妊娠したい!
妊娠したいと思ってもすぐに妊娠できるわけではありません。
結婚すれば赤ちゃんはできる、普通に生活すればできると思っても、中々赤ちゃんを授かることができないことがあります。
ここでは、妊娠したいのにできない原因を調べ、早く赤ちゃんを授かるにはどうしたらよいかを詳しく紹介します。
妊娠したいのにできない原因は?
妊娠したいのにできない原因は、女性・男性双方にあります。また、生活環境や食生活、不規則な生活などが影響していることもあります。
自分に当てはまるものはないか一緒にチェックしていきましょう。
■不規則な生活習慣に原因
何気なく行っている生活の中に妊娠できない理由があることもあります。妊娠したいと思ったら改善できるところから改善して妊娠を目指しましょう。
■女性・男性共に当てはまる原因
・不規則な生活を送っている。
・食事の時間が一定ではない。
・朝食は食べない。
・偏食をしている。
・たばこを吸う。
・アルコールをよく飲む。
・ストレスが多い。
不規則な生活の人は体調に影響します。妊娠したいなら、女性・男性共に健康な体作りを目指しましょう。
女性に不妊の原因
■女性に妊娠できない原因
・冷え症である。
・運動はあまりしない。
・生理不順・無月経がある。
・肥満と言われたことがある。
・卵子の老化が影響している。
冷え症は妊娠したい人にとってよくありません。低体温の人は特に気をつけましょう。下腹部を冷やさないように腹巻きを着るなど対策しましょう。
妊娠したい人は、冷え症対策は冬だけでではなく、夏でも冷え症対策してください。夏は冷房で体が冷えることが多いです。外の気温差も激しいので体調を崩さないよう気をつけましょう。
運動しないと代謝が落ちて、血流が悪くなります。運動と言っても、激しい運動でなくても大丈夫です。ヨガやストレッチ、ウォーキングなどで代謝を上げるようにしましょう。
生理不順や無月経の人は、排卵がうまくいっていない可能性があります。極端に短い月経や長い月経の人は婦人科に行ったほうがいいかもしれません。
無月経の人は排卵がないので妊娠できません。すぐに婦人科に行って治療を行ってください。
肥満と不妊には関連があると言われています。肥満の人は月経不順や無月経になりやすいとされています。また、糖尿病や高血圧など成人病になる確率も高いです。ゆっくりダイエットをして適正体重まで落とすことを心がけましょう。
卵子は、体と同じで年を取っていきます。33歳を過ぎた頃から質の低下が顕著になってきますので、妊娠したいなら早めに行動するようにしましょう。
卵子の老化については卵子の老化で詳しく解説しています。参考にしてください。
男性に不妊の原因
■男性に不妊の原因
・ブリーフを愛用している。
・食事に亜鉛が少ない。
妊娠したい人にとってブリーフは、体や精巣を締め付けるためよくないと言われています。ボクサーパンツも同様ですので、トランクスに替えることもいいでしょう。
食事に亜鉛が少ないと、精子の製造に影響があると言われます。亜鉛はサプリでも摂取できますので、一日の最大量を守って摂取しましょう。
妊娠したいなら、先天性異常のリスクに注意!
妊娠したいなら、先天性異常のリスクにも注意する必要があります。
妊娠前から初期にかけて、重要な栄養素である葉酸が不足してしまうと、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなることが分かっています。
これは、世界的な疫学的調査で判明しているもので、日本では2002年に厚生労働省が妊活中のママや妊婦さんに十分な量の葉酸を摂取するように通知しています。
葉酸は、日頃の食事でも摂取できますが・・・
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように十分に注意しましょう。
詳しくは、下記ページを読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
不妊の原因になる病気
妊娠に影響する病気もいくつかあります。妊娠したい女性・男性双方に影響があるのでチェックしてみてください。
■女性・男性双方に気をつける病気
・風疹
最近、大流行の兆しがあり、特に注意喚起されている病気が風疹です。予防接種を受けていない世代があるため、男女とも自分に風疹抗体があるかチェックすることをおすすめします。
妊娠初期の女性が風疹になると胎児が風疹ウイルスに感染して、難聴、心疾患、白内障、精神運動発達遅滞などを先天性風疹症候群になりやすいと言われます。
男性や家族に風疹抗体がないと、女性に感染してしまうので家族で風疹抗体があるか確認する必要があります。
風疹については、下記のHPに詳しく載っています。
参考:風疹Q&A(2012年改訂)
妊娠するための注意点
たばこは血流を悪くするので止めてください。控えるのではなく禁煙します。パパもたばこを吸う場合は副流煙を吸わないように協力してもらいましょう。
アルコールも適度ならよいかもしれませんが、過度な飲酒は避けたほうがいいでしょう。もちろん、妊娠が分かった時点で禁酒します。
ストレスも妊娠に影響します。男性側でも、ストレスで精子の数が少なくなるなど影響しますので、上手くストレスを発散するようにしましょう。
生理不順も妊娠出来ない原因になる。
生理不順や生理周期が短い、長い人は妊娠できないことがあります。
妊娠するためには、排卵日の3日前から集中的に仲良しすることが大切ですが、生理不順があると排卵する時期が不安定になって、精子とうまく受精できないことが多くなってきます。
妊娠したいと思ったら、まずは生理不順を治療してから妊活を行うようにしましょう。
この次は、妊娠力を上げるには?と妊娠したいならタイミング法について詳しく紹介します。
妊娠力を上げるには?
妊娠したいと思ったら、まずは妊娠力を高めるように食生活や生活習慣を改善します。妊活はママとパパが一緒になって行うことが大切です。
ママとパパ、どちらの妊娠力が欠けても妊娠することは難しいとされます。実は、不妊の原因は男女共にあって、同じぐらいの割合で原因があることが分かっています。
昔は、通常の夫婦生活を行って2年以内に妊娠できなければ不妊症と呼ばれていましたが、現在では、1年以内に妊娠できなければ不妊症として治療を開始するようになってきました。
日本人は、世界的に見て仲良しの回数が非常に少ないことが分かっています。これも妊娠できない原因の一つになっています。
妊娠したいと思っても、仲良しの回数が少なければ、それだけ妊娠できる機会を失っていることになります。仲良しの回数を増やすことも大切です。
妊娠したいならタイミング法
早く妊娠したいと思ったら、タイミング法を試してみるのもいいかもしれません。
タイミング法とは、排卵が起こる時期を予測して、その時期に集中的に仲良しすることで妊娠する確率を上げる方法です。
決して怪しいものではなく、不妊治療を行っているクリニックや産婦人科で実際に指導されている不妊治療法です。
タイミング法を試すには、5つの条件があります。
■タイミング法を試す5つの条件
・ママの年齢が33歳以下。
・ママに子宮や卵巣の病気がない。
・生理周期が正常。
・パパの精子に異常がない。
・体に大きなストレスがない。
この条件がクリアしているなら、今すぐタイミング法を試すことで妊娠する確率を上げることができます。
■タイミング法の手順
・自分の排卵日を調べる。
・予測した排卵日を中心に前3日後1日の期間に仲良し。
・早ければ、その周期に妊娠。
タイミング法は、このような手順で行います。条件が合えば早く妊娠することができます。
■タイミング法のポイント
タイミング法成功させるには、いくつかのポイントがあります。
・ママが33歳以下。
・生理周期が正常で排卵が確実に行われている。
・排卵予測が可能。
・パパに不妊の原因がない。
特に年齢と妊娠率が大きく関係しているので、33歳以下というのは重要な条件です。
●なぜ33歳以下なの?
35歳を過ぎると妊娠力が急激に低下することが分かっています。
33歳を過ぎると、卵子の老化が進行して妊娠する力が急激に低下します。40歳を過ぎると妊娠すること自体かなり困難になります。
できれば、33歳以下でタイミング法を試すようにしましょう。34~38歳までのママは、2.3回タイミング法を試して、妊娠しなかったら不妊外来を受診することをおすすめします。
タイミング法を実践するには、基礎体温を測ってグラフにすることが大事です。
20代で妊娠できないこともある?
20代といえば妊娠年齢ということもあって、妊娠しやすい年齢ということになります。一方で妊娠を希望していても妊娠できない方もいるのも事実です。
20代だからといって、必ず妊娠できるわけでもないのです。
■20代で妊娠できる確率は?
20代で1年以内に妊娠できる確率は、20代前半の20~24歳で約90%、20代後半の25~29歳になると85%前後になります。
反対にいえば、妊娠できない人が20代前半で約10%、20代後半で約15%の人が妊娠できないことになります。妊娠できない、つまり不妊となっています。
不妊の原因は男女共にある
妊娠できない原因は、男女と共にあります。どちらかまたは両方が不妊の原因を持っていることもあります。
不妊の原因の割合は、女性が約4割、男性が約4割、その他原因不明が約2割となっています。男女共に同じぐらいの妊娠できない原因があります。
■妊娠できないときは不妊外来へ
通常は1年以内に妊娠できる確率は約80%です。1年間避妊をしないで夫婦生活を行って妊娠できないときは産婦人科の不妊外来を受診することをおすすめします。
最近は晩婚化が進んでいて、30代で初産婦になることも少なくありません。30代後半での出産も増加傾向にあります。
年齢が進むほど妊娠しにくくなり、35歳を過ぎると急激に妊娠力が低下します。妊娠したいなら、今すぐ妊活を開始するようにしてください。
二人目を妊娠したいと思ったら?
二人目を妊娠したと思っている人も多くいると思います。どの時期に妊娠したらよいか迷ってしまいますよね。特に一人目のお子さんが小さいときは妊娠する時期に気を遣います。
■二人目妊娠は断乳後がおすすめ。
二人目を考えているなら、上のお子さんの断乳後以降がおすすめです。通常、授乳中は母乳を作るホルモンであるプロラクチンの作用で排卵が抑えられています。
断乳後に生理が再開するとこが多いため、この時期から妊娠が可能となります。しかし、ミルクと併用したり離乳食が始まると徐々にプロラクチンの分泌量が減少するため、授乳中に生理が再開することもあります。
授乳中は赤ちゃんのお世話で負担が大きくなるため、断乳後がおすすめです。
■二人目妊娠は夫婦でよく話し合ってから。
生まれてきた赤ちゃんのお世話は、想像以上に大変なことです。1日2.3時間しか眠れないことも多く、多くの体力を必要とします。
授乳の時間も2.3時間おきになることが多いので、ママの体力消耗が大きくなります。
この状態で妊娠すると、二人目のつわりと一人目のお世話が重なるので負担が大きくなりママの身体が心配になります。
また、保育所はどうするのか?子育ての費用をどうするのか?二人目出産のときは上のお子さんのお世話を誰がするのか?など現実的な問題も考えておく必要があります。
このような点もパパとしっかり話し合ってから妊娠を考えるようにしましょう。
■仲良しはいつからOK?
出産後の仲良しは産後の1ヶ月健診で回復が確認できればOKとなることが多いです。
■妊娠を考えないなら、避妊をしっかりと。
もし、二人目妊娠を考えないなら、仲良しのときはしっかりと避妊するようにしましょう。
生理が来なくても、次の生理の2週間前には排卵が起こり妊娠する可能性があります。気を付けてください。
授乳中でも妊娠したいと思ったら?兆候や症状、いつ分かる?
一人目を出産して授乳中でも二人目を妊娠したい!と思うママも多いと思います。でも、授乳中は妊娠しにくいとか妊娠しないとか、妊娠の可能性を否定する意見があることも事実です。
しかし、授乳中に絶対妊娠できないわけではありません。ここでは授乳中の妊娠の可能性を調べてみました。
■授乳中でも妊娠できる可能性がある!
妊娠は、排卵があって精子と卵子が受精して子宮内膜に着床することで妊娠が成立します。妊娠したいと思っても排卵が起きなければ妊娠できる可能性はありません。
排卵が起こるのは、通常出産後の数ヶ月先になりますが、母乳とミルクを一緒に飲んでいる場合は排卵が起こっている可能性があります。
■生理が来なくても妊娠できた?
出産後は、生理が来なくても妊娠できる可能性があります。実は生理が来ていなくても、排卵が起こっている可能性があるためです。通常生理予定日の2週間ぐらい前に排卵が起こるので妊娠できるかもしれません。
■妊娠が判明しても授乳を続けるべき?
母乳が生成されるときに、陣痛を起こすオキシトシンという物質が作られます。このオキシトシンが子宮を収縮させる作用を持つために、二人目妊娠が判明したときに授乳を止めるべきだという意見があります。
その一方で、オキシトシンと流産の関連性はないとして、授乳を続けるべきという意見もあって二分されています。
妊娠判明後に授乳を続けるべきがどうか、産婦人科の主治医とよく相談するようにしましょう。
20代で妊娠できないときは?
20代といえば、妊娠できる確率が高い世代です。20代で妊娠できたママも多くいます。その一方で妊娠できないと悩んでいる人もいます。
妊娠できない原因は様々ですが、妊娠できない原因として生理不順があります。
■生理不順があると妊娠しにくい?
生理不順があると、生理周期が不安定となって妊娠しにくくなります。
これは、排卵の時期がズレるためで妊娠しやすい排卵の時期に仲良しするタイミングが合わないとも原因の一つです。
自分の生理周期がどんな状態か知るために基礎体温を測るようにしましょう。
基礎体温表を記録すれば、自分の生理周期や排卵する時期も分かるようになります。生理不順があると、基礎体温のグラフがガタガタになって低温期と高温期が分からないグラフになることもあります。
また、基礎体温が一定で高温期がないものは無排卵の症状で排卵が行われていない可能性もあります。
妊娠できないと悩んでいる人は、基礎体温を測ることから始めてみましょう。
1年妊娠できないときは産婦人科受診を
20代は、妊娠しやすい年齢ですが、妊娠を希望しても中々妊娠できないこともあります。
少し前までは2年間避妊なしの夫婦生活を行って妊娠できないときは不妊症と診断されていましたが、最近では1年間妊娠できなければ不妊症として治療を開始する産婦人科やクリニックも増えてきました。
卵子の老化は年々進んでいくので、早めに不妊治療を開始したほうが妊娠できる可能性が高くなります。
生理不順以外にも妊娠できない原因があるので、妊娠したいと思ったら、産婦人科の不妊外来を受診して原因を調べてもらいましょう。
排卵日予測する方法
正確な排卵日を予測するには
・基礎体温表から推測する。
・産婦人科で診断してもらう。
・自宅で排卵検査薬を使う。
33歳以下の人は、基礎体温を計測することから始めてみてもいいでしょう。35歳以上の人は残された時間が少ないので、不妊治療専門の産婦人科で指導してもらうことをおすすめします。
正確な排卵日を予測する方法は排卵日予測で説明しています。
生理周期が正常であれば、排卵日を自分で計算することもできます。今では計算してくれるHPもあります。排卵日の計算まとめでまとめています。読んでみてください。
妊娠するには?二人目妊娠で気をつけること。
二人妊娠を考えているけど、中々妊娠できないこともあります。妊娠できない原因の一つにママとパパの年齢があります。一人目の妊娠より年齢を重ねているからです。
妊娠率は33歳を過ぎることから低下して35歳を過ぎると急激に低下することが分かっています。40歳になるとかなり低下します。厚生労働省の調査では、出産まで辿り着いた人は40歳以降で約2%でした。
二人目を妊娠できない原因は他にもあります。仲良しの回数が減ったり、ママやパパに不妊の原因があるときです。ストレスを抱え込むことも不妊の原因になります。
二人目を妊娠できないときは続発性不妊ということになります。早めに不妊外来を受診することをおすすめします。詳しくは、妊娠するには?二人目妊娠で気をつけること。で説明しています。
妊娠したいと病気
妊娠したい女性・男性共に、生殖器官や妊娠に関わる病気になっていると妊娠しにくいことがあります。不妊の原因となっている病気は、自覚症状がないものもあるので注意が必要です。
妊娠したいと思って妊娠できない場合は、どこかに病気があるかもしれません。不妊検査を受けると病気がわかるときがあります。気になったら婦人科に相談してみましょう。
詳しい不妊検査の概要は不妊検査で説明しています。
■女性の不妊の病気
女性に不妊の原因があると推測される場合、子宮・卵管、子宮頸管・卵巣・ホルモンのどれかに異常があることが多いです。
■子宮に不妊の原因
子宮に奇形がやポリープがあると着床障害がでて妊娠しにくいと言われています。また、子宮内膜が厚くならずに着床できないこともあります。
赤ちゃんのベッドである子宮内膜を正常に近づけることで妊娠を目指します。
子宮の病気については子宮の病気で説明しています。参考にしてください。
■卵管に不妊の原因
卵管は、妊娠にとって非常に重要な器官です。卵管の先端(卵管采)で排卵した卵子をキャッチしたり、卵管の中で受精が行われたり、受精卵を子宮に運ぶなど大事な役割を持っています。
卵管に原因がある場合は、卵管が狭くなっている卵管狭窄、詰まっている卵管狭窄、詰まって膨れ上がっている卵管水腫などになっていることも。
卵管のつまり具合を見るには、子宮卵管造影や通水・通気検査などが行われます。これらの検査のあとは、妊娠しやすい状態になることがありゴールデンタイムと呼ばれています。
検査の詳細は子宮卵管造影、卵管通水検査、超音波下通水検査、卵管通気検査にあります。参考にしてください。
■子宮頸管・卵巣に原因
子宮頸管や卵巣に病気があるときも不妊の原因となります。
子宮頸管には、がんやポリープができることがあります。また、排卵誘発剤などが原因で頸管粘液が減少し妊娠しにくくなっている場合もあります。診断が確定すれば、状況に応じた治療が行われます。
卵巣には、卵巣が正常に機能しない卵巣機能不全や黄体化未破裂卵胞(LUF)、多嚢胞性卵巣症候群(POCS)、チョコレートのう胞などの病気があります。
卵巣は両側にあるので、片方が機能を失っていても妊娠する可能性があります。卵巣の病気は超音波検査で発見されやすいです。
卵巣の中で育つ卵子にも不妊の原因があるときがあります。卵子については卵子の老化で詳しく紹介しています。
■ホルモンの異常が原因
何らかの原因で、妊娠に関係する黄体ホルモンやインシュリンの異常分泌、卵巣からのアンドロゲン分泌異常などが起こり妊娠しにくい状態となることがあります。
なぜ、ホルモンが異常分泌されるのか分からない部分も多く、症状に応じたホルモンを充填したり漢方を処方したりすることが多いようです。
インシュリンは糖尿病とも関係していて、妊娠を抑制していることがあります。この場合は、糖尿病の治療薬であるメトフォルミンが有効な場合もあります。
メトフォルミンについては多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とメトフォルミンで詳しく説明しています。
男性側に不妊の原因
全体の約4割は男性側に不妊の原因があると言われています。精子の作る過程に問題がある乏精子症・精子無力症・精子奇形症などがあります。精子が数が極端にすくない無精子症もあります。
これらの病気では、自然妊娠することが難しく人工授精へステップアップが検討されます。
また、射精に問題があるときも不妊となります。EDや逆行性射精などの病気があります。EDでは、主にカウンセリングを逆行性射精の場合は、尿から精子を採取して顕微授精をする方法が適用されます。
精子の通り道を塞がれる閉塞性無精子症という病気もあります。
これらの病気は早期発見が大切です。男性も精液検査を受けて不妊の原因を探るのが大事です。
■夫婦生活の減少が原因
年齢を重ねるごとに夫婦生活(性交渉)の回数が減少傾向にあります。性交渉がなければ妊娠できないので、これも不妊の原因と指摘されています。
晩婚化の影響で問題となってきたもので、卵子の老化と合わせて、妊娠しずらい状況を作り出していると思われます。
妊娠したいなら男女で検査を
不妊の原因は、女性も男性も同じぐらいの割合で存在します。妊娠したい!と思って妊娠できないのなら、一度夫婦で不妊検査を受けることをおすすめします。
不妊と言うと、女性が積極的に頑張っている印象を持ちますが、男性も積極的に治療を受けることが妊娠への可能性を広げることができるのではないでしょうか。
■妊娠と排卵検査薬
妊娠する確率を上げるには、排卵日近くで夫婦生活を持つとよいとされています。排卵日を予測するには、超音波検査が正確ですが、排卵検査薬を使えば自宅でも簡単に検査できます。
排卵日を測定するには、基礎体温表が重要になってきます。3周期ぐらい付けると傾向が分かってくるので、毎日付けることを習慣にしましょう。排卵検査薬については排卵検査薬でまとめました。
早く妊娠したい
早く妊娠したいと思ったら、自分が正常な生理周期が来て排卵が起こっているか確認することが必要になります。病院へ行くと正確な排卵日や妊娠できない理由などが分かるので一度受診してみることをおすすめします。
健康な体で夫婦共に体に異常がないと、早ければその周期に妊娠できる可能性があります。病院を受診すれば妊娠しやすい時期も教えてもらえます。詳しくは早く妊娠したいに書いています。参考にしてください。
妊娠するには?
妊娠するには、健康な体と仲良しするタイミングが重要になってきます。健康だとタイミングが合えば妊娠する確率が高まります。まずは夫婦共に健康な生活を送れるよう改善していきましょう。
妊娠するタイミングは排卵日付近です。正確な排卵日を調べると妊娠へ近づくことができます。まずは、自分の排卵日を調べてみましょう。
妊娠するには?では、妊娠しやすくなるポイントや具体的な妊娠する法について掲載しています。よかったら読んでみてください。
早く妊娠する方法
早く妊娠する方法は、病院で排卵日を予測してもらって、排卵日当日に仲良しすることです。しかし、ママとパパの体に妊娠に関して何の問題もないことが前提となります。
健康で妊娠できないときはタイミングを合わせるだけでも妊娠しやすくなる可能性があります。早く妊娠する方法で詳しく書いています。参考にしてください。
赤ちゃんが欲しい
赤ちゃんが欲しいと思ったときが妊活を始める時期です。妊活を始めるのに早すぎるというのはありません。年齢が進むと卵子が老化していって更に妊娠しにくくなります。
年齢が若いほど妊娠できる確率も上がってきますので、できるだけ早く赤ちゃんを授かる準備を始めましょう。赤ちゃんが欲しい人向けの情報は赤ちゃんが欲しいで詳しく解説してます。
妊娠の可能性がある症状
妊娠の可能性がある症状で一番多いのが生理予定日を過ぎても生理が遅れているときです。予定日より1週間遅れているなら妊娠検査薬で検査してみることをおすすめします。
この他の症状は妊娠の可能性がある症状で詳しく説明しています。
高齢妊娠するには
高齢妊娠するには、すぐに妊活を始めることが大切です。こうしている間にもどんどん卵子は老化しています。卵子の老化は止めることはできないので、すぐに始めましょう。
高齢妊娠では若い人に比べてリスクが高くなることも知られています。先天的な染色体異常や流産、早産のリスクが高まります。また、子宮筋腫や糖尿病などを合併していることも多いので妊娠しにくくなっています。
高齢妊娠の詳しい情報は高齢妊娠するにはに掲載しています。
妊娠希望
妊娠希望するときは、まずは基礎体温表を付けることから始めてみてください。基礎体温表を付けることによって妊娠しやすい日が分かるようになり妊娠できる確率も上がってきます。
また、基礎体温表を付けることによって妊娠できない原因も分かるようになってきます。例えば、生理不順や無排卵などは妊娠できない原因と考えられています。
妊娠希望のときは、基礎体温表と共に自分の生理周期を知って体調を整えていくことが非常に大切になってきます。生理周期に合わせて仲良しすると妊娠の確率が上がってきますよ。詳しくは妊娠希望で紹介しています。
簡単に妊娠する方法
簡単に妊娠する方法はないですが、体調を整えて妊娠しやすい体をつくり、妊娠しやすい日と言われる排卵日付近で仲良しすると妊娠できる確率も上がってきます。
食事は栄養を意識してばらんすの良い食事内容にして、あえんやビタミン群を積極的に食べるようにします。不規則な生活は改めて朝食をしっかり食べるようにしてください。
生理不順や不正出血がある場合は、妊娠しにくい可能性があります。しっかりと原因を調べ早めに治療を開始するようにしましょう。詳しくは簡単に妊娠する方法でまとめています。
妊娠したかも?
妊娠したかも?と思ったら、生理予定日まで待って妊娠検査薬を使って妊娠しているか確認してみましょう。妊娠が分かったらすぐに産婦人科を受診して正常な妊娠かどうか確認します。
妊娠したかも?という妊娠初期に色々な症状が出ることがあります。頭痛やめまい、発熱や腹痛などたくさんの症状を感じる人がいるようです。また、生理前の症状とよく似ているので、妊娠したと気が付かない人もいます。
妊娠が分かったら、服装はゆるめの露出の少ないものにして体を冷やさないようにしましょう。また、食事内容も見直して、アスパラやほうれん草など葉酸を含んだ食事を摂るようにしてください。詳しくは妊娠したかもで紹介しています。
妊娠しやすい体作り
妊娠しやすい体を作るためには、夫婦共に健康で体調がいいことが大事になってきます。不規則な生活や偏った食事になっていませんか?
また、ストレスが原因で妊娠できないこともあります。ストレスを上手に解消していくことが大切です。睡眠不足も体にストレスを与えてしまいます。なるべく同じ時間に寝るようにして十分な睡眠時間を取ってください。
妊娠できない原因に、生理不順や不正出血があります。生理が安定していないということは、何かしら婦人科の病気になっている可能性もあります。生理不順なら産婦人科を受診しましょう。
生理以外の出血は、全部不正出血です。これも婦人科の病気かもしれないので病院を受診するようにしましょう。詳しくは妊娠しやすい体作りで述べています。
妊娠確率と年齢
妊娠確率と年齢は、大きく関係していると言われます。一般的に年齢を重ねるごとに卵巣年齢も高くなり妊娠確率も下がってきます。また、染色体異常や流産のリスクも増大していきます。
卵子の元になる卵胞の数は、生まれたときに決まっていて、年齢が進むごとに減少していきます。この減少するスピードが37歳を境に急激に進んで妊娠確率の低下を招くと指摘されています。
厚生労働省によると、40歳以上の出産確率は2%です。40歳以上になると妊娠から出産に至るまではかなり困難な状況にあると言えます。
現在は晩婚化が進み、妊娠年齢も上がってきています。妊娠を希望するなら、今すぐにでも妊活を開始することが大切です。特に高齢妊娠と言われる35歳以上の人は急いだほうがいいかもしれません。
高齢妊娠で妊娠を望むなら体調を良くして健康な体作りを行いましょう。ヨガなどで代謝を上げると体調も良くなってきます。仲良しする日も排卵日付近を目安にしましょう。詳しくは妊娠確率と年齢で紹介しています。
妊娠かも?と思ったら
妊娠かも?と思ったら、すぐに妊娠検査薬で妊娠していないか調べましょう。妊娠反応が陽性だったら急いで産婦人科を受診して正常な妊娠かどうか確定診断してください。
子宮外妊娠(異所性妊娠)でなないか確かめるためです。妊娠検査薬だけでは正常な妊娠かどうかまでは分かりません。すぐに産婦人科を受診してください。
妊娠が分かったら、赤ちゃんをお迎えする準備をしましょう。まずは、生活習慣と食生活を見直していきます。服装を肌の露出が少ないものにチェンジして体を冷やさないようにしましょう。
食生活も葉酸や果物類、食物繊維が多く入った食品を食事に取り入れてみましょう。ビタミンAやマグロ、金目鯛、鯨、ひじきは控えるようにしましょう。
睡眠も最低6時間は取るようにします。ストレスはホルモンバランスが崩れるのでストレスを溜め込まないようにします。詳しくは妊娠かも?と思ったらでまとめています。
妊娠したいなら基礎体温
妊娠したいなら基礎体温を測ってみましょう。基礎体温からグラフを作ると排卵日が分かるようになります。排卵日が分かると妊娠しやすい期間が分かるので、その期間に仲良しするといいでしょう。
この方法はタイミング法と呼ばれ、産婦人科や不妊治療を行っている施設でも行われている治療法の一つです。多くの人がこの方法で妊娠できているようです。
基礎体温表からは、婦人科の病気のサインも分かるようになります。生理不順や無月経、生理前症候群や黄体機能不全といった病気が分かるようになり、妊娠できない理由も分かってきます。
妊娠したいなら基礎体温を測りましょう。そしてグラフにすることで色々なことが分かるようになります。妊娠を目指すなら基礎体温表からです。詳しくは妊娠したいなら基礎体温で紹介しています。
妊娠中の注意点
無事妊娠できたら、ママと赤ちゃんのために色々なことに注意していかなければなりません。妊娠初期に出血することがあり、茶色やピンク、鮮血など様々な形で出血することがあります。
妊娠初期の出血は、着床時出血といって心配のないものもありますが、切迫流産や流産のサインとして出血することがあります。出血を見つけたらすぐに産婦人科へ連絡して指示を仰いでください。
妊娠中は、食事の内容にも気をつけていきましょう。栄養バランスを考えて、一日30品目を目標に食事メニューを考えます。炭水化物、タンパク質、鉄分、カルシウム、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンCなどをバランスよく食べるようにしていきましょう。詳しくは妊娠中の注意点でまとめています。
妊娠したら
妊娠したら、食事や生活習慣、服装などを変えて赤ちゃんをお迎えする準備をしていきましょう。特に食事に使う食材には気を付けていきましょう。
妊娠初期と言われる妊娠15週までの時期は、赤ちゃんの重要な器官を形成する大切な時期です。この時期に必要な栄養素を積極的に摂取することによって赤ちゃんが順調に成長していくようになります。
妊娠中に必要な栄養素は、鉄分、カルシウム、葉酸、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンCなどです。このような栄養素を積極的に食べるようにしましょう。
逆に、妊娠中に食べるのを控えたほうがよい食品があります。レバーやうなぎに含まれる動物性ビタミンAやマグロや金目鯛に含まれるメチル水銀、ひじきに含まれる無機ヒ素など赤ちゃんに影響がある場合があります。このような食品は控えるようにしましょう。
詳しくは妊娠したらで紹介しています。
妊娠しやすくする方法
妊娠しやすくする方法とは、ママとパパが健康になって体調を整えて妊娠へ向けた準備をすることです。
具体的には、
・産婦人科で排卵日を調べる。
・排卵日付近で仲良しする。
・早ければその周期に妊娠。
こんな手順で妊娠を目指します。
この方法を実践できるのは、ママの生理が正常に来ていて、パパにも生殖機能が問題がないときだけに試すことができる方法です。
1年以内に妊娠できなければ、産婦人科を受診して妊娠できない原因を調べることをおすすめします。
妊娠できない原因として、排卵が起きていない、高齢である、生理不順がある、肥満や糖尿病、パパに不妊の原因があることが考えられます。
このような妊娠できない原因を治療または改善して妊娠へ向けた準備をしていきましょう。詳しくは妊娠しやすくする方法でまとめています。
想像妊娠
想像妊娠とは、あまりにも妊娠への思いが強いために妊娠したような症状が出るようなことをいいます。日本産婦人科学会では「心因性の無月経」と呼ばれています。
想像妊娠でも、ごく希に基礎体温の高温期が続いたりするようなことがあります。本当に妊娠しているかどうかは、妊娠検査薬を使えば分かります。陽性であれば妊娠、陰性であれば妊娠していないことになります。
妊娠検査薬の精度は高く、ほぼ100%の確率で妊娠かどうかを判定できます。不妊治療でhcgホルモンを注射していたり、腫瘍があるときは陽性と判定されることがあります。
本当に妊娠したいなら、妊娠へ向けて準備をすることが大切です。生活や食事の内容を見直して体調を整えていきましょう。また、定期的に仲良しすることも大切です。詳しくは想像妊娠で紹介しています。
妊娠の自覚症状
妊娠の自覚症状は、「これが妊娠?」と感じる人もいれば、全く症状を感じなかったという人もいて個人差が大きいようです。
この症状が出ると妊娠したと分かるような具体的な症状はありません。妊娠が分かった後から、あれが妊娠の初期症状だったのかと思う人が多いようです。
妊娠に心当たりがあって生理予定日を1週間過ぎていると、妊娠検査薬が使えるので検査してみましょう。妊娠検査薬で陽性反応が出れば、ほぼ100%妊娠していると考えていいです。すぐに産婦人科を受診して正常な妊娠か診断してもらいましょう。
妊娠検査薬は、妊娠したかどうかはわかりますが、正常な妊娠かどうかは分かりません。妊娠反応が出ても、正常な妊娠とは限らないので、すぐに正常な妊娠かどうか確かめる必要があります。
正常な妊娠が確定すれば、生活習慣や食生活を改善しましょう。妊娠初期には葉酸を摂取するといいですよ。詳しくは妊娠の自覚症状で解説しています。
妊娠報告はいつまでに?
妊娠報告はいつまでにすればよいか迷うこともあります。妊娠報告はパパや友人、会社や職場の同僚、自分やパパの両親などいくつか報告するところがあります。
妊娠検査薬で陽性反応が出ると、嬉しくてその場で報告したい気持ちになりますが、子宮外妊娠や胞状奇胎など異常な妊娠の時があるので注意が必要です。
パパには、陽性反応が出たときでもいいと思います。でも、異常妊娠の可能性があるということを伝えるのを忘れないようにしてください。
その他は、流産の可能性が低くなる妊娠10週ごろがいいでしょう。会社に報告するのはこの時期がいいと思います。合わせて育休をどうするのか考えておきましょう。
妊娠10週といえば、つわりの時期と重なります。急に体調が悪くなったり欠勤するかもしれません。職場の同僚への報告も忘れないようにしてください。詳しくは妊娠報告はいつまでに?で紹介しています。
妊娠線のケアは今!
妊娠線のケアは、今からやらないとあとで大変なことになります。一度できてしまった妊娠線は消すのが難しいです。妊娠線ができる前にケアするようにしましょう。
妊娠線ができる前にある前兆が起こることが知られています。その前兆とは「肌にかゆみが出てくる」ことです。かゆみがサインなので、痒くなったらすぐにクリームを塗るようにしましょう。
妊娠線を予防するには、急激な体重増加を抑えたり、肌の乾燥を抑えるクリームを毎日塗る、早いうちからケアをすることが大切です。放置すると突然出てきたりするので注意しましょう。
妊娠線はお腹だけにできるものではありません。バストやお尻、太ももにもできやすいので、体全体をケアして予防することが大事です。詳しくは妊娠線のケアは今!やらないと大変なことに!?でまとめています。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。