妊婦の葉酸の1日の摂取量は?厚生労働省の葉酸摂取の上限は?

葉酸の1日の摂取量と上限

葉酸の1日の摂取量と上限

葉酸は、妊娠前から初期に絶対必要な栄養素ですが、妊婦さんに必要な1日の摂取量はどのぐらいでしょうか?

妊婦さんは、葉酸の他にもビタミンBやビタミンC、ビタミンD、カルシウムなどが必要です。

ここでは、妊婦さんに葉酸と必要な栄養素について詳しく紹介します。

葉酸の1日の摂取量と上限は?

妊婦に必要な1日の摂取量。

妊婦に必要な1日の摂取量。

妊婦さんに必要な葉酸の一日あたりの摂取量は400μgです。

毎日400μg摂取することで、先天性異常である無脳症や二分脊椎などののリスクを低減できると報告されています。

この摂取量は厚生労働省が妊婦さんに必要な量として推奨しているものです。

参考:神経管閉鎖障害の発症率低減のための妊娠可能な年齢の女性に対する葉酸の摂取に係わる適切な情報提供の推進について。

葉酸の1日あたりの上限は1ミリグラム(1000マイクログラム)

葉酸の摂取上限は、1日あたり1mgです。この上限を超える量の摂取は控えるようにしましょう。

上限を超えると、ビタミンB12欠乏の診断が困難になったり悪性貧血のリスクが増大します。気をつけてください。

食事では葉酸が不足している。

葉酸は、緑黄色野菜やフルーツなど、普段の食事に含まれている栄養素です。

しかし、現代の食生活では、妊婦さんに必要な量に不足していることが分かっています。

参考:平成25年国民健康・栄養調査概要

特に妊婦さんは、同年代の女性に比べてより多くの葉酸を必要としているので、積極的に摂取することが必要です。

栄養調査によると、129μgも不足しています。妊娠前から摂取することが推奨されているので、今すぐ葉酸を摂取することをおすすめします。

食事以外に400μgの摂取が必要。

栄養バランスの良い食事の他にサプリで葉酸摂取。

栄養バランスの良い食事の他にサプリで葉酸摂取

厚生労働省の参考資料によると、アメリカなどの報告で日頃の食事以外に400μgの摂取が必要とされています。

参考:神経管閉鎖障害の発症率低減のための妊娠可能な年齢の女性に対する葉酸の摂取に係わる適切な情報提供の推進について。

国民栄養調査でも、普段の食事では不足しているので、食事以外から400μgの摂取が必要です。

厚生労働省からも、葉酸は生体利用率が低い(体内での吸収率が悪い)ことから、栄養バランスのいい食事とサプリの摂取が推奨されています。

サプリは妊婦用サプリがおすすめ。

葉酸を含むサプリは薬局などでも販売されていますが、妊活中や妊婦さん用のサプリが通販であります。

また、葉酸の過剰摂取はいけないので、その点に配慮しているのが妊活、妊婦用サプリです。

こちらのほうが、葉酸だけでなく妊活や妊娠中に必要な栄養素が多く含まれているので、こちらをおすすめします。

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。

葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。

失敗しない!葉酸サプリの選び方
失敗しない!葉酸サプリの選び方

葉酸はモノグルタミン酸が生体利用率が高い。

葉酸は、モノグルタミン酸とポリグルタミン酸の2種類があります。

このうち、生体利用率が高い(体内で吸収されやすい)のは、モノグルタミン酸です。

葉酸を摂取するときは、モノグルタミン酸のものを選ぶようにしましょう。

マルチビタミン剤は過剰摂取に注意。

薬局などで販売されているマルチビタミン剤の中には、葉酸を過度に含んでいるものがあります。

葉酸の摂取量は1日あたり400μgなので、この量を超えないように表示部分をよく確認するようにしてください。

葉酸の過剰摂取でどうなるの?

過剰摂取で悪性貧血のリスクが高まる。

過剰摂取で悪性貧血のリスクが高まる。

葉酸を上限値を超える量を摂取することで悪性貧血(巨赤芽球貧血)のリスクが高くなったりビタミンB12欠乏の診断を困難にすることがあります。

葉酸の上限値は1mg(1000μg)です。毎日摂取するものなので、上限値を超えていないか、よく確認するようにしてください。

葉酸が不足すると胎児やママはどうなるの?

葉酸が不足すると胎児やママはどうなるの?

葉酸不足で胎児の神経管閉鎖障害のリスクが高くなる。

妊娠前から妊娠初期にかけて、葉酸が不足すると神経管閉鎖障害のリスクが高くなることが研究で分かっています。

参考:葉酸代謝と先天異常 日産婦誌54巻9号

胎児が発育する段階で、葉酸が不足してしまうと、神経管閉鎖障害の発症率が高くなります。

神経管閉鎖障害とは?

神経管閉鎖障害とは、背骨が左右に分かれてくっつかない病気で、無脳症や二分脊椎などの疾患です。

主な葉酸欠乏の異常、疾患
・神経管閉鎖障害 無脳症,二分脊椎,脳瘤
・口唇口蓋裂
・四肢形成障害
・ダウン症
・流産、死産
・妊娠中毒症
・胎盤早期剥離
・胎児発育不全
・動脈硬化,心筋梗塞
・血栓症
・脳梗塞
・大腸がん,乳がん
・白血病
・子宮頸がん,卵巣がん

参考:葉酸代謝と先天異常 日産婦誌54巻9号

このように、葉酸が不足することで、赤ちゃんやママの将来に重大な影響を及ぼすことがあります。

ママが葉酸不足になると、悪性貧血(巨赤芽球貧血)になるリスクも高くなるので、葉酸が不足しないように十分に注意してください。

葉酸とは?知ってそうで知らない栄養素。

葉酸とは?知ってそうで知らない栄養素。

葉酸は、普段の食事に含まれている栄養素です。

葉酸は水溶性ビタミンの一つ。

葉酸は水溶性ビタミンの一つで、細胞の増殖に必要なDNAの合成に関与しています。タンパク質の合成にも必要な栄養です。

緑黄色野菜や果物に含まれる。

葉酸は緑黄色野菜やフルーツ、キノコ類に含まれています。

主な葉酸の含有量(100gあたり)
・緑黄野菜 200~300μg
・野菜 70~100μg
・豆類 (大豆) 150μg
・穀類 (米) 150μg
・きのこ 150μg

妊娠希望者は、妊活中から摂取するのが理想。

妊活中のママは、今すぐ葉酸を摂取するのが理想です。

妊娠する前から葉酸を摂取することで、神経管閉鎖障害のリスクを低減することができます。

厚生労働省は、妊娠発覚後でも葉酸摂取を推奨。

厚生労働省は、妊娠発覚後でも妊娠3ヶ月までは葉酸を摂取することを推奨しています。

妊娠が判明したら、すぐに葉酸を摂取することをおすすめします。

参考:葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果 | e-ヘルスネット 情報提供

妊娠中は栄養バランスを考えた食事を摂る。

カルシウム、ビタミンB群、ビタミンCなどが必要。

妊娠中は、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンCといった様々な栄養素が必要になります。

これら単体ではなく、多くの食品から少しずつ摂取するようにすると、バランスのとれた食事になります。

コンビニ弁当や外食で済ませるのではなく、できるだけ自宅で調理するようにしてバランスのとれた食事になるように食生活を改善しましょう。

妊娠中に注意したい栄養素。

妊娠中に過剰に摂取することで、障害や異常のリスクが高くなる栄養素があります。

動物性ビタミンAや有機水銀、ヒ素などに注意が必要です。

ウナギやレバー、マグロやひじきなどを食べるのを控えたほうが無難です。これらの食品を避けるようすると安心ですね。詳しくは、妊娠初期に良い飲み物、妊娠中にダメな飲み物、ミネラルウォーターは大丈夫?で説明しています。

この他、葉酸全般については葉酸とは?で、妊娠中の食事に関しては、妊娠中の食事で詳しく紹介しています。

妊娠と葉酸サプリメントに関しては、妊娠と葉酸サプリメントで詳しくまとめました。

妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん解説しています。こちらも読んでみてください。

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