ソノヒステログラフィーとは?費用と痛み、保険は適用される?
ソノヒステログラフィーとは、子宮内腔に生理食塩水を注入して、内部を観察する検査です。
通常の超音波検査では分かりにくい子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫の診断に用いられます。
検査自体は、外来でもできる検査です。
【検査の概要】
子宮内腔に生理食塩水を注入することで、通常の超音波検査では判別困難な病変を明確に描出することが可能となる。
【対象疾患】
・子宮内腔に隆起する病変
・(子宮内膜ポリープ・子宮粘膜下筋腫など)
ソノヒステログラフィーの費用
ソノヒステログラフィーの費用は保険適用外で約2000円程度です。
ソノヒステログラフィーの検査画像
ソノヒステログラフィー検査の画像とイメージ図です。
■検査の画像
■検査のイメージ図
引用:ソノヒステログラフィー,sonohysterography;SHG 厚生労働省
子宮鏡検査と同じぐらいの診断能力
この検査は、子宮鏡検査と同等の診断能力を持つとされます。
痛みや感染症のリスクも子宮鏡より低く、設備もすでに産婦人科にある超音波検査装置で検査することができます。
ソノヒステログラフィーで痛みはあるの?
文献では、痛みを感じるのは1%以下となっていますが、実際に検査を受けた人の体験談を見てみると、痛みを感じる人もいるようです。
子宮口にバルーンを入れるときに感じる痛み、子宮内に生理食塩水を注入するときに感じるズンとした痛みがあります。
痛みの感じ方には個人差があるようです。
この検査は保険適用外
現在のところ、ソノヒステログラフィーは保険適用外となっています。
ソノヒステログラフィーは、子宮鏡と同じぐらい有用な検査です。今後の広がりが期待される検査です。
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