生理痛を緩和したい
生理痛を緩和したい、生理痛がひどくて毎月倒れそうという人は多いですよね。
個人差があるため全く痛みがない人もいますが、日常生活に支障をきたすほどひどい人も多く、生理痛を緩和したいというのは女性の切実な願いです。
そもそも生理(月経)は、赤ちゃんを迎える準備です。生理前の女性は子宮内膜を厚くしてふわふわの状態にし、「ベッドは用意したから赤ちゃんおいで」という状態。
しかし妊娠しなかった場合、厚くなった子宮内膜がはがれおちて、血液などとなって流れ出るのが生理です。
血液が貯まると、それを押し出すために子宮が収縮します。この収縮のときに感じる痛みが生理痛です。生理前から起こる人もいて、この場合はPMS(月経前症候群)と呼ばれます。
生理痛を緩和する方法
生理痛を緩和するためには、生活習慣の改善とストレスマネジメントが重要です。また生理痛は血流の問題でもあるので、適度な運動を取り入れて血行を改善すると、生理痛の改善につながります。
生理痛を緩和させるには、大きなポイントが3つあります。
■生理痛を緩和させるポイント
・ストレスを解消する。
・運動して血流を良くする。
・食生活を見直す。
・漢方薬も良い。
●ストレスを解消する。
ストレスを受けると血流が悪くなり生理痛を増強させる要因になると言われます。血流が滞ると痛みや不快感の元となる物質が留まってしまうので生理痛が悪化してしまいます。
なるべくストレスを解消して、体調面の向上を目指しましょう。女子会や買い物もストレス発散にいいですね。仲の良い友達とおしゃべりするだけでもストレス発散になります。
●運動して血流を良くする。
軽いストレッチやヨガ、ウォーキングは血流を改善して血の巡りを良くします。血の巡りが良くなると痛みとなる物質やむくみの原因となる水分を循環させることができるので症状の緩和が期待できます。
ちょっとした空き時間や寝る前などにストレッチを行うだけでも随分と気分が楽になります。
●食生活を見直す。
偏った食事やコンビニ弁当だけでは、必要な栄養素が摂れなくなります。食生活を見直して3食きちんと食べることで生理痛の緩和を目指します。
生理痛にはビタミンB2・B6・B12やマグネシウム、カルシウムがよいとされます。日頃不足がちな栄養素なので食事に取り入れましょう。ビタミンB群は、牛肉レバーに多く含まれます。鉄分も補給できるのでおすすめの食材です。
マグネシウムは、大豆に多く含まれます。納豆などでも補給できるので大豆製品を食事に加えましょう。
炭水化物も大事です。最近では炭水化物抜きダイエットも流行っていますが、炭水化物はエネルギーの元になるのでしっかり食べるようにしましょう。
●漢方薬も良い。
生理痛を緩和させるために漢方薬も使われます。漢方薬は血の巡りを良くするものが多いので症状の改善に役立ちます。漢方は個人の判断で飲むのはダメなので必ず医師か漢方専門の薬局に相談してから飲むようにしてください。
症状がひどいなら病院で
生理痛がひどく色々試しても緩和できないなら病院を受診して症状を治療することをおすすめします。ひどい生理痛は月経困難症かもしれません。
また、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮がんといった重大な病気の可能性もあります。「たかが生理痛」などと片付けずに「ちょっと人より生理痛が重いかもしれない」と思ったら迷わず病院に行きましょう。
この他の生理痛については生理痛で、生理痛とも関係が深い生理周期については生理周期で説明しています、参考にしてください。
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