ピックアップ障害
ピックアップ障害は、卵子を卵管に上手く取り込めない状態のことをいい、排卵はあっても受精できずに不妊となってしまいます。卵管や卵巣、子宮に異常がなくても起こる症状で、根本的な治療法は確立されていません。
原因不明の不妊症の原因にピックアップ障害があるのではないかと考えられています。
ピックアップ障害の原因
ピックアップ障害の原因として、卵管や卵管采、卵巣などが他の臓器に癒着して動きの範囲が制限され、うまく卵子をキャッチできない状態となります。
卵管や卵巣が癒着する原因としてクラミジアなどの感染・炎症が原因と言われています。クラミジアは、若い世代を中心に広がっている感染症です。無症状のことも多く感染の拡大が懸念されています。
この他にも、不妊検査をしても異常なしで炎症や癒着がないのに妊娠できない場合もあり、こういう例もピックアップ障害でなないかと考えられています。
ピックアップ障害と言う病気はなく、どれか一つの症状というより、複合的に不妊の原因が存在するため症状も色々出てきます。しいていえば主な症状は不妊と言うことになります。

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ピックアップ障害の治療
MRIやHSGなどの不妊検査で癒着が疑われる場合は、腹腔鏡下で癒着しているところの剥離(剥がす)手術が行われます。しかし、原因がはっきりしない場合は体外受精へとステップアップすることが検討されます。
不妊の原因は約2割が原因不明とされていますが、そのうちにピックアップ障害があることが分かってきました。ピックアップ障害は、卵子と精子が出会う確率が下がってしまうため、妊娠しにくい状態となってしまうのです。
これを治療するためには、従来のステップアップによる不妊治療では改善が見込めないとことになります。治療法は体外受精とDOST法といった体外で卵子と精子を受精させる方法が選択肢となります。
いづれにせよ治療には時間が掛かるため、早めの治療が必要になります。特に30代後半の年齢の人は卵子も老化しているため特に急いで不妊治療を行ったほうがいいのではないでしょうか。
この次は、原因不明はピックアップ障害?について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
原因不明はピックアップ障害?
不妊症全体の約2割は原因不明だと言われています。あらゆる不妊検査を行っても原因が分からないときがあります。その原因はピックアップ障害でなないかという意見もあります。
ピックアップ障害は、卵子をうまくキャッチできないことです。つまり、人工授精しても意味がないことになります。卵子と精子が出会わなければ受精しないので妊娠できない状態が続いてしまうのです。卵子がないので自然妊娠する可能性も限りなく低いものとなります。
体外受精へステップアップしたほうが早く妊娠できる可能性があります。体外受精は、費用が高い(数十万)、通院回数が多いなどデメリットがあります。年齢がすすめば、卵子の老化も進みますので、体外受精を検討するには早めのほうがいいでしょう。パートナーとよく話し合ってみてください。
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