妊娠37週目(37w)の症状や注意点、赤ちゃんの様子
妊娠37週目となれば、あとはお産を待つことになりますが、予定日を過ぎてもお産が始まらないことがあります。
このような状態を過期妊娠といいます。今回は過期妊娠について詳しく紹介します。
過期妊娠とは?
過期妊娠とは、出産予定日である妊娠40週0日を2週間過ぎてもお産が来なくて妊娠が継続している状態です。
■過期妊娠のリスク
過期妊娠のリスクとして
・胎盤機能低下
・羊水減少
・心拍の異常
・赤ちゃんが巨大児
などがあります。
●胎盤機能低下
妊娠40週を2週超えることで、胎盤の機能が低下して赤ちゃんに十分な酸素や栄養が送ることができなくなります。
●羊水減少
羊水が減少することでへその緒が圧迫されて赤ちゃんが苦しい状態になります。
●心拍の異常
胎盤の機能低下で赤ちゃんに送られる酸素や血液量が減少するために心拍にも異常が出ることがあります。
●赤ちゃんが巨大児
過期妊娠となることで、赤ちゃんが巨大児になるリスクが増えます。
この他にも、羊水混濁や巨大児による難産などのリスクが高まります。
出産予定日を過ぎると?
出産予定日を過ぎると、妊婦健診の回数が増えて胎盤の機能や赤ちゃんの状態がチェックされます。
妊娠41週に入るとお産になる。
妊娠41週になっても、お産の兆候が見られない場合には、陣痛誘発、子宮口を開いてお産になることが多いです。
■お産のときのトラブル
過期妊娠でのお産のときのトラブルは、分娩誘発での反応が弱い場合や陣痛誘発でも陣痛が起きにくいトラブルがあります。
そのままだと、赤ちゃんの心拍に影響が出るリスクがあるので、帝王切開に切り替わるケースもあります。
過期妊娠で気を付けること
予定日を過ぎた過期妊娠では、気を付けて行動することで自然なお産を目指すようにします。
■予定日過ぎたら気を付けること
・健診を毎回きちんと受診する。
・体を意識的に動かす。
・焦らない、考え込まない。
●健診を毎回きちんと受診する。
妊娠40週を過ぎると、妊婦健診の回数が増えて、より詳細に赤ちゃんの様子を観察するようになります。40週を過ぎると、赤ちゃんのリスクが増えるので、すぐにお産できるようにします。
●体を意識的に動かす。
妊娠後期になると、お腹が大きくて動くのが大変なので、つい運動不足になりがちです。日常生活の動作でもきびきび動くことで違ってきます。
意識的に運動するようにしましょう。
●焦らない、考え込まない。
予定日を過ぎたからといって、焦ったり考え込んでしまうとお産によくありません。健診で異常がなければリラックスしてお産を待つようにしましょう。
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妊娠10ヶ月の様子はこちら→ 妊娠10ヶ月