生理前症候群の対策
生理前症候群の対策は、自分でできることもたくさんあります。まずは、日常生活を見直して体調を整えていきましょう。
外食やファーストフードといった食事が多いという人は、きちんとバランスの摂れた食生活に気を付けることも必要です。
コーヒーなどのカフェインの多い飲み物を飲む習慣があるという人は、できるだけカフェインを摂らないようにすることも大切です。できれば、コーヒーなどの代わりにハーブティーなどを飲むようにするとよいでしょう。
生理前症候群の症状は、人によっていろいろあり、イライラやうつお腹や胸の張り、腹痛、頭痛、腰痛など実に様々です。実際には、150程の症状があるといわれています。
ここでは、生理前症候群の対策について紹介します。
生理前症候群の対処法
生理前症候群の症状は人によってその程度が違います。不快に感じる程度の人もいれば、日常生活に支障が出る程の人までいると思います。また、ついつい周りに迷惑をかけてしまうという人もいると思います。
そんな症状を少しでも和らげるために、自分でも対策をしていきましょう。
対策としては、日常生活を改善することと食事の内容を見直すことが中心となります。自分ができるところから始めてみてください。
■日常生活での対処法
・ストレスを溜めない。
・軽い運動をする。
・体を冷やさない。
・気分転換をする。
これらを行うことで症状の改善が期待できます。
●ストレスを溜めない。
生理前症候群に限らずストレスを溜め込むことは体によってよくありません。ストレスが溜まると血行が悪くなり体全体に影響するためです。
人間関係や仕事でストレスを受けることも多いですが、女子会やショッピングなどでストレスを発散するようにしましょう。
●軽い運動をする。
ヨガやウォーキングはストレス解消と同時に体の代謝を上げることができます。代謝が上がると血流がよくなるので、痛みや不快感などが改善できます。
軽い運動は体調も良くなるので、空いた時間で運動するのがおすすめです。
●体を冷やさない。
生理前症候群の対策として体を冷やさないのも大切です。夏場でもエアコンなどで体が冷えるので、冷やさないように羽織るものを持つなど対策していきましょう。
一度体が冷えてしまうと、中々温まりませんので冷える前に対策します。半身浴や足湯なども体を温めるのに効果的ですので、夏でも湯船に浸かるなどして温めてください。
冬場は、腹巻きや使い捨てカイロをはるのもおすすめです。カイロはおへその下とおしりのちょっと上の2枚貼りにするとお腹がすごく温まりますよ。
体を温めると痛みも軽減するので意識的に温めるようにしましょう。
●気分転換をする。
生理前症候群はつらい症状が多いので思うだけで憂鬱になります。ここは気分転換を図ってあまり症状を考えないようにしましょう。
気分転換には、仲の良い友達と女子会をしたり、ショッピングを楽しむとよい気分転換になります。また、自宅でアロマやハーブティーを飲むと気分がリラックスしますよ。
他のことを考えるようにして生理前症候群のことを考えないようにすると症状が改善していくことが多いです。
食事で生理前症候群の対策
食事を見直して生理前症候群の対策をしましょう。生理前症候群には、栄養豊富な食品を積極的に摂ることが大切です。体の冷えが大敵なので体をああたためる食品も食事に取り入れましょう。
■生理前症候群を改善する栄養素
・ビタミンB群(B2・B6・B12)
・マグネシウム
・カルシウム
・炭水化物
・亜鉛
・塩分
以上のような栄養素を積極的に摂っていきましょう。
●ビタミンB群(B2・B6・B12)
ビタミンB群は、体調が良くないときに摂ると良い栄養素です。
ビタミンB2は牛レバーや豚レバーなどに多く含まれます。レバーは鉄分も豊富なので貧血にもよいです。
ビタミンB6は、にんにくやかつお、鮭といった食品に含まれています。にんにくは滋養強壮によいので食事に取り入れるのもいいかもしれません。においには気をつけましょう。
ビタミンB12は、しじみや赤貝といった貝類に多く含まれる栄養素です。牛レバーにも多く含まれるので、牛レバーを食べるものいいと思います。
●マグネシウム
マグネシウムも生理前症候群によいとされます。マグネシウムは、大豆に多く含まれていてきな粉や納豆を食べると摂取できます。大豆には食物繊維や必須アミノ酸、タンパク質も多く含まれますので取り入れたい食品です。
●カルシウム
カルシウムは牛乳やヨーグルトなどに多く含まれます。中でも牛乳はカルシウム吸収に適していておすすめの飲み物です。大豆製品である豆腐にも含まれているので乳製品が苦手な人は豆腐を食べるのもいいでしょう。
●炭水化物
炭水化物はエネルギーの源になる栄養素です。炭水化物抜きダイエットもありますが、生理前症候群では炭水化物を摂ることがよいとされます。
ごはんやパンなど美味しい主菜・副菜と一緒に食べるようにしましょう。
●亜鉛
亜鉛は牡蠣やほや貝などに含まれます。亜鉛は味覚に関係する栄養素で不足すると貧血になることもあります。亜鉛を含んだ食品を食べるようにしましょう。
●塩分
塩分の摂りすぎは体のむくみが出る原因になっています。塩分の摂りすぎは良くないので、塩分を控えた食事にしましょう。
国民健康・栄養調査結果によると女性の1日の摂取量の目安は女性7.5g未満となっています。現在の日本人の塩分摂取量は女性で9.9gとなっており、気をつけたいところです。
以上のようなことに注意して食事内容を見直すと改善が期待できます。しっかり生理前症候群の対策をして快適で楽しい生活を送りましょう。
生理前症候群の症状については生理前症候群とは?で、生理前の症状全般については生理前の症状で詳しく説明しています。
女性にとって大事な生理については生理周期でまとめました。参考にしてください。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。