妊娠超初期の腹痛
妊娠超初期の腹痛は、便秘やお腹の冷えからくるものもありますが、流産や切迫流産のときも腹痛があるため注意が必要です。
お腹に痛みや張りがあるときは、自己判断せずに産婦人科へ連絡して指示を仰いでください。
妊娠初期の腹痛の原因
妊娠超初期や妊娠初期で腹痛が起こる原因は様々なものがあります。
・生理的なもの
・流産や切迫流産
・子宮頸管無力症
・異所性妊娠(子宮外妊娠)
・卵巣のう腫、腫瘍
このようなことが腹痛を起こす原因と考えられています。

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
次は、原因を詳しく紹介していきます。まだまだ続きます。
腹痛を起こす原因
●生理的なもの
便秘やお腹の冷えでの血行不良など、生理的なもので腹痛が起こることがあります。黄体ホルモンの影響で、お腹が大きくなくても便秘になることがあります。
何日も出ていないなら、産婦人科へ行って便秘薬を処方してもらいましょう。市販の便秘薬には、妊婦が飲むと妊娠に影響が出る成分が入っていることがあります。絶対に自己判断で飲むことがないようにしてください。
必ず産婦人科で、処方された薬を飲むようにしてください。
●流産や切迫流産
妊娠超初期や妊娠初期で心配なのが、流産や切迫流産です。流産や切迫流産の兆候として、腹痛や出血があります。特に、妊娠初期の痛みや出血は何かのサインであることが多いので、すぐに産婦人科へ連絡して指示を仰いでください。
切迫流産と診断されても、心拍が確認されて発育にも問題がなければ妊娠が継続できる可能性があります。
●子宮頸管無力症
子宮頸管無力症の主な症状は、お腹の張りです。この他の症状があまりなく自分では気が付かずに健診で指摘されるケースが多くあります。
子宮頸管無力症をそのまま放置しておくと、早産になる可能性もあり注意が必要です。医師が必要と判断すれば、子宮頸管を縛る手術を行うことがあります。
●異所性妊娠(子宮外妊娠)
異所性妊娠(子宮外妊娠)は、そのほとんどが卵管に着床してしまうもので、症状として激しい腹痛があります。卵管が破裂して腹腔内に大量の出血を起こすことがあり、緊急手術になることもあります。
妊娠検査薬で妊娠を確認したら、すぐに産婦人科へ行って正常な妊娠かどうか診断してもらうようにしましょう。
●卵巣のう腫、腫瘍
妊娠中のホルモン変化で、卵巣が腫れてくることがあります。元々卵巣のう腫を持っている人は腫れやすい傾向があると言われます。
チクチク、ズンズンした腹痛になることがあります。経過観察になる場合もありますが、大きさや形状によっては手術になることもあります。
病院へ連絡するときのポイント
妊娠中に腹痛や出血があって、病院へ連絡する場合は、以下の点に注意して連絡しましょう。
●どこが痛いのか?
下腹部、胃のあたり、背中側?
●いつから痛いのか?
今朝から?昨日から?さっきから?
●出血があるのか?
出血の色は赤?ピンク?茶色?
量はどのぐらい?生理ぐらい?もっと多い?
●痛みは続いている?
断続的?ずっと痛い?
●他に症状は?
ムカムカする?下痢になってる?
このような点を伝えると、スムーズに対処してもらえます。要点をしっかり伝えるようにしましょう。
妊娠超初期の腹痛は、出血を伴っているときは緊急性があるのですぐに産婦人科へ連絡して指示を仰ぐようにしてください。
【関連記事】
妊娠初期の注意点や気を付けることをまとめています。下記のページを読んでみてください。
妊娠したい人におすすめの記事は下記のページで、詳しく紹介しています。おすすめです。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。