不妊治療の流れ
不妊治療の大まかな流れを知っておくことで、今後の治療に役立てることができます。ここでは、不妊治療の大まかな流れを紹介しています。
必ずしも、この通りに進むとは限りませんが、一般的に行われている治療の流れです。
セントマザー産婦人科の不妊治療の流れを紹介します。
参考:不妊治療データブック / 不妊治療の流れ – セントマザー産婦人科医院
大まかな治療の流れ
不妊治療の流れは、次のようになります。
・産婦人科を受診して検査。
・異常があれば治療を行う。
・治療後に不妊治療を開始。
・タイミング法から始める。
・妊娠できなければ人工授精。
・人工授精でもできなければ体外受精や顕微授精。
・妊娠!
このような流れで治療されることが多いようです。
この次は、なぜタイミング法から?を詳しく紹介します。まだまだ続きます。
なぜタイミング法から?
不妊治療の最初の選択肢としてタイミング法が選択されることが多いです。
理由としては、
・いきなり人工授精や体外受精を行うには抵抗がある。
・できるだけ自然に近い形で妊娠したい。
このような理由でタイミング法が選択されます。
セントマザー産婦人科では、以下のような人がタイミング法に適用になります。
・夫の精子が正常である
・妻の卵管が両方とも通っている
・年齢が若い
・結婚してそれほど年数がたっていない
・できるだけ自然に妊娠したい
タイミング法とは、妊娠しやすいと言われる排卵日付近で仲良しをして妊娠を目指す方法です。
不妊治療を受ける人の中には、すでに自己流でタイミング法を試した人もいます。このような方には、排卵誘発剤である飲み薬のクロミッドやセキソビットを用いてタイミング法が指導されます。
超音波検査をして、正確な排卵日が予測できますので、自己流よりも高い妊娠率になることが期待されています。
■排卵があるのに排卵誘発剤を使うのはなぜ?
排卵誘発剤は、通常無排卵や生理不順の人に使用されますが、不妊治療の場合は、正常に排卵があるでも使用されます。
これは、排卵誘発剤を使用することで、卵胞の成熟度をサポートすることができるからです。卵子の質が高くなると、妊娠できる確率も高くなります。
飲み薬では、排卵誘発剤の副作用も注射薬ほど高くはありません。ですが、頭痛や目かチカチカする、多胎妊娠の確率が高くなるなどの副作用があります。
飲み薬でのタイミング法でも妊娠しない場合には、注射によるタイミング法も検討されます。
タイミング法で妊娠しないときは、人工授精や体外受精、顕微授精へとステップアップします。ここからは不妊治療の費用も高くなり時間も掛かるようになるので、産婦人科の医師と十分に相談するようにしましょう。
この他、一般的な不妊治療については一般不妊治療とは?で、不妊治療については不妊治療の種類でまとめています。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。