妊娠初期の出血はいつから?
妊娠初期の出血は、いつごろから始まるのでしょうか?
妊活中のママや妊娠希望のママだったら、生理以外の出血で「もしかして妊娠?」と思うかもしれません。
そこで、妊娠初期の症状である出血がいつごろから起こるのか調べてみました。
出血はいつごろから始まる?
妊娠初期で出血する症状の代表的なものとして着床出血(月経様出血)、膣びらん、絨毛膜下血腫、子宮頚管ポリープなどがあります。
■着床出血(月経様出血)
着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床するときに、ごく少量の出血を起こすもので、2.3日続いたあとに治まるのが一般的な症状です。
着床出血が起こる時期は、生理予定日数日前から当日ぐらいの期間で出血があります。出血量は少ないのが多いようですが、中には生理ぐらいの量の出血があったという体験談もあります。
着床出血は妊娠の初期症状の一つですが、そのときに気が付かない妊婦さんも多くいて、妊娠検査薬が陽性になって産婦人科を受診して初めて妊娠に気が付いたというママも多いです。
■膣びらん
子宮の入口である膣がだたれて炎症を起こして出血する症状です。妊娠特有の症状ではなく、若い女性の不正出血の原因になっています。
妊婦健診や仲良しの刺激で出血することもあります。
腹痛やお腹の張りといった症状はなく、出血もごく少量であったりおりものに血が混じるぐらいであれば生理的なものなので心配ないと考えますが、自己判断は大変危険なので、必ず産婦人科に連絡して指示を仰ぐようにしてください。
■絨毛膜下血腫
切迫流産の症状で、絨毛膜の外側に血が溜まった状態になる症状です。出血と腹痛や痛みがある場合には、すぐに産婦人科に連絡して指示を受けてください。
出血が多い場合には、安静を指示されることもあります。
切迫流産と診断されても、経過が順調なら治療は行われません。
■子宮頚管ポリープ
子宮頚管に良性のポリープができて、そこから出血することもあります。
ポリープができる原因は、粘膜細胞が刺激によって増殖することでポリープになります。ポリープが炎症を起こして出血することがありますが、自覚症状がないことが多いです。
ポリープが炎症を起こすと、絨毛膜羊膜炎を引き起こす原因になることがあり、妊娠中でもポリープ切除の手術を行うことがあります。
また、ポリープが原因で感染症となり早産を引き起こすこともあります。
対処法として、ポリープを切除すればほぼ問題はないとされます。
この他にも、トラブルが原因で出血することがあります。
トラブルによる出血
妊娠初期のトラブルで出血する原因として
・胞状奇胎
・異所性妊娠(子宮外妊娠)
・子宮頸がん
・早期流産
・切迫早期流産
このようなことが原因で出血することがあります。
妊娠初期の出血は、出血量や色、鮮血やピンク色のおりものなどで判断はできません。ごく少量の出血なら大丈夫というわけではないので自己判断は危険です。
どんな出血でも、必ず産婦人科に連絡して指示を受けるようにしましょう。
妊娠初期の出血については妊娠初期の出血?鮮血やピンク色のおりもの、生理みたいな量が出る?で詳しく紹介しています。
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