生理前は眠たい
「生理前は眠たい!」「眠気がひどくて運転や仕事に支障が出る…」という人がいます。
あくびを我慢ながら必死で仕事しているのに、「仕事前なのに夜更かししたんじゃないの?」なんて誤解を周囲から受けやすいこの症状。
原因は何でしょう?
生理前に眠たい原因
生理前の眠気の原因としては、PMSが考えられます。
PMSは「月経前症候群」と呼ばれる一連の症状で、原因は女性ホルモンのバランスの乱れと、それによる水分貯留などだと考えられています。
PMSからくる症状はむくみや頭痛などの身体的症状と、イライラや不安などの精神的症状に分けられます。生理前に眠たいのも、PMSの症状の一つと考えられます。
なぜ眠くなるの?
PMSの症状には眠気の質が悪化するというものがあります。このため普段と同じ睡眠時間でも十分な休養が得られず、昼間眠たくなってしまう人がいるのです。
PMSは非常に多岐にわたる症状なので、本人にしか辛さが伝わりにくいという特徴があります。
異性からの理解が得られにくいことに加え個人差も大きいので、PMSの症状の軽い人や症状がない人だと同じ女性同士でも「あの人またサボってる!」なんて言われることも…そんなことを言われてしまうと辛さが倍増してしまいますよね。
「生理前に眠たい」という症状も、周囲の理解を得られにくい症状の一つ。しかし放っておくと、交通事故や大きな仕事上のミスなどが出かねません。
PMSは食生活のバランス改善、適度な運動、ストレスマネジメントなどで改善が望めます。
食生活の改善が難しい時はサプリメントの助けを借りるなどして、「生理前に眠たい」という症状を改善していきましょう。
PMSの眠いを改善
PMSによる眠たい症状を改善するには、睡眠の質を上げてぐっすり眠るようにしたほうがいいでしょう。少しの工夫で眠りが良くなるので試してみてください。
■睡眠の質を上げるコツ
・ストレスを溜めない。
・寝る前のテレビやスマホを止める。
・お風呂でリラックス。
・アロマ、ハーブティーで癒やし。
・ホットミルクもいい。
・寝る前に軽い運動。
●ストレスを溜めない。
ストレスが溜まると精神的にも体にもよくありません。ストレスは血行を悪くする傾向があるので眠りにも影響します。なるべくストレスを発散させて溜め込まないようにしましょう。
買い物や女子会などもストレス解消に役立ちますよ。
●寝る前のテレビやスマホを止める。
寝る前までテレビやスマホを見ると、光や音の刺激によって神経が高ぶって眠りが浅いものになりがちです。寝る前にリラックスすることで深い眠りが得られるので寝る前のテレビやスマホは止めておきましょう。
●お風呂でリラックス。
温めのお湯で体を温めることで全身をリラックスさせることができます。体の冷えも改善できるので深い眠りに移行しやすくなります。半身浴や足湯でもいいので体を温めましょう。
●アロマ、ハーブティーで癒やし。
アロマやハーブティーも癒やしが期待できます。気分的にリラックスできるので眠りも良いものとなります。香りはラベンダーが睡眠によいとされます。寝る前にアロマを体験するのも改善に役立ちます。
●ホットミルクもいい。
ホットミルクもリラックスするには良い飲み物です。カルシウムも補給できるのでイライラ解消に役立ちます。温かい飲み物はほっとするのでいいですね。
●寝る前に軽い運動。
寝る前にヨガやストレッチを行うと血行が良くなり眠れるようになります。からだをゆっくり伸ばすことでストレス解消へと繋がります。適度な時間で体をリラックスさせましょう。
この他にも様々な睡眠不足解消法があります。生理前に眠たい!と思ったら試してみてくださいね。
この他の生理前の症状は生理前の症状に、生理周期については生理周期でまとめました。参考にしてください。
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