妊娠検査薬フライングで陰性、その後陽性?
妊娠検査薬をフライング使用して、陰性の結果がその後陽性に変わることがあります。
この場合、妊娠していることはあるのでしょうか?
フライングしたママの体験談では、吐き気などつわりの症状があるママもいます。
検査薬のフライングは、がっかりすることが多いのでおすすめできませんが、あまりにも検索している方が多いので妊娠の可能性があるのか調べてみました。
その後陽性で妊娠の可能性はある?
陰性の後、陽性に変わることで妊娠している可能性はあるのでしょうか?
検査当日の10分以上時間放置での陽性は蒸発線の可能性が高いです。当日なら、蒸発線の可能性があるため、妊娠している可能性は低くなります。
数日後の検査時間内の検査で陽性なら、妊娠している可能性があります。
妊娠検査薬の精度は、ほぼ100%なので、数日後の再検査で陽性なら妊娠している可能性があります。
蒸発線か陽性か判断できないときは、数日後に再検査することをおすすめします。
■検査薬の精度が高い理由
妊娠検査薬は、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンを検出する試験薬です。
hCGは、妊娠して胎盤でになる絨毛組織から分泌される糖タンパク質で、妊娠すると尿中や血中に現れるホルモンです。
hCGは、妊娠して初めて分泌されるホルモンなので、陽性になれば妊娠している確率が非常に高くなります。
関連記事:妊娠検査薬の精度は高い!陽性なら、ほぼ100%でもフライングはダメ!
【関連記事】
・妊娠検査薬が陽性で間違い?検査薬の精度は100%?蛋白尿は検出できない。
では、なぜ最初に陰性、その後陽性になるのでしょうか?
陰性の後に陽性になる原因
妊娠していると仮定してお話します。
検査薬が陰性後に陽性に変わる原因として
・検査する時期が早すぎた。
・尿が薄かった。
・そもそも生理予定日が間違ってた。
・ストレスなどで排卵が遅れた。
このような原因があります。
検査する時期が早すぎた。
検査薬を使う時期が早すぎて、hCGの濃度が低いときに検査した場合です。尿中のhCGが十分な濃度でないために陰性になります。
この場合は、後日の検査で陽性になります。
妊娠検査薬の特徴として、妊娠反応は妊娠3~4週(つまり生理予定日ごろ)から出るようになります。
これより早い時期に使用すると、陰性になることがあります。妊娠4週を過ぎるとクッキリとした陽性反応が出ます。
尿が薄かった。
検査するときに、尿の濃度が薄かったことが考えられます。
尿は、朝一番のおしっこが最も濃く、食事や水分を補給することで段々薄くなってきます。
もし、検査薬を試したのが遅かったら尿が薄くて陰性になったと考えられます。
検査をする時間帯も考えるようにしましょう。
そもそも生理予定日が間違ってた。
健康な人でも、生理が2.3日遅れることがあります。
自分が生理予定日と思った日が、本当の予定日より早い場合は陰性の結果になります。
特に生理不順がある人や生理の間隔が短い頻発月経、長い過長月経の人は、予定日がズレることがあるので注意が必要です。
ストレスなどで排卵が遅れた。
転職や引越など、周りの環境が大きく変化すると、知らず知らずのうちにストレスを感じるようになります。
生理は、精神的な影響を受けやすく、生理が乱れる原因になります。
ストレスを感じたら、うまく解消するように心がけましょう。
妊娠したいなら、先天性異常のリスクに注意!
妊活中のママに知ってほしいことがあります。
妊娠したいなら、お腹の赤ちゃんの先天性異常のリスクに注意を払うようにしましょう。
妊娠前から妊娠初期の時期に、重要な栄養素である葉酸が不足してしまうと、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなることが分かっています。
これは、世界的な疫学的調査で判明していることで、日本でも2002年より厚生労働省が妊活中や妊娠初期の妊婦さんに積極的に葉酸を摂取するように通知を出しています。
葉酸は日頃の食事でも摂取できますが・・・
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように十分に注意してください。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
検査薬のフライングはいつから?
妊娠検査薬をフライングして妊娠できたママの体験談をまとめてみると
・予定日3日前
・予定日4日前
・予定日当日
だいたい、生理予定日の3日前か4日前に使用しているママが多い印象です。高温期で言うと10日目か11日目ぐらいです。
しかし、3.4日前にフライングすると、くっきり陽性の線が出ることはなく、うっすらと薄い線が出ることが多いです。中には、蒸発線と見分けがつかないこともあります。
不妊治療中でhCG注射したときは、陽性になることも。
不妊治療中に、タイミング法や人工授精(AIH)、体外受精(IVF)を施行するときに、黄体ホルモンのサポートや排卵を促進させるために、hCG注射をすることがあります。
このときは、妊娠前でもhCG濃度が上がるため、陽性反応が出ることがあります。
フライングしなくても検査できるクリアブルーデジタル
妊娠検査薬のクリアブルーデジタルは、米国やヨーロッパのみ販売されている検査薬です。
この検査薬は、判定日が生理予定日から4日前から使用できるとされています。
みんながフライングしているのが予定日3.4日前が多いので、フライングしなくても妊娠判定できると書いてあります。
でも、日本で正式に販売されている商品ではないんですよね。。。
通販で購入できるみたいですが、なんとも言えないところです。
「クリアブルーデジタル」と検索すれば、たくさん通販サイトが出てくるので興味がある人は見てみてください。
私は信頼性が不安なので使わないかなぁ。
妊娠検査薬のhCG基準値、数値
日本で販売されている代表的な妊娠検査薬のhCG基準値を紹介します。
■チェックワンファスト:25IU/L
アクラスのチェックワンファストのhCG基準値は、25IU/Lです。
この数値が少ないほど高感度になって早く検出できることを示しています。
この検査薬は、生理予定日当日より使用できます。
●妊娠判定の仕方
■クリアブルー:50IU/L
オムロンヘルスケアのクリアブルーのhCG基準値は50IU/Lです。
チェックワンファストより感度が低くなります。
この検査薬は、生理予定日から約1週間後ぐらいから使用できます。
●妊娠判定の仕方
■Pチェック:50IU/L
ミズホメディーのPチェックのhCG基準値は50IU/Lです。
こちらもチェックワンファストより感度が低くなっています。
この検査薬は、生理予定日から約1週間後ぐらいから使用できます。
●妊娠判定の仕方
このように、早く妊娠したか知りたい場合はチェックワンファストがおすすめです。
妊娠検査薬フライングはおすすめできない。
妊娠検査薬をフライングで使うことは、おすすめできません。
なぜなら、陰性だった場合、落ち込みが激しくなるからです。
検査薬のフライングを考えている方は、妊娠に対して非常に思い入れがある人だと思います。人工授精や体外受精など不妊治療を受けている人かもしれません。
妊娠に対する思いが強いので落胆してしまう度合いも大きくなります。
不妊治療を受けている方は、精神的、経済的に負担が大きく、期待が大きくなっています。
陰性から陽性に変わる場合でも、最初の陰性でがっくり落ち込む人も多いようです。デリケートな問題なので、他の人に相談できずに更に落ち込むことも。
検査薬は、早くても生理予定日当日まで待って、妊娠判定することをおすすめします。
この時期からつわりの吐き気が?
つわりは、早い人で妊娠4週後半ぐらいから始まります。
妊娠4週と言えば生理予定日ぐらいなので、この後から吐き気やムカムカなどのつわりの症状が出始めるママもいます。