妊婦検診の費用
妊婦検診の費用は、住んでいる地域によってバラバラで同じ県内でも市町村によって違ってきます。
平成21年から、国や自治体が妊婦検診14回分の費用を助成しています。一見14回全部無料で検診が受けられるような印象を持ちますが、実際には自己負担があることも多く完全無料にはならない地域が多くあるようです。
自分が住んでいる地域が、妊婦検診の費用をどのぐらい助成してくれるのか確認しておきましょう。
正常な妊娠が分かると、市町村の窓口に妊娠届を出しにいくので、そのときに検診費用の助成がどれぐらいあるのか確認しておきましょう。
妊婦検診の費用は各施設で違う!
妊婦検診は、保険適用ではなく自由診療となり各病院や助産院などが独自に決めています。検査内容も基本項目以外に追加される場合もあり、費用の自己負担が発生することがあります。
里帰り出産する人は、別の県や市町村に移動して検診を受けるため補助券が使えない場合もあります。補助券は市町村の窓口で払い戻しできることがあるので窓口で確認しておきましょう。
次は、具体的な妊婦検診の費用について、いくつか紹介してきます。
具体的な妊婦検診の費用
妊婦検診の費用は、自治体によって異なり細かく規定されています。
ここでは、具体的な検診費用について紹介します。
■大阪市の場合
妊婦健康診査受診票 全14回
初回22,230円 3720円×9回 13,920円×1回 8,500円×1回 11,600円×1回 10,080円×1回
妊婦健康診査受診票ごとに金額が設定、どの券を使うかは医療機関と相談。検査が追加された場合には自己負担も。
産院で使用できる券は9回分。
■千葉市の場合
妊婦一般健康診査受診票 妊婦1人あたり14回まで (受診票14枚を交付)
A票 子宮頸がん検診のあり 15,000円
子宮頸がん検診のなし 11,600円
B票 超音波検査あり 9,000円
超音波検査なし 4,000円
C-1票 4,000円
C-2票 7,000円 *助産所の場合は4,000円
券種や検査内容によって使用できない券がある。途中で転入してきた場合は、妊娠週数に応じて券が交付される。実際にかかる健診費用が公費負担額を超える場合は、超えた金額については自己負担。
■広島市の場合
妊婦健康診査補助券 14組
妊娠初期検査用補助券 16,000円限度×1組 子宮頸がん検診受診券 3,400円×1組 妊娠中期検査用補助券 10,100円限度×1組 妊娠後期検査用補助券 8,000円限度×1組 定額補助券 6,000円限度×1組
診査費用が助成限度額を超えた場合は、自己負担金が必要。子宮頸がん検診受診券は、平成25年4月1日以降に母子健康手帳の交付を受けた方が対象。
このように、妊婦検診の費用は自治体によってかなり違ってきます。妊娠届を出したときに補助の内容を、産婦人科や産院を受診したときにどれぐらい自己負担があるのか確認しておきましょう。
この他、妊婦検診(妊婦健診)全体の話題は妊婦検診(妊婦健診)で、妊婦さんの注意点については妊婦の注意点で詳しく紹介しています。読んでみてください。
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