排卵検査薬とタイミング法
排卵検査薬でタイミング法を試すことで、妊娠の可能性が増してきます。正確な排卵日を知って妊娠しやすい時期を調べて妊娠できる確率を上げてみましょう。
超音波検査で正確な排卵日を測定できるので、産婦人科を受診してタイミング法を指導してもらうのがおすすめです。
排卵検査薬と妊娠しやすい時期
排卵検査薬を使うと、妊娠しやすい時期が分かります。妊娠しやすい時期とは、排卵日付近の日のことで、排卵日の数日前から排卵後の1日ぐらいが妊娠しやすいと言われています。
この時期に仲良しすることで妊娠を目指す方法がタイミング法です。排卵日付近のタイミングで仲良しするので、タイミング法と呼ばれます。
排卵日の特定は、産婦人科で超音波検査や尿検査で測定してもらうのが一番正確です。通院に時間が掛かる場合は、自宅で排卵検査薬で排卵日を検査する方法もあります。
排卵検査薬は、LH(黄体形成ホルモン)の濃度上昇を調べる検査薬です。排卵日前にはLHサージと呼ばれるLHの濃度が急激に上昇します。この濃度変化を捉えて排卵日を予測します。
一般的に、LHサージは排卵の24時間~36時間前に起こるとされています。LHが陽性となったら、その日か翌日にタイミング法を行うようにします。
病院で検査するか、自宅で検査するかは後で判断するとして、一度産婦人科を受診して、排卵日や妊娠しない理由を調べることが大切です。
タイミング法で成功率を上げるコツ
タイミング法で成功率を上げるコツを紹介していきます。
■タイミング法で成功率を上げるコツ
・排卵検査薬は1日2回計測する。
・冷えを取り体調を良くする。
・ストレスを溜めない。
・仲良し後は腰に枕を入れる。
では、それぞれを詳しく紹介します。
●排卵検査薬は1日2回計測する。
排卵の前兆と言われるLHサージの期間は短いものです。LHサージを逃さないためには、まめに測定することが大切です。
測定する時間は毎日同じ時間帯に測定するようにしましょう。尿が濃いと反応が強く出ることあります。反対にピークの時に薄い尿だと反応が薄くなることがあります。注意しましょう。
●冷えを取り体調を良くする。
冷え症があると、血流が悪くなり体調も優れないことが多くなります。体調は、妊娠に影響しますので、冷え症を改善して体調を戻すようにしましょう。
冷えを取るには、ヨガやウォーキング、ストレッチなど軽い運動をして、体を温める食事を摂るようにするといいでしょう。体を温めるには、根菜類が良いとされるのでシチューなどがおすすめです。
●ストレスを溜めない。
ストレスが妊娠に影響を及ぼすことがあります。ストレスは、体調不良の原因になるのでストレスを溜めないようにすることが大切です。カラオケや趣味に没頭すると上手に解消できることも多いです。
●仲良し後は腰に枕を入れる。
排卵日付近で仲良しした後で、腰の下に枕を入れて頭を低くして、30分ほどじっと待つ方法です。民間伝承かもしれませんが、これで妊娠できたという人もいるので試してみるのもいいかもしれません。

妊娠前から初期にかけて葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠前・初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
タイミング法で妊娠できない?
タイミング法でも、中々妊娠できない人もいます。一般的には、排卵日付近で仲良しすると約20~30%の人が妊娠すると言われています。
ところが、2年以上不妊で不妊治療を受けている人がタイミング法を試すと実際に妊娠するのは2~3%と1/10まで落ち込んでしまうのです。
通常の不妊検査を受けても原因が分からないのが全体の2割を占めます。原因不明の不妊はピックアップ障害、受精障害、卵巣年齢が関係していると言われています。
ピックアップ障害、受精障害、卵巣年齢が原因となると、タイミング法で妊娠するのは難しくなり体外受精や顕微授精にステップアップすることも選択肢の一つです。
特に35歳以上の人は急いだほうがいいです。35歳を過ぎると卵子の質が急激に低下するためです。俗に言う高齢妊娠になるので、妊娠できない人は、早めに産婦人科を受診して原因を調べることが大切になってきます。
この他、排卵検査薬の詳細については排卵検査薬でまとめて紹介しています。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。