妊娠初期で検査薬が陽性
検査薬の線が、うっすらとではなく濃くはっきりした線がでれば、ほぼ100%妊娠しています。妊娠していない可能性は限りなく低いものです。
陽性で病院を受診する時期はすぐです。早めに産婦人科を受診するようにしてください。
妊娠しても生理のような出血があることも
妊娠しても生理のような出血があることがあります。これは、妊娠の初期症状の可能性があります。
この出血は、「着床出血」と呼ばれるもので、ちょうど生理予定日数日前から当日ぐらいの時期に、ごく少量の出血を起こすことがあります。
生理予定日付近の出血なので、生理が来たと勘違いして妊娠に気が付かないママもいます。
妊娠は、妊娠検査薬を使うと分かるので、生理予定日当日か1週間後ぐらいに妊娠検査をして確かめてみましょう。
妊娠初期で検査薬が陽性の場合には、すぐに産婦人科を受診して正常な妊娠かどうか診断してもらうようにしましょう。
妊娠検査薬は、妊娠していることは分かりますが、正常でない妊娠(子宮外妊娠など)までは分からないからです。
また、妊娠の初期症状として、出血を起こすことがあります。
どちらでも、生理以外の出血は不正出血なので、病院を受診して原因を調べるようにしましょう。
生理中に妊娠検査薬陽性
「生理中に妊娠検査薬を使ったら陽性だった」という話を聞くことがありますが、これは勘違いをしている可能性があります。
妊娠すると、ちょうど生理予定日付近で生理に似た少量の出血があることがあります。これは、着床出血または着床時出血と呼ばれるもので、医学的には Hartman徴候と呼ばれている症状です。
生理予定日ぐらいに出血があるので、生理と勘違いすることも多いようです。本当に生理なら陽性になることはありません。
妊娠を考えるなら、先天性異常のリスクに注意!
妊娠を考えるなら、「私の赤ちゃん」の先天性異常のリスクに注意を払うことが必要です。
妊娠前から妊娠初期にかけて、大事な栄養素である葉酸が不足すると、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなることが分かっています。
これは、世界的な疫学的調査で判明していることで、日本でも2002年より厚生労働省が妊活中や妊娠初期のママに葉酸を積極的に摂取するように通知を出しています。
葉酸は日頃の食事でも摂取できますが・・・
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは、下記ページで解説しているので読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
妊娠検査薬のしくみ
妊娠検査薬で陽性になると、ほぼ100%妊娠していることになります。
なぜ、ほぼ100%になるのでしょうか?
そのわけは、妊娠検査薬のしくみにあります。
妊娠すると妊娠の継続を維持するためにヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の分泌量が大きく増加します。これは、妊娠2ヶ月から3ヶ月ごろまで(胎盤が完成するまで)大きく増え出産まで分泌されます。
妊娠検査薬は、このhCGを検出するものです。hCGは、妊娠して初めて作られるものなので、検出されれば妊娠していることになります。
元々体内に無いホルモンなので、検出されればほぼ100%妊娠していることになります。
この次は、生理中でも陽性になる場合やフライング検査について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
妊娠検査薬をフライング
時々、はやく妊娠かどうか知りたくてフライング検査する人がいますが、止めたほうがいいです。検査薬が陰性になった時の喪失感は大きいです。特に治療している人は落胆も大きいはずです。
実際には、検査薬が使える前から陽性が出ている人もいるようですが、検査薬の期日を守ってその日に使うようにしましょう。
■検査薬がうっすら陽性、時間置いたら陽性はNG
妊娠検査薬を使うと、うっすら薄い線で陽性と出たり時間を置いていたら陽性にななることがありますが、これらは陰性です。
本当に妊娠しているときは、はっきり濃く線がばっちり出てきます。横の確認線と同じぐらい濃い線です。
時間を置くと線が出てくることがありますが、これは蒸発線とよばれるので陽性ではありません。きちんと説明書に書いてある手順や時間を守って使用するようにしましょう。
妊娠初期で検査薬が陽性の場合は、ほぼ妊娠しているとみて間違いないです。陽性で病院を受診する時期はすぐにでもです。
早めに産婦人科を受診して正常な妊娠であることを診断してもらいましょう。
子宮外妊娠(異所性妊娠)でも同じように陽性になります。子宮外妊娠になると、ママや赤ちゃんに重大な結果を及ぼすことがありますので、早く診断してもらうことが大切です。
妊娠検査薬が陽性で間違い?
妊娠検査薬が陽性で間違いを起こすことは、ほぼ無いと言っていいでしょう。妊娠検査薬の精度はとても高いものです。特殊な場合を除き陽性を誤って判定することはありません。
陽性になったら、すぐに産婦人科を受診して正常な妊娠かどうか診断してもらうようにしましょう。
妊娠検査薬が擬陽性となる場合は、閉経後に使用したときや絨毛上皮腫など腫瘍があるとき、不妊治療をしているとき、高度な糖尿病のときが陽性になるときがあります。
このような特殊な場合を除き、ほぼ100%の確率で判定できるのが検査薬の特徴です。
このような精度の高い検査薬ですが、検査予定日前に使用するフライング使用は止めておきましょう。謝った判定結果が出ることがあり正確な判定ができません。止めておいたほうがいいでしょう。
詳しくは妊娠検査薬が陽性で間違い?でまとめています。
陽性なのに妊娠初期症状がない?
妊娠検査薬が陽性でも、初期症状が全くないことがあります。症状が出てこないのでお腹の赤ちゃんに何かあったのか心配になりますよね。でも、妊婦健診で問題がないなら過度に心配しないようにしましょう。
陽性でも症状がでない人が以外に多くいます。日本産科婦人科学会の学会誌にも掲載されていますが、妊婦さん全体の約3割が症状を感じていないということでした。以外に多いですね。
症状がない原因として、上記の他に症状が軽くてあまり感じられないことや、主な症状であるつわりが起こる原因が分かっていないので症状がない原因も分からないというのが現状です。
症状が途中でなくなる場合には注意が必要です。急につわりなどの症状がなくなるときは流産の可能性もあります。すぐに産婦人科に連絡して指示を仰ぐようにしてください。詳しくは陽性なのに妊娠初期症状がない?で説明しています。
この他、妊娠初期に気をつけることは妊娠初期の注意点で、妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで詳しく紹介しています。読んでみてください。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。