妊娠初期の胃痛はいつから始まる?原因と対策まとめ。
妊娠の初期症状として、胃痛があります。
胃痛の症状は様々でチクチク、キリキリ痛むものから、みぞおちあたりが痛むもの、吐血など症状が重いものなどがあります。
また胃もたれで気持ちが悪い、ゲップやムカムカ、吐き気や胸焼けを伴うこともあります。
背中の痛みや背部痛、微熱があるなど、様々な症状が一緒に出ることもよくあります。
胃痛はつわり症状の一つ
妊娠初期に起こる胃痛は、つわりの症状の一つと考えられます。
胃痛はいつごろから?
つわりの症状と考えられる胃痛は、早い人では妊娠4週後半から出てくることがあります。
一般的につわりが始まるのは妊娠5週ごろからが多いため、妊娠4週~5週ぐらいに始まる妊婦さんが多いようです。
胃痛の原因は?
胃痛の原因は様々ですが、大きな原因として妊娠によるホルモンバランスの急激な変化があります。
妊娠によって黄体ホルモンが増加して出産の準備として子宮を柔らかくしていきます。この作用が胃腸に作用して胃痛や吐き気、胸焼けなどの原因になるとされています。
つわりの症状が原因になることも。
一般的につわりの症状として食べつわりと吐きつわりがあります。
食べつわりは、いつも何か食べていないと気持ちが悪くなるので、つい食べ過ぎになることが多いです。食べ過ぎて胃痛になることもあります。
これとは逆に吐きつわりでは、何も食べられないことが多く、胃の中が空っぽになって胃酸が出過ぎて胃痛を引き起こすこともあります。
ストレスも原因に。
妊娠すると、急に体調が悪くなったり、気分がイライラ、モヤモヤすることもあります。
このことが原因になって、身体にストレスが掛かって胃痛になることもあります。
妊娠初期の胃痛対策
妊娠初期の胃痛対策として
・一度にたくさん食べない。
・よく噛んで食べる。
・食事を小分けにして食べる。
このような胃痛対策があります。
●一度にたくさん食べない。
一度にたくさん食べると、胃酸が多く出ることになり胃に影響が出ます。
焦らずゆっくり食べるようにしましょう。
●よく噛んで食べる。
よく噛んで食べることによって、消化しやすくなります。満腹感も得られるので、食べ過ぎに効きます。
●食事を小分けにして食べる。
どうしても食べ過ぎてしまうときは、食事の回数を増やして少しずつ食べるようにしましょう。
胃痛で食べられないときは?
吐きつわりなどで、胃痛があって食べられないときがあります。そんなときは、寝起きに少し食べてから行動すると胃痛やむかつきを抑えることができます。
胃痛が治まらないときは病院へ。
胃痛が治まらないときは、無理をせずに病院に行って薬を処方してもらってください。
牛乳が良い、キャベツを食べると良いなど民間療法的なものがありますが、病院で処方してもらう薬のほうが良く効きます。
受診するのは内科ではなく、産婦人科で処方してもらったほうが安心です。妊婦さんのことを考えた胃薬が処方してもらえますので産婦人科を受診してください。
市販薬の胃薬は、問題はないとされていますが、飲む前に必ず産婦人科医に確認してから飲むようにしてください。
お腹の張りや下腹部痛、便秘、下痢があることも。
胃痛と一緒にお腹の張りや下腹部痛、便秘、下痢などの症状が出ることもあります。
このような症状は、妊娠初期症状ですが、症状が続く場合は産婦人科を受診して診察を受けるようにしましょう。
妊娠初期の胃痛は切迫流産、流産の兆候?
妊娠初期に胃痛があっても、それだけで切迫流産や流産の兆候とはなりません。
切迫流産や流産は、強い腹痛と出血を伴うことが多いものです。(繋留流産のように症状なしのこともある。)
胃痛の他に断続的に腹痛が来たり出血があるときは、産婦人科へ連絡して指示を受けるようにしてください。
妊娠初期の胃痛は、つわりの症状であることが多いのですが、痛みが続く場合は産婦人科を受診して診察を受けるようにしましょう。