妊娠と生理
妊娠は、生理予定日を過ぎても生理が来ないので「もしかして妊娠?」と気が付く人も多いようです。
また、妊娠しているのに生理のような出血が来てびっくりする人もいます。
妊娠すると生理は来ないのですが、生理のような出血を起こすことがあります。これは、着床時出血と呼ばれるもので、妊娠の初期症状として知られている症状の一つです。
しかし、妊娠してなくても出血を起こす病気もあるので注意してください。
妊娠初期には生理のような症状
妊娠初期には、着床時出血のような出血の他にも生理前の症状と似たような症状が出るときがあります。
このような症状を超妊娠初期症状、妊娠初期症状と呼びます。この症状を感じて妊娠したと思う人は少なく、妊娠が分かってあのときは初期症状だったと思う人が多いです。
私も、最初は風邪かな?と思ってました。
次は、妊娠初期症状と妊娠以外の出血を起こす病気について詳しく紹介していきます。
妊娠初期の主な症状
妊娠初期には、色々な症状が現れることがあります。
■妊娠初期に出る主な症状
・頭痛
・微熱
・イライラ
・風邪のような症状
・くしゃみ
・鼻水
・ぼーっとする
・喉が痛い
・胸が張る
・胸が痛い
・胸がムカムカ
・吐き気
・みぞおちが痛い
・キリキリと胃痛
・腹痛
・腰痛
・下腹部痛
・子宮が痛む
・チクチクした腹痛
・足の付け根が痛い
・股関節が痛い
・足がむくむ
・肌荒れ
・にきび
妊娠初期には、このような症状が現れやすいといいます。
しかし、頭痛や腹痛といった症状は普段の生理前に起こる症状なので、これだけで妊娠したと気が付く人は少ないようです。
超妊娠初期とは?
最近では、妊娠0週~3週までの期間を超妊娠初期といって区別するようになってきました。超妊娠初期の期間は、受精から着床までの間の期間です。
妊娠0週は、最終月経開始日です。この時期は妊娠に関連することは何も起きていないので、腹痛や腰痛などの症状が出ることはありません。
超妊娠初期に出血があるとすれば、生理が始まったか不正出血の可能性があります。また、妊娠1週でも同様に生理か不正出血の可能性があります。
妊娠3週ぐらいになると、着床するときに起こる着床出血の可能性も出てきます。生理が遅れているな?と感じたら妊娠検査薬を使って妊娠かどうか確認するようにしましょう。詳しくは超妊娠初期で解説しています。

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
生理予定日を過ぎたら検査を
生理予定日を過ぎても生理が来ないときは、妊娠検査薬で妊娠していないか検査してみましょう。
妊娠検査薬は、通常生理予定日の1週間後より使用できるようになっていますが、生理予定日当日から使用できる検査薬(商品名:チェックワンファスト)もあります。
妊娠検査薬で陽性反応が出ると、ほぼ100%妊娠しているので、早めに産婦人科に行って正常な妊娠かどうか診断してもらうようにしましょう。
妊娠検査薬では、正常な妊娠かどうかまでは分かりません。子宮外妊娠(異所性妊娠)や胞状奇胎など、正常な妊娠でない場合もありますので、陽性になったら早めに産婦人科を受診するようにしましょう。
妊娠以外の出血
妊娠したときの着床時出血の他にも、妊娠には関係のない出血を起こすことがあります。
出血を起こす病気として、子宮筋腫・子宮内膜症・子宮頸管ポリープ・無排卵・感染症などがあります。
このような病気の中には、妊娠できない不妊の原因になるものがありますので、生理以外の出血があったらすぐに産婦人科を受診して原因を調べるようにしましょう。
この他、生理周期全般の話題は生理周期でまとめました。読んでみてください。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。