無排卵月経の症状
無排卵月経の症状は、ダラダラ出血が続く、生理痛が軽い、月2回など頻繁に生理が来るなどの症状があります。
毎月生理のような出血があるので、自分では気が付かないこともあるようです。
無排卵月経は、排卵が起こっていない状態なので妊娠しにくい不妊の原因にもなります。早めに産婦人科を受診して治療しないと将来の妊娠に不安を残すことになります。
早めに治療して妊娠しやすい体作りを目指しましょう。
最近増えている無排卵月経の症状
最近増えてきているのが、PCOまたはPOCS(多嚢胞性卵巣症候群)です。卵巣の中に卵胞がいくつもあってぶどうのような形を形成するのが特徴です。
POCSは、育ってきた卵胞が排卵できずに卵巣内に残ってしまうもので、排卵障害の一つの原因になっています。排卵できないので、無排卵月経の症状ともいえます。
基礎体温を測りましょう。
排卵しているかどうかを確認するには、基礎体温を測ることで分かるようになります。
基礎体温は、健常な人はきれいな2相に分かれているのですが、排卵していない、または排卵に時間が掛かっている場合は低温期のままかジグザグ、ガタガタしたグラフになります。
基礎体温を表にすることで、排卵以外にも様々なことが分かるようになります。また、自分の生理周期を知ることができるので旅行やレジャーの予定が立てやすくなるメリットもあります。
最近では、スマホのアプリ、ラルーンやルナルナで簡単に付けることでできるので、まだ基礎体温を測っていない人は計測することをおすすめします。
この次は、排卵障害について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
排卵障害って何?
排卵障害とは、何らの原因で排卵できない状態となって不妊になることです。上記で紹介したPOCSも排卵障害の一つです。
排卵障害と言っても、原因は様々です。ここでは、いくつかの原因を紹介します。
■排卵障害の主な原因
・視床下部性のホルモン異常
・下垂体性のホルモン異常
・卵巣性ののホルモン異常
・高プロラクチン血症
・多のう胞性卵巣症候群
・甲状腺のホルモン異常
主にホルモンの異常によって排卵障害が引き起こされると考えられています。
排卵障害の原因は不明
排卵障害は、ホルモンの異常によって引き起こされることが多いのですが、なぜホルモンが異常に分泌されるのが分かってない原因不明が多いようです。
排卵障害の治療
主に排卵を促す治療が行われます。クロミフェン製剤(クロミッド)、リコンビナントFSH製剤、hMG製剤などで排卵が起こるように促します。
POCSと診断された人は、卵巣が過剰に反応するOHSS(卵巣過剰刺激症候群)になるリスクが高くなるので注意が必要です。
この他、無排卵月経については無排卵月経で、生理周期全般については生理周期で詳しくまとめました。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。