妊娠初期のアルコールや飲酒、タバコや喫煙が赤ちゃんに与える影響。
妊娠初期にアルコールを飲んだりタバコを吸っていると、お腹の赤ちゃんに影響することが分かっています。
もし、飲酒やタバコを吸っているなら、今すぐ止めるようにしましょう。友達が飲んでいるから、吸っているから大丈夫ではありません。
お腹の赤ちゃんの将来のことを考えるなら、すぐに止めるべきです。
妊娠初期のアルコールや飲酒の影響
妊娠の初期に大量のアルコールを飲酒すると「胎児性アルコール症候群」と呼ばれるリスクが高くなることが分かっています。
■胎児性アルコール症候群のリスク
・特異的な顔貌
・発達の遅延
・中枢神経への影響
妊娠中に大量に飲酒することで、上記のリスクが増えます。
お腹の赤ちゃんにアルコールが!
ママが飲んだアルコールは、へその緒や胎盤を通してお腹の赤ちゃんへと運ばれます。
妊娠が判明したあとは、お酒を飲むのを止めるようにしましょう。
気が付かずにアルコールを飲んだときは?
特に妊娠初期には、妊娠していることに気が付かずに飲酒してしまうことがあります。
個人差があるものの、体内に入ったアルコールは約1日で代謝されて尿へと排出されるため、あまり心配することはないでしょう。
しかし、毎晩飲酒を続けると、胎盤を通してお腹の赤ちゃんにアルコールが送られて、赤ちゃんの脳や神経の発達に影響を及ぼすことがあります。
妊娠が分かったら、すぐにお酒を飲むのを止めようにしましょう。
妊娠初期のタバコの影響は?
妊娠中の喫煙は、胎児への影響・リスクが高くなります。
ママがタバコを吸うと、ニコチンの影響から血管が収縮して、お腹の赤ちゃんに十分な酸素が届かなくなります。
それに加えて、タバコの煙の成分である一酸化炭素が血中のヘモグロビンと結合して低酸素状態に陥ります。
■妊娠中の喫煙によるリスク
・胎盤機能の低下。
・流産、早産のリスク増加。
・早期破水。
・低出生体重児。
・常位胎盤早期剥離。
・退治機能不全。
このようなリスクが高まります。
産婦人科医の中には「1~2本なら」という医師もいますが、そういう気持ちは捨てて妊娠中は禁煙することを目標としましょう。
ニコチンの血中濃度は、数十分~2.5時間ほどで半分になるので、妊娠が判明した地点で禁煙すれば体内にニコチンが蓄積されることもありません。
タバコは200以上の有害物質が含まれており、赤ちゃんの発育や発達に影響を及ぼすものです。タバコは絶対に止めるようにします。
パパや家族が吸っても同じ状態に
パパや家族がタバコを吸っても、お腹の赤ちゃんへの影響があります。妊娠を機に禁煙できないか話し合ってみましょう。
換気扇の下で吸う、ベランダで吸うなど空間を別にしても同じぐらいの影響があることが分かっています。
頑張って禁煙してみましょう。