妊娠症状で出血
妊娠の初期症状で出血を起こすことがあります。妊娠の初期に出血があるのは異常がないこともありますが、流産の兆候の可能性もあります。
特に、出血量が多い場合や腹痛を伴っている場合は注意が必要です。
出血の量や色などでは疾患は分かりません。出血を確認したら、まずは産婦人科に連絡して、これからどうしたらよいか指示を仰ぐようにしてください。
そのときは、
・いつ頃から出血しているか?
・どのぐらいの量が出ているか?
・痛みがあるのか?
・継続的に痛むのか?断続的に痛むのか?
このようなことを伝えるようにしましょう。
直接産婦人科を受診しても、予約で診察まで時間が掛かることがあるので、必ず前もって連絡するようにしてください。
妊娠の症状で出血する原因
妊娠初期に出血する原因として
・着床時の出血
・膣部びらん
・子宮頸管ポリープ
・切迫流産、流産
・痔
このようなことで出血を起こすことがあります。
●着床時の出血
受精卵が子宮内膜に着床するときに、内膜を侵食しながらくっつきます。このときに、出血を起こして子宮内部から伝って出血があることがあります。
このときは、出血の量のも少量で鮮血やピンク色のおりものとして確認されます。
このような出血が絨毛膜の外側に貯まっていくと絨毛膜血腫になります。
●膣部びらん
膣内が内診などによって傷ついて出血を起こすことがあります。
●子宮頸管ポリープ
子宮頸管ポリープとは、子宮頸管部に良性の腫瘍(ポリープ)ができるものです。ポリープからは刺激によって出血することがあります。
●切迫流産、流産
出血は切迫流産、流産の兆候でもあります。下腹部に強い痛みがある、断続的に腹痛がある、出血する量が多いなどの症状があるときは流産が進行している可能性があります。
●痔からの出血
妊娠初期から痔になる人は、意外と多くいます。妊娠によるホルモンバランスの変化で便秘になりやすい状態になります。出血を確認しても、その出血が痔からの出血の可能性があります。
このように、妊娠の症状として出血があります。出血の中には、流産など可能性もあるので、確認したらすぐに産婦人科に連絡して指示を仰ぐようにしてください。
この次は、妊娠の症状と排卵出血について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
妊娠の症状と排卵出血
妊娠の症状以外の出血として排卵出血があります。
排卵出血とは、文字通り排卵が起こる際に出血するもので、排卵時出血とも呼ばれるものです。生理開始から2週間前後で出血するので、中間出血と呼ばれることもあります。
排卵があるということは、妊娠できる可能性があるということです。
でも、生理以外に出血することは不正出血となります。自分で排卵出血と判断するのは危険です。子宮がんなど重大な病気が隠れているかもしれません。
どんな出血でも、念のために産婦人科を受診して原因を調べるようにしてください。
妊娠の症状は、出血以外にも頭痛やのどの痛みなど風邪のような症状を伴う場合もあります。生理が遅れているときには妊娠している可能性もあります。
妊娠検査薬で検査して陽性なら、ほぼ100%妊娠しています。早めに産婦人科を受診して正常な妊娠かどうか確認するようにしましょう。
妊娠が分かっても、その妊娠が正常な妊娠かどうかは検査薬では分かりません。子宮外妊娠や胞状奇胎など異常妊娠の可能性のあるので、産婦人科医の診察を受けるkとが大切です。
この他、妊娠したときの症状は妊娠の症状で、妊娠とも関連が深い生理周期については生理周期で詳しく解説しました。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。