどのような状態のことを言うのでしょうか?
正常妊娠とは、胎嚢、胎芽、心拍が確認されることによって初めて正常妊娠と確定診断されます。正常な妊娠と確認できれば母子手帳の交付を受けられるようになります。
胎嚢は妊娠5週で確認されるのが一般的ですが、確認できるまでは異常な妊娠の可能性もあるので慎重に対応することが大切です。
■異常妊娠とは?
胎嚢が確認される以前の異常妊娠とは、子宮外妊娠(異所性妊娠)胞状奇胎、生化学的妊娠などがあります。この中で生化学的妊娠は流産にカウントされないので、ここでは除外することにします。
この次は、子宮外妊娠(異所性妊娠)と胞状奇胎について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
子宮外妊娠(異所性妊娠)
日本産科婦人科学会によると、子宮外妊娠(異所性妊娠)とは「受精卵が子宮内膜以外の場所に着床すること」とされています。
子宮外妊娠は「子宮外妊娠の大部分(95%以上)は,卵管妊娠(膨大部,峡部,卵管采部,間質部)」とされ、クラミジア感染症との関連が強いと報告されています。
妊娠検査薬が陽性でも、子宮内に胎嚢が確認できなければ子宮外妊娠が疑われることになります。
産婦人科では、尿中のヒト絨毛性ゴナドトロピン(human chorionic gonadotropin : hCG)が1,000IU/l 以上で子宮内に胎嚢が確認できなければ子宮外妊娠が疑われます。
最近では、経腟超音波装置を用いることによって、ごく初期に子宮外妊娠の診断を行うことができるようになってきました。
胞状奇胎
胞状奇胎は、アジアを中心に多くみられる疾患で、日本でも欧米に比べて発症率が高いとされています。
胞状奇胎の原因として絨毛細胞の異常増殖があります。
症状としては、切迫流産の症状があるのに、つわりの症状が悪化することがあります。
通常、切迫流産が進行するとつわりの症状が軽くなってきますが、軽くならずに悪化していくことがあります。
最近では、早期に発見できるようになっているので、妊娠が分かったら早めに産婦人科を受診することが大切です。

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
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●妊娠初期に絶対必要な葉酸

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この他、妊娠初期に気をつけること全般については妊娠初期に気をつけることで詳しく紹介しています。
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