妊婦の食事
妊婦さんの食事は、ママと赤ちゃんのために栄養バランスを考えたメニューにしていきましょう。
妊娠中は、鉄分や食物繊維などが不足しがちになるので、日頃の食事に積極的に取り入れていくように心がけてください。
ここでは、妊婦さんの食事や注意点などについて詳しく紹介しています。
食べない方がいい食材
妊婦さんが食べない方がいい食材がいくつかあります。普段の生活では心配しなくてもいいものが、お腹の赤ちゃんやママに影響があることがあります。
妊婦さんが食事をする際には、食べるものに気をつけていきましょう。
■妊婦さんが食べない方がいい食材
・うなぎ
・牛・豚・鶏レバー
・魚の肝 など
上記の食品は、ビタミンAを多く含んだ食材です。妊娠初期のビタミンAの過剰摂取はお腹の赤ちゃんに影響があるとされるので、極力避けたほうがいいでしょう。
・マグロや金目鯛、いるか
上記の食品は、水銀を多く含む食品です。これらの食材は、厳重な食事管理を行えば、制限付きで食べることができますが、できれば避けたほうがいい食材です。
これらの食品は、外食でも出てくることが多いので注意していきましょう。
次は、妊婦の食事の注意点について詳しく紹介していきます。
妊婦の食事の注意点
妊婦さんの食事の注意点は、
・バランスよく栄養豊富なものを食べる。
・体重をコントロールする。
・炭水化物やタンパク質を摂る。
このような点に注意して、食事内容を改善していきましょう。
●バランスよく栄養豊富なものを食べる。
つわりの時期は「食べられるものを、食べられるときに食べる」のが基本ですが、つわりが終わった後は栄養バランスを考えた食事になるように改善していきましょう。
ママと赤ちゃんの健康を考えて、色々な種類のものを少しずつ食べるようにすると、自然とバランスの良い食事となります。
妊娠初期には葉酸摂取が大事!
妊娠初期に葉酸が不足することで、無脳症や二分脊椎といった先天性障害のリスクが高くなることが分かっています。
妊娠中に葉酸が不足しないように気を付けましょう。
食事から必要量を摂取するのは難しいので、サプリからの摂取がおすすめです。厚生労働省もサプリのほうが吸収効率がよいとしてサプリでの摂取を推奨しています。
サプリならつわり中でも無理なく飲むことができます。サプリでの葉酸摂取がおすすめです。妊娠に最適なサプリの選び方については失敗しない!葉酸サプリの選び方で詳しく紹介しているので読んでみてください。
●体重をコントロールする。
妊娠中は体重が増えるのは自然なことですが、あまり増えすぎると妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)や妊娠糖尿病のリスクが増えてきます。
妊娠中の体重増加は、標準体重の人で、7~12kgが適正範囲と考えられます。
この範囲を超えないように、しっかりと体重管理を行っていきましょう。体重管理は妊娠16週を過ぎた頃から始めてください。
短期間で急激に体重が増えたときは、注意が必要です。妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)でむくみが出ると血栓ができるリスクが大きくなるので、すぐに産婦人科を受診するようにしてください。
●炭水化物やタンパク質を摂る。
炭水化物やタンパク質は、ママと赤ちゃんにとって欠かすことができない栄養素です。
日本人の主食である白米は、エネルギーとタンパク質、糖質を含んだ栄養価の高い食べ物です。できるだけごはんを食べるようにして、ママと赤ちゃんが健康になるように改善していきましょう。
■炭水化物を含む食品
・白米
・胚芽米
・パン
・うどん
・そうめん
・中華麺
・マカロニ
・パスタ
■タンパク質を含む食品
・牛肉、豚肉、鶏肉
・牛乳
・魚類
・大豆
タンパク質は、動物性タンパク質と植物性タンパク質がありますが、どちらもバランスよく食べることが大切です。
植物性のほうがヘルシーなイメージがありますが、動物性タンパク質にしかない栄養素もあるので、両方食べるようにしましょう。
妊婦の食事制限はあるの?
妊娠中は食事制限などで自己流のダイエットするのは好ましくありません。産婦人科医の指導の下で適切な体重管理をしましょう。
つわりが終わった後は、つい食べ過ぎてしまいますが、体重を意識して食べるようにしてください。
美味しい妊婦の食事レシピ
自分で妊婦さん向けの食事レシピを考えるのは難しいのですが、クックパッドや楽天レシピには、たくさんの妊婦向けのレシピがあります。
献立に困ったときは利用してみてください。それぞれのレシピは妊娠中の食事レシピにまとました。参考にどうぞ。
妊婦の食べ物には注意!
妊婦さんは、食べ物に注意しなければなりません。妊娠中には、食べないほうが良い食べ物があります。食事のときは、その食材が入っていないか確認しましょう。
妊娠中に食べないほうがいい食べ物は、うなぎやレバーといった動物性のビタミンAを含んでいるもの、マグロや金目鯛といった回遊魚、ひじきなどです。
動物性のビタミンAは、お腹の赤ちゃんに影響を与えることがあります。マグロや金目鯛は、メチル水銀が含まれていて赤ちゃんの中枢神経に影響が出る可能性があります。ひじきには、無機ヒ素が含まれています。
これとは反対に、妊婦さんに必要な栄養素があります。カルシウム、鉄分、葉酸、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンCなどです。バランスよく食べることが大切です。詳しくは妊婦の食べ物には注意!で説明しています。
この他、妊婦の注意点は妊婦の注意点で、妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで紹介しています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。