排卵日出血
排卵日の出血は、排卵出血・中間期出血とも呼ばれ、通常2~3日程度で治まってきます。出血の量が多い場合やダラダラ出血が続く場合は、一度病院を受診してみましょう。
ここでは排卵日の出血について詳しく紹介していきます。
排卵日に出血が起こる原因
排卵日に出血が起こる原因は、生理周期と関係があります。
排卵日が近くなると、排卵の準備のため卵胞ホルモンが急激に増加してきます。このためホルモンバランスが乱れて子宮から出血が起こると考えられています。
これ以外にも出血を起こす原因がありますが、排卵とは関係ない不正出血の可能性があります。たまたま排卵の時期に出血が重なっているだけかもしれないのです。
排卵出血と不正出血の違い
排卵出血は、排卵の時期に起こりますが、不正出血はそれ以外の時期にも起こります。月経以外の出血はすべて不正出血です。
不正出血は、病気の原因になっていることも多いのでいつもと違うと感じたらすぐに病院を受診するようにしてください。
不正出血の原因
不正出血の原因は多岐に渡ります。月2回来る生理は不正出血の可能性もあるので、すぐに原因を調べたほうがいいでしょう。
■様々な不正出血の原因
・ホルモンバランスの乱れ。
・子宮筋腫や子宮ポリープからの出血。
・子宮体がん・子宮頸がん。
・妊娠・流産
・カンジダ症、トリコモナス、クラミジアなどの感染症
このような原因が考えられます。
●ホルモンバランスの乱れ
排卵出血のように、急激なホルモン変動があると出血を起こすことがあります。軽度な場合には様子をみることもありますが、ピルなどで治療を行う場合もあります。
●子宮筋腫や子宮ポリープからの出血
子宮筋腫やポリープも出血の原因となります。このような出血は原因に対応した治療を行うことで出血を止めることができます。
●子宮体がん・子宮頸がん
子宮体がんや子宮頸がんも出血を起こす原因です。特に子宮頸がんは若い人でも罹ることがあるので注意が必要です。子宮体がんは比較的高齢の人に発症しやすいのが特徴です。
閉経後でも不正出血がある場合は、子宮体がんの可能性があるのですぐに病院を受診するようにしてください。
●妊娠・流産
妊娠や流産でも出血することがあります。着床の時に出血がある着床時出血や流産に伴う出血などです。妊娠の可能性があって出血しているときは早く病院を受診するようにしましょう。
●カンジダ症、トリコモナス、クラミジアなどの感染症
感染症に罹ったときも出血する場合があります。内部で炎症を起こしてその部位から出血を起こすことがあります。感染症はパートナーに感染してしまうこともあるのですぐに治療を受けてください。
排卵日に出血があるときは、色や量に関わらず病院を受診することをおすすめします。排卵出血ではなく重大な病気が隠れているかもしれないからです。
出血が少ないから、量が少ないからと自己判断してしまうのは危険です。原因を突き止めて治療するようにしましょう。

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