妊娠中期の頭痛
妊娠中期の頭痛は、体型やホルモンの変化で起こると言われています。頭痛には、偏頭痛・緊張性頭痛・群発頭痛などがありますが、妊娠中は、筋肉のこりからくる緊張性頭痛が多いようです。
妊娠中の頭痛は、自然に治まるものが多いのですが、ずっと続く頭痛や今までに経験したことのないような激しい頭痛は脳や脊髄の病気かもしれないので、すぐに病院を受診するようにしてください。
妊娠中期の頭痛の原因
妊娠中期の頭痛の原因として
・妊娠によるホルモンの影響
・体型変化による筋肉の緊張
・便秘から
・水分不足
・ストレス
・脳や脊髄の病気
このような原因から頭痛が起こると言われています。
頭痛は、種類により対処法が違うので、自分に合った解消法を試してみるようにしましょう。
次は、原因や妊娠中期の頭痛の対処法を詳しく解説してきます。まだまだ続きます。
頭痛になる原因
●妊娠によるホルモンの影響
妊娠中は、妊娠を継続するために様々なホルモンが分泌されています。このホルモンの影響で血管が拡張して頭痛を起こすことがあります。
このタイプは、血管が拡張して起こる偏頭痛と呼ばれるもので、温めるより冷やすほうが効果的と言われます。
●体型変化による筋肉の緊張
妊娠中期になると、お腹も大きくなってきて体型にも変化が起こります。お腹が大きくなると、体の重心が変わってきて腰や肩に負担が掛かってきます。
また、この時期には胸も大きくなってきて重くなり支える肩に負担が掛かります。こうして体型の変化によって腰や肩と言った背中全体の筋肉が緊張して頭痛が起こります。
●便秘から頭痛
意外なことに便秘によって引き起こされる頭痛もあります。妊娠中は、便秘になる人が多く悩みの種になっています。
この便秘が頭痛やむくみを引き起こしているときがあるのです。
●水分不足で
体の水分が不足しているときも頭痛が起こりやすくなります。水分が足りているかチェックする必要があります。
●ストレスから
妊娠中は、肉体的にも精神的にもストレスを受けることが多くあります。このストレスが頭痛の原因となることがあります。
●脳や脊髄の病気
脳や脊髄の病気で頭痛が起こることがあります。脳腫瘍や脳出血、髄膜炎などは今までに経験したことのないような激しい痛みがあります。
こんな頭痛のときは急いで病院を受診するようにしてください。
妊娠中に妊娠高血圧症候群になると、痙攣(子癇)や脳出血を起こすことがあります。高血圧や尿タンパクが出たら、医師の指示の下に適切な治療を受けるようにしましょう。
妊娠中期の頭痛の対処法
妊娠中の頭痛の対処法は、症状によって違います。
●ホルモンによる偏頭痛の場合
偏頭痛の場合は、患部を冷やすことが大切です。アイスノンや冷えピタなどの冷却ジェルを頭に貼ると頭痛が緩和されます。
また、暗いところで横になって休むと次第に治まっていくことが多いようです。
●筋肉の緊張やコリの場合
体型の変化や重い肩こりなどで頭痛が起こる場合、凝っているところを温めるか、軽いストレッチを行って緊張をほぐすといいようです。
患部を冷やすと逆効果なので気をつけてください。
●便秘や水分不足の場合
便秘や水分不足のときは、なるべく多くの水分を補給して便秘や水分不足を解消することが必要です。食生活を見直して食物繊維を多く摂るようにしましょう。
野菜には、多くの水分が含まれているので積極的に食べるようにしましょう。
●ストレスから頭痛がする場合
ストレスからのときは、ストレスをうまく解消することが大切です。自分の趣味に没頭したり、友達と女子会を開いて話を聞いてもらうだけでも気分が違ってきます。
ガーデニングやマタニティスイミングなどもおすすめです。
●脳や脊髄の病気の場合
この場合は、一刻も早く治療を受けることが大切です。激しい痛みがあるときは急いで病院を受診するようにしましょう。
このように、妊娠中期の頭痛の対処法はいくつかあります。いくつか試してみて自分に合った対処法を見つけてみてください。
この他、妊娠中期の注意点は、妊娠中期の注意点で、妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで紹介しています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。