生理前の冷え症
生理前の冷え症は、自律神経の乱れが原因ではないかと考えられています。自律神経が乱れると血行が悪くなってしまいます。
生理前に冷え症が起こるのは、女性は生理前になると自律神経のバランスを崩しやすくなるためだと言われます。
それは、排卵のために女性ホルモンの分泌に変化があるためなんですね…と言うことは、月経のある女性なら誰でも起こりうることなんです。
冷え症が起こる原因
人間の身体は、体温が37度程度の時に最も良く働くようになっています。それは、ダイエットの強い味方である代謝に始まって、免疫活動、消化活動など全ての活動において言えることです。
つまり、生理前の冷え症は体調不良に影響を与えていることになります。生理前になると、お肌の調子が悪かったり、体調が悪かったり、何らかの不調を感じている女性は少なくなく、月経前症候群という病気の可能性が高いとされます。
生理前の冷え症を改善
冷え症は生理痛だできなく頭痛や腰痛、不眠やイライラまで様々な症状の原因となると言われます。生理前の冷え症も同じで、体の血流を良くして温めることが改善につながります。
■生理前の冷え症を改善する方法
・体の温まる食べ物を食べる。
・軽い運動をする。
・意識して体を動かす。
・お風呂で温まる。
・体を冷やさない服装。
●体の温まる食べ物を食べる。
冷えを改善するには、食生活に気をつけてみましょう。体の温まる食べ物と言えば、代表的なのもは生姜、ねぎ、唐辛子です。この他にも大根、人参、芋類が体を温めるとされます。
生姜やネギ、唐辛子をそのまま食べるより、他の野菜やお肉と合わせて食べるのがおすすめです。生姜焼きや鍋物が一度にたくさん食べることができるので積極的に食べるようにしましょう。
●軽い運動をする。
日常生活の中に軽い運動を取り入れることで、血流が良くなり冷え症の改善が期待できます。自宅で手軽にできるのはヨガやウォーキングです。毎日少しずつ続けることで血の巡りが良くなってきます。
寝る前に軽いストレッチをすると、血行が良くなってよく眠れるようになりますよ。
時間に余裕のある人は、ウォーキングや散歩などもいいでしょう。外の空気を感じながら体を動かすことでストレス解消にもなります。
●意識して体を動かす。
日頃は運動不足になっている人も普段の生活の中で体を動かすことを意識すると体調が良くなってきます。
例えば、エレベーターは使わずに階段を使う、一駅前で降りて歩いてみる、通勤通学の道順を大回りにするなど工夫して体を動かしてみましょう。
立っているときは踵を上げ下げするだけでも違ってきますよ。体を動かすことで体調もよくなり冷えの改善も期待できます。
●お風呂で温まる。
お風呂で体の芯まで温めるのも冷え症の改善へとつながります。忙しくてシャワーで済ませている人もいると思いますが、湯船に浸かって体を温めることによって冷えを改善していきます。
お風呂の温度は温めにして半身浴がおすすめです。長めに浸かることで血行が良くなります。湯船に浸かるのが無理なときは、足湯でもいいでしょう。下半身がポカポカしてきて体が温まります。
●体を冷やさない服装。
生理前の冷え症対策には、肌の露出を抑えた服装がいいでしょう。薄着はおしゃれですが、冷えには大敵です。足もなるべく肌を覆った服装にすることを心がけましょう。
冷え症対策として、腹巻きやスパッツもおすすめです。また、温度調節しやすいように重ね着するのもいいでしょう。ストールなど上に羽織るものを持参すると冷えを防ぐことができます。
生理前の冷え症は頭痛や不眠、イライラの原因になっているとされます。冷えを改善すれば、症状も軽快することが多いので自分のできるところから試してみてください。
この他の生理前の症状は生理前の症状で詳しく説明しています。女性の生理周期については生理周期にまとめました。
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