一般不妊治療とは
一般不妊治療とは、不妊治療法であるタイミング法や排卵誘発、人工授精や漢方での治療法などの治療です。産婦人科を受診したときに一般的に行われる不妊治療法です。
人工授精は、広義の意味で生殖補助医療(ART)ですが、一般不妊治療に含むことが多くなっています。
不妊治療ってどんなもの?
不妊治療とは、中々妊娠できないカップルに妊娠しやすいように治療を行う治療法ですが、大きく分けて一般不妊治療と生殖補助医療(ART)に分けることができます。
■一般不妊治療
・タイミング法
・排卵誘発
・人工授精(AIH)
・漢方による不妊治療 など
■生殖補助医療(ART)
・IVF-ET(体外受精)
・ICSI(顕微授精)
・凍結胚・融解移植
このような治療法があります。特に生殖補助医療(ART)が進歩が早くARTが行われる施設も増加しています。中々妊娠しないときには、ARTへステップアップすることも選択肢の一つです。
この次は、一般的な不妊治療法であるタイミング法について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
不妊治療とタイミング法
タイミング法は、不妊治療法として広く普及している治療法です。妊娠できないときに産婦人科を受診して、最初に指導されることが多い治療法でもあります。
タイミング法とは、排卵日付近を中心にして集中的に仲良しを行う妊娠法です。妊娠率も比較的に高く5周期で91.5%の人が妊娠できたというデータもあります。
参考:蔵本ウイメンズクリニック 不妊症のことをもっとよく知ろう – 一般不妊治療
この段階で比較的多くの人が妊娠できているようです。この妊娠法は単独ではなく、排卵誘発と同時に行われることも多い治療法です。
5周期タイミング法を行っても妊娠できないときは、人工授精(AIH)へステップアップすることが検討されます。
生理不順や無排卵に注意
生理周期が安定しない生理不順や排卵がない無排卵の状態だと妊娠しにくい状態になります。
一度、基礎体温を測ってグラフにしてみると分かりやすくなります。生理不順では低温期や高温期などの期間がバラバラだったり期間が安定しなかったりします。
無排卵だと、低温期と高温期に分かれずに1相のグラフとなってガタガタやジグザグのグラフになります。
生理不順も無排卵も不妊の原因だと言われています。妊娠を目指すなら、産婦人科を受診して妊娠できない原因を調べることをおすすめします。
原因が分かれば妊娠へ一歩近づくことになります。一般不妊治療では、保険が適用できる範囲で治療できることもあるので、まずは産婦人科を受診するようにするといい方向に向かうかもしれません。
不妊治療の流れ
不妊治療の流れを知っておくことで、これからの治療に役立つことが多いと思います。様々な治療法がありますが、夫婦の健康状態を慎重に検査して、どの治療法が適切か判断されます。
大まかな流れでいくと、不妊検査、異常があるなら治療、治療後に不妊治療を開始、タイミング法を指導、妊娠しなければ人工授精、体外受精、顕微授精へのステップアップも検討されるという流れになっています。
なぜ、タイミング法から始めるかというと、自然に近い形で妊娠できることや、いきなり人工授精や体外受精をするのは抵抗があるなどの理由からタイミング法から指導されます。
不妊治療を受ける前に、自己流でタイミング法を試している人も多いと思いますが、産婦人科で飲み薬を使用してタイミング法を指導してもらうと妊娠できる確率も上がってきます。詳しくは不妊治療の流れで説明しています。
この他、不妊治療については不妊治療の種類で詳しくまとめています。
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