妊娠9ヶ月
妊娠9ヶ月になると、お腹の赤ちゃんに皮下脂肪がついてきてふっくらと丸みを帯びてきます。
赤ちゃんの成長とともに、子宮も大きくなり子宮底(子宮の上側)がみぞおちのあたりまで上がってきます。子宮がみぞおちのあたりまで上がってくるため、胃を圧迫してつわりのような症状が出ることもあります。
赤ちゃんが大きくなると、ママの身体の負担が大きくなってきます。
妊娠9ヶ月の症状
胃が物理的に圧迫されることによる胃痛や胸焼け、ムカムカが出てきます。
赤ちゃんが大きくなって心臓や肺に負担が掛かって動悸や息切れを起こすこともあります。子宮の下側が膀胱を圧迫することで、頻尿や尿漏れの症状が出ることもあります。
腰や背中の負担が大きくなって腰痛や足の付け根、股関節が痛くなったりむくみを感じるママもいます。
体の負担が大きくなるので疲れやすくなります。
妊娠9ヶ月の赤ちゃんの様子
皮下脂肪が付いてきて、ふっくらとした体つきになります。赤ちゃんの姿はほぼ新生児と変わらないような髪の毛や爪が伸びていることが多いです。
妊娠3週目の赤ちゃんの大きさ
この時期の赤ちゃんは、エコー(超音波検査)で診ると
大きさは約45cm、体重は、2500gぐらいです。
妊娠9ヶ月の注意点
妊娠も9ヶ月に入ると、お腹の赤ちゃんが大きくなって、胃や腸を物理的に圧迫するようになります。
胃が子宮に圧迫されることによる胃痛やムカムカ、腸が圧迫されると便秘になりやすくなります。ちょうど、妊娠初期のつわりがぶり返してくるような感じになることもあります。
また、膀胱も圧迫されるので頻尿や尿漏れなどおしもの悩みでいるママも多くいます。
赤ちゃんが成長して、お腹が大きくなることで胃腸などと同様に肺や心臓、腰や背中、足にも負担が掛かることになります。
これまでより大きな負担となるので、腰痛や足の付け根が痛む、背中が張っているなどの症状が出やすくなります。また、むくみがひどくなることもあります。
妊娠9ヶ月は、出産準備の週
妊娠9ヶ月は、お産に向けて準備を開始する週です。
出産はとても体力が必要になるので、今のうちから体力を付けておくことが大切です。
この時期に体を動かさないと、体重が増えすぎて産道に脂肪が付きやすくなります。産道に脂肪が付くと難産になりやすいため、余計な体重増加がないように適度な運動を行うことが大切です。
また、お産に向けて体の力を抜く方法を練習しておきましょう。股関節や骨盤の筋肉を動かして柔軟にしておくことが大切です。あぐらや床の拭き掃除などできるところから始めてみてください。
【妊娠週別まとめ】
妊娠9ヶ月のママの症状や赤ちゃんの様子はこちらから。
この前は、妊娠8ヶ月です。
この次は、妊娠10ヶ月です。
妊娠週のまとめはこちら→ 妊娠周期別まとめ