中間出血と排卵
中間出血であれば、排卵があると考えられます。しかし、自分で中間出血かどうか調べることはできません。
基本的に生理以外で出血があるのは、すべて不正出血となります。問題がない出血のこともありますが、子宮がんや子宮頸管ポリープ、子宮筋腫など女性特有の婦人科疾患で出血を起こしている可能性もあります。
本当に中間出血?
中間出血(排卵出血)は、生理と生理の間に起こる出血なので中間出血と呼ばれます。ちょうど生理開始から約2週間後ぐらいの期間に出血があるのなら可能性はありますが、それ以外にも出血する原因があります。
中間出血意外に出血を起こす原因の一つとして頻発月経があります。
頻発月経とは?
頻発月経とは、24日以内に次の生理が来てしまう症状のことで、急に生理周期がおかしくなってしまうことが多い疾患です。
原因としてはストレスがあります。ホルモンの分泌はストレスの影響を受けやすいことが知られています。
もう一つの原因として考えられるのが卵巣の機能低下や黄体機能不全です。卵巣の機能が弱くなったり黄体ホルモンが不足すると不妊になったり流産しやすくなります。
上記のような病気の場合もあるので、出血が起こったら早めに産婦人科を受診して診察を受けるようにしましょう。

妊娠前から初期にかけて葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
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葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この次は、排卵と妊娠について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
排卵と妊娠
排卵と妊娠には大きな関係があります。排卵された卵子と精子が受精して受精卵となり、子宮内膜に着床、胎嚢、胎芽、心拍が確認されて初めて正常な妊娠が確認されることになります。
排卵が正常であっても、卵管や子宮内に問題があると妊娠しにくい状態となります。妊娠を希望して中々妊娠できないときは、どこかに妊娠できない不妊の原因があるかもしれません。
通常は2年間通常の夫婦生活を行って、妊娠できないときは不妊症と診断されますが、晩婚化の影響により1年以内に妊娠しなければ不妊症として治療を開始する産婦人科やクリニックも増えてきています。
妊娠できない期間が長かったり、年齢が35歳を過ぎている人は早めに不妊外来を受診するようにしたほうが妊娠できる確率も上がってきます。
排卵のここに注意!
毎月決まった時期に、生理のような出血があるので排卵があるというわけではありません。生理のような出血があっても、実際には排卵が起こっていない無排卵の状態かもしれません。
また、2.3ヶ月に1回など生理の間隔が長いときも注意が必要です。あまりに生理の間隔が長いと排卵が起こっていない無排卵の状態になっている可能性もあります。
無排卵の状態になると、治療に時間が掛かる場合もあるので、早めに治療を開始することが大切です。
中間出血と排卵には密接な関係があり、妊娠にも深く関わっています。ですが、その出血が中間出血かどうかは自分では判断できません。出血が起こったら早めに産婦人科を受診して原因を調べるようにしましょう。
この他、中間出血全般については中間出血って何?で、生理周期全般の話題は生理周期で詳しく解説しました。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。