不正出血と排卵
不正出血が排卵する時期、ちょうど生理が始まってから2週間ぐらいのとき、排卵日付近で出血することがあります。これは排卵期出血と言われるもので、生理と生理の間に起こるので中間期出血とも呼ばれています。
この出血自体はよくあることなのですが、他の病気例えば子宮頸管ポリープや子宮頸がんなどで出血を起こすこともあります。出血の量は少量や二日目の量、色も茶色など個人差が大きいので、色や出血量で判断できません。
不正出血を見つけたら、すぐに産婦人科を受診して診察してもらうようにしましょう。

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不正出血が排卵前に起こる?
不正出血が排卵前に起こる場合は、着床期出血ではない可能性があります。着床期出血は、卵子が排卵するときに起こる現象で排卵の時期以外に出血することはないからです。
排卵期以外の出血は、他の病気の可能性が高いので病院で原因を調べてもらいましょう。
不正出血が一週間続く
着床期出血もそうですが、不正出血が一週間続くようであればすぐに産婦人科を受診するようにしてください。不正出血の場合は出血量や色は関係ありません。出血していることが問題です。
生理以外の出血はすべて不正出血です。出血の原因が重大な病気である可能性もあるので、すぐに診察してもらいましょう。
生理が月2回
生理が月2回来てしまう人もいます。生理周期が24日以内のときは頻発月経と呼ばれます。月2回も生理が来ている人は頻発月経になっている可能性があります。
頻発月経になる原因として、脳の下垂体、視床下部の異常、甲状腺の異常、ストレス、肥満、糖尿病などがあります。
頻発月経の中でも、排卵がない無排卵性月経になることがあります。無排卵性月経は、排卵がないため妊娠できない不妊の原因になります。
また、着床期出血を生理と勘違いしている人もいるようです。どちらにしても、自分では病気かどうか判断できないので、産婦人科で診察を受けることが必要です。
ピルで不正出血
重い生理痛の治療や子宮内膜症の治療などで低用量ピルが処方されることがあります。低用量ピルの副作用して、飲み始めに不正出血を起こすことがあります。
一般的に不正出血は時間と共に落ち着いてくるようですが、3ヶ月経っても治まらないこともあるので、出血が治まらないときは、担当の産婦人科医と相談することをおすすめします。
低用量ピルを使うと副作用とリスクがあるので、担当医と十分に話し合うことが必要です。
不正出血とストレス
不正出血を起こす原因としてストレスがあります。女性のホルモンを受け持つ脳の視床下部や下垂体は自律神経の影響を受けやすいため、大きなストレスを受けるとホルモンバランスが乱れ、不正出血を起こすことがあります。
ストレスは生理前に体調や気分が悪くなる生理前症候群の原因にもなっているので、なるべくストレスを溜めないような生活習慣をかんがえるようにしましょう。
ストレスは、親しい友人と話すだけでも軽減できます。また、お風呂に長く浸かった半身浴や寝る前に自分の好きな音楽を聴くことによっても解消できます。
できれば、体を動かしてストレスを解消しましょう。ヨガやストレッチがおすすめです。またお散歩やウォーキングなども代謝が上がって体調も良くなってきますよ。
自分に合ったストレス解消法を試してみてください。
このように、不正出血が排卵時における排卵期出血である可能性もあります。しかし、子宮筋腫や子宮体がん、子宮頸がんなど生活に大きな影響を及ぼす病気の可能性もあるのです。
不正出血を見たら、自己判断はせずに産婦人科を受診するようにしてください。
この他の不正出血の話題は不正出血で詳しく紹介しています。排卵と関係がある生理周期については生理周期で解説しています。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。