つわりの症状で腹痛
つわりの時期に腹痛が起こるとすると、つわりの症状で腹痛というよりも妊娠初期症状に起こる腹痛と考えたほうがいいかもしれません。
妊娠初期に起こる腹痛は、生理的なものからお腹の赤ちゃんに関わる重大なものまであります。
腹痛が続いたり不安がある場合には、間違いでもいいので産婦人科に連絡して指示を仰ぐようにしましょう。
妊娠初期の腹痛の原因は?
つわりの時期である妊娠初期に腹痛が起こる原因として
・子宮の成長に関するもの
・靱帯の引きつりやけいれん
・便秘
・切迫流産、流産
・膀胱炎や尿管結石
このような原因が考えられます。
●子宮の成長に関するもの
お腹の赤ちゃんの成長に伴って子宮も大きくなってきます。子宮が大きくなるスピードが速いので組織を引っ張ったり圧迫することで痛みが発生します。
●靱帯の引きつりやけいれん
子宮は骨盤内に靱帯によって支えられていますが、靱帯の引きつりやけいれんが原因で腹痛を起こすことがあります。
●便秘
妊娠初期は、女性ホルモンの影響で便秘になりやすくなっています。子宮を成長させるために、柔らかくする作用がありますが、これが腸にまで作用して腸の動きを悪くすることがあります。
2.3日出ていないなら、便秘からの腹痛も考えられます。
●切迫流産、流産
腹痛が起こって一番気になるのが切迫流産、流産だと思います。特に妊娠初期には流産する確率が約15%とリスクが高くなる妊娠最大の合併症だと言われています。
切迫流産や流産の兆候として、強い腹痛、出血があります。断続的に痛みがくる場合や強い痛みがある腹痛があるときは、産婦人科へ連絡してどうしたらよいか指示を仰ぐようにしてください。
●膀胱炎や尿管結石
膀胱炎や尿管結石でも、腹痛を感じることがあります。妊娠するとおしっこが近くなったりするので我慢する機会も多くなってきます。あまり我慢しすぎると膀胱炎になります。
妊娠初期の腹痛は、問題ないこともありますが切迫流産や流産など、お腹の赤ちゃんの将来に重大な影響を及ぼすことがあります。
たとえ間違いでもいいので、産婦人科へ連絡して指示を仰ぐようにしましょう。

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この次は、この他のつわりの症状について、詳しく紹介します。まだまだ続きます。
この他のつわりの症状
つわりは、様々な症状が出ることが知られています。この中でいくつか紹介したいと思います。
つわりの症状は
・吐きつわり
・食べつわり
・眠りつわり
・ヨダレつわり
主にこのような症状が出てきます。
吐きつわりや食べつわりは、周りにも経験している人が多いので知っている人も多いと思いますが、眠りつわりやヨダレつわりなどは、つわりの症状としてあるのは知っている人は少ないと思います。
つわりはお腹の目立たない妊娠初期から現れることが多いです。特に眠りつわりになると、非常に強い眠気があるのが辛いです。
仕事をしている人は、サボっていると思われることもあります。でも、自分でもどうしようもないので、周りの人に妊娠を報告して理解を得るようにするといいでしょう。
つわりは、妊娠16週ごろには治まってくる人が多いです。つわりを治す薬はないので頑張って乗り越えるように、しっかりと対策を立てるようにしましょう。
この他、つわり全般の話題はつわり・悪阻のまとめで詳しくまとめています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。