卵胞ホルモン、エストロゲン
卵胞ホルモン(エストロゲン・卵胞刺激ホルモン)は黄体ホルモン(プロゲステロン)ともに女性ホルモンと呼ばれる物質です。ホルモンの分泌は、脳の下垂体や視床下部でコントロールされ卵巣から分泌されます。
この二つのホルモンは相関関係がありバランスを保っています。このバランスが崩れると体調不良の原因となると言われています。
ここでは、卵胞ホルモンについて詳しく解説していきます。
卵胞ホルモンとは
卵胞ホルモンとは、卵巣から分泌されるホルモンのことで、子宮内膜を厚くしたりお肌の張りやたるみを改善する働きがあると言われています。35歳頃から低下していき更年期と呼ばれる45歳から55歳ごろに急激に低下します。
急激にホルモン量が変化するために、更年期の症状と呼ばれる様々な深いな症状が現れます。また、更年期でなくても生理前にホルモン量が急激に変化するためPMS・月経前症候群と呼ばれる症状を引き起こすことがあります。

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●妊娠前・初期に絶対必要な葉酸

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葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この次は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの関係について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
卵胞ホルモンと黄体ホルモン
卵胞ホルモンと黄体ホルモンは、互いに相関関係があります。卵胞ホルモンは排卵期の前に、黄体ホルモンは排卵期のあと1週間前後に分泌のピークを迎えます。
卵胞ホルモン、黄体ホルモンどちらも適切な量が分泌されないとバランスが崩れ、体調不良や不妊の原因となってしまいます。生理前に必ず体調が悪くなるときはホルモンバランスの乱れが原因かもしれません。
ホルモンバランスを整える
卵胞ホルモンの分泌を正常に戻しホルモンバランスを整えて行くには、生活習慣の見直しと食生活の改善、ストレスの解消することが大切です。
卵胞ホルモンや黄体ホルモンなどの女性ホルモンをコントロールしている下垂体や視床下部は自律神経の影響を受けやすい器官です。大きなストレスを受けるとそれを回復させるために排卵への指令が後回しとなり結果的に分泌量に影響が出たり止まったりします。
これを改善するには、ストレスを解消して高ぶった自律神経をリラックスさせることが必要になってきます。とは言っても、難しいことはありません。
不規則な生活を改めたり、食生活を栄養のあるものへと変更したり、寝る前にリラックスするための行動を取ることでホルモンバランスの改善が期待できます。
●不規則な生活を改める
食事の時間が不規則だったり、睡眠時間がバラバラだと、それだけで体へのストレスとなってしまいます。できるだけ規則正しい生活が送れるように生活習慣を見直していきましょう。
生活が不規則だと運動不足になりがちです。エレベーターは使わず階段を使う、歩く距離を伸ばしてみる、ウォーキングやヨガをやってみるなど自分のできるところから始めてみてください。
●食生活を栄養のあるものへと変更する。
外食やお弁当中心の食事では、自分の好きなものばかり食べて栄養が偏りがちになります。栄養が不足すると体の冷えの原因になることがあるので、バランスの良い食事になるよう食生活を見直しましょう。
最近では、炭水化物抜きダイエットが流行っていますが、炭水化物は体を動かすのに必要なエネルギーです。体調管理のためにも止めたほうがいいでしょう。
ポイントは、特定の食品を摂るのではなく少量ずつバランスよく食べることが大切です。体を冷やすような食品は抑えて、体を温めるような玉ねぎや人参など根菜類を多く摂るように心がけましょう。
●寝る前にリラックス
神経が高ぶったまま寝てしまうと、十分な睡眠が得られず眠りも浅いものとなってしまいます。寝る前は読書や音楽、アロマなど気分を落ち着かせるようにするとぐっすり眠ることができます。
寝る前のTVやスマホは神経を刺激するので控えるようにしましょう。
このように、ホルモンバランスの乱れは日常生活の見直しで改善できることもあります。体調不良を感じたら生活環境を見直してみましょう。
卵胞ホルモンと関係が深いホルモンバランスについてはホルモンバランスで、関連する生理周期については生理周期で詳しく説明しています。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。