タイミング法の費用
タイミング法の費用は、不妊検査料が数千円で、1周期で1万円~1万5千円ぐらいが平均です。検査する項目や超音波検査の回数、排卵誘発剤など薬によって費用が高くなることもあります。
料金は受診する産婦人科やクリニックによって違ってくるので注意が必要です。多くの検査費用は保険が適用されることが多いので、他の不妊治療に比べて費用が安いメリットがあります。
タイミング法は、一般的な不妊治療法として広く普及していて、産婦人科でも最初に行うことが多い治療法です。
産婦人科医の指導の元で行うタイミング法は自分で行うときと違って、排卵を正確に予測して指導されるので妊娠しやすくなります。
自己流でタイミング法を試して中々妊娠できないときには、産婦人科で指導してもらうことも方法の一つです。
タイミング法は何回目で妊娠する?
タイミング法は何回目で妊娠するのでしょうか?
蔵本ウイメンズクリニックによると、3回目(3周期目)までで77.0%、5回目(5周期目)で91.5%の人が妊娠できているようです。
つまり5回目ぐらいで9割の人が妊娠できていることになります。このデータは、産婦人科で適切な指導と治療を行った上での妊娠率です。自己流のタイミング法ではこれより低い数値になると考えられます。
参考:蔵本ウイメンズクリニック 不妊症のことをもっとよく知ろう – 一般不妊治療
排卵日と仲良しのタイミングが合わない?
産婦人科で指導を受けて、正確な排卵日が分かったとしても仲良しのタイミングが合わないことがあります。
妊活は夫婦で行うものなので、パパと十分に話し合ってタイミングを合わせるようにした方が妊娠する確率も上がってきます。

妊娠前から初期にかけて葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠前・初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この次は、クロミッドとタイミング法について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
クロミッドとタイミング法
妊娠率の向上を期待して、タイミング法を行うときに排卵誘発剤であるクロミッドが処方されることがあります。
クロミッドは、無排卵など排卵がない人に処方される薬ですが、排卵が正常に行われている人にも効果があり処方されます。
不妊の原因が分からないときや自然周期でのタイミング法でも妊娠できないときに処方されることが多いです。
同じ効果を持つ薬としてセロフェン、フェミロン、スパクロミンがあります。
■クロミッドのメリット
・排卵数が2~4個に増える
・卵子の質の改善が期待できる
・黄体機能の改善
・無排卵や生理不順の改善
■クロミッドのデメリット
・頭痛やイライラ、倦怠感
・子宮頸管粘液が減少する
・子宮内膜が薄くなる
・卵巣過刺激症候群になることがある
・基礎体温の上昇
このようなメリットとデメリットがあります。
特に子宮頸管粘液の減少や子宮内膜が薄くなるなど、妊娠へ直接影響があることがあります。
クロミッドなど排卵誘発剤を使う場合には、事前に産婦人科医から説明を受けるようにしましょう。
タイミング法は費用も安く手軽に始めやすいのが特徴ですが、自己流では中々妊娠できないこともあります。
3~5周期ぐらい試して妊娠できないなら、産婦人科で指導してもらうことも選択肢の一つです。
この他、タイミング法を成功させるコツはタイミング法を成功させるには?で、タイミング法と妊娠の関係についてはタイミング法と妊娠で詳しくまとめています。読んでみてください。
不妊治療の種類については不妊治療の種類で紹介しました。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。