生理前症候群は女性ホルモンが原因?
生理前症候群は女性ホルモンの乱れが原因という説が有力です。
女性の身体は1か月を通して、排卵や月経などの周期があり、その時期によってホルモンの分泌量が大きく変わります。
生理前症候群の原因ははっきり分かっていませんが、この女性ホルモンの分泌量の変化によるものだという説、またこの分泌量の変化に寄る水分貯留が原因ではないかとされます。
排卵から月経開始までの期間を黄体期と呼びますが、この期間は排せつ機能が低下するため、余計な水分を貯め込みます。これが水分貯留の原因といわれています。
生理前症候群のむくみは水分?
「水分の貯留ってむくみ?」と思われるかもしれませんが、そう単純な話ではありません。
水分貯留によって起こる脳の浮腫が不安定な精神症状を引き起こしたり、乳房組織への水分貯留で乳房が張ったり痛みを引き起こしたり、眼球への水分貯留が眼圧を高くし、目への痛みを引き起こしているという可能性があるのです。
もちろんむくみや体重の増加もこれに当たるでしょう。
女性ホルモンのバランスを整える
女性ホルモンのバランスは、精神的、肉体的なストレスの影響を受けやすいと言われています。
バランスの良い食生活や適度な運動をすることは女性ホルモンバランスを整え生理前症候群の改善に効果的と言われています。
しかし生活を調えても変化がない場合は、ストレスによる影響もあるかも知れません。
ハーブティやサプリメントを上手に取り入れてリラックスタイムを作ることや、買い物など気分転換になるような外出をすること、趣味に打ち込む時間。
そういった一見関係なさそうなものが、女性ホルモンを調え生理前症候群を改善してくれるかもしれません。
生理前症候群と女性ホルモンは大きく関係しているようですね。
しっかり寝ることも大切
生理前症候群のときには、寝不足になりがちです。寝不足になると頭痛や吐き気、イライラのもとになってしまうので、できるだけ深い睡眠をとることを心がけましょう。
しっかりした睡眠を取るためには、寝る前に体と心をリラックスさせることが大切です。寝る前は、テレビやスマホを止めて本を読んだり音楽を聴いたりして気分を落ち着かせましょう。
お風呂にゆっくり浸かって体を温めると気分がリラックスしますよ。足湯などでも効果があります。寝る前に試してみてください。
生理前症候群は、毎月やってくるのでうまく付き合っていくことが大切です。上手に気分転換して症状を改善していきましょう。
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