妊婦とダイエット
妊婦さんがダイエットを行うのはよくないです。栄養不足になってママの体力が落ちたり、赤ちゃんの栄養不足が心配になります。
しかし、妊婦さんの体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが増えて難産になったり赤ちゃんに影響がある場合があります。
医師の指導の下、適切な体重管理ができるように食事や生活習慣を改善していきましょう。
ダイエットでなく体重管理
妊婦さんは、食事制限などでダイエットするのではなく、食事内容の見直しや生活習慣の改善で健康的に体重を管理していくことを考えていきましょう。
ポイントしては、
・食事の食材を見直す。
・食事のバランスを考える。
・食べる順番も大事。
・食べるのは自分の分だけ。
・良く噛んで食べる。
・おやつは食べない。間食しない。
・規則正しく3食食べる。
上記の6つが基本となってきます。次は、この項目を詳しく紹介します。
妊婦さんの体重管理のポイント
●食事の食材を見直す。
脂っこいものや高カロリーな食事は、肥満の原因となり続けて食べるのはよくありません。
唐揚げやフライなど脂っこいおかずは控えて、魚や野菜中心のメニューに切り替えていきましょう。肉は全くダメではなく、赤身のお肉を選ぶようにしましょう。
赤身のお肉は良質なタンパク質と鉄分が補給できます。完全に止めるのではなく、適度に食べることがことが大切です。
●食事のバランスを考える。
魚や野菜がいいから、それだけを食べ続けると栄養が偏ってしまって栄養不足が心配になります。
特に妊娠中は、赤ちゃんとママの健康を考えることが大切なので、たくさんの食品を少しずつ食べるようにしていきましょう。
●食べる順番も大事。
妊婦さんが体重を管理するには、バランスよく食べることはもちろん食べる順番に気をつけることが大切です。
ごはんから、食べると食べ過ぎになってしまうことが多いので、
野菜 → おかず → ごはん
この順番で食べるようにすると、食欲も抑えられ満腹感も得られるようになります。
野菜にかけるドレッシングはノンオイルのものを選ぶようにして、マヨネーズは控えるようにしましょう。
●食べるのは自分の分だけ。
妊婦さんは、自分が食べる分だけ皿に取り分けるようにして、食べ過ぎないようにしましょう。
大皿からそのまま取ると、自分が食べた量が分からなくなります。注意してください。自分の分を食べ終わったら、そこで食事を終わりにします。
●良く噛んで食べる。
食事のときは、良く噛んで食べるようにしましょう。一口で30回は噛むようにします。
よく噛んで食べると、唾液が増えて消化も良くなります。便秘にもいいので、良く噛む習慣を身につけましょう。
●おやつは食べない。間食しない。
おやつや間食をしてしまうと、どうしても体重が増えてしまいます。産婦人科医から体重を減らすように言われているときは、おやつと間食は禁止です。
控えるではなく禁止なので食べないようにしてください。
その分、食事のときに野菜やおかずを多く食べて、食欲を抑えるように工夫してみましょう。
●規則正しく3食食べる。
食事の時間が不規則だったり食事を抜いたりするとよくありません。
食事は、1日3回きちんと食べるようにしましょう。夕食は、遅い時間に食べないようにします。
体重増加を気にして食べない妊婦さんもいますが間違っています。間食やおやつを止めて食事で改善していくようにしましょう。
このようなことに気をつけて、体重を管理していきましょう。
妊婦さんはダイエットではなく、体重管理と健康を第一に考えていかなければなりません。医師の指導の下で適切な体重管理をしていきましょう。
この他、妊婦さんの注意点については妊婦の注意点で、妊娠したい人向けの話題は妊娠したいにまとめています。読んでみてください。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。