妊娠初期にやってはいけないこと
妊娠初期にやってはいけないことをまとめました。
妊娠初期は、ホルモンが大きく変化して体調が変わる時期です。また、お腹の赤ちゃんにとって大事な時期なので、なるべくリラックスして過ごすように心がけましょう。
ここでは、特に控えたほうがいいこと、食べ物、してはいけないことを中心に紹介しています。
妊娠初期に控えたほうがいいこと
妊娠初期に控えたほうがいいことは、
・お酒やたばこ。
・控えたほうがいい食べ物がある。
・体を冷やすこと。
・ストレスを溜める。
妊娠の初期にやってはいけないことは、このようなことです。
お酒やたばこ
妊娠初期にお酒やたばこを続けていると、お腹の赤ちゃんに影響が出ることが分かっています。妊娠が分かったときから、すぐに止めるようにしましょう。
パパが、たばこを吸っていると副流煙を吸い込む可能性があります。一緒に禁煙してもらうようにしましょう。
■タバコの胎児への影響
1. 子宮内胎児発育遅延ならびに成長障害
2. 精神遅滞や多動症などの中枢神経障害
3. 特異顔貌、小頭症など頭蓋顔面奇形
4. 心奇形、関節異常などの種々の奇形
お酒も同様に、赤ちゃんに影響が出ることが知られています。飲酒は、絶対にしてはいけないことです。
■アルコールの胎児への影響
・子宮内胎児発育遅延
・流産、早産
・前置胎盤
・胎盤早期剥離
お酒の影響は、お酒を止めることで防ぐことができるので、いますぐ止めるようにしてください。
参考:飲酒、喫煙と先天異常
控えたほうがいい食べ物。
妊娠初期は、赤ちゃんの重要な器官が形成される時期です。この時期に有害な成分が入った食事を摂るとママやお腹の赤ちゃんに重大な影響を与えることがあります。
妊娠中は食べるのを控えたほうがよい食品がありますので、食べないように気をつけましょう。
妊娠中は食べないほうがいい食品
・マグロや金目鯛
・ビタミンAが入った食品
・ひじき
・ナチュラルチーズ
・生肉やスモーク製品
このような食品は、妊娠中は食べるのを控えるようにしましょう。
■マグロや金目鯛
マグロや金目鯛、コビレゴンドウなどは、食物連鎖の上位にいるので、どうしても水銀を蓄積しやすい状態になっています。
これらの魚に含まれるメチル水銀は、赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があります。
厳密に言えば、水銀量を計算して食べることができますが、無理をして食べないでいいと思います。普段の食事にも気をつけたい食品です。
■動物性ビタミンAが入った食品
動物性のビタミンAが問題になります。妊娠初期に動物性のビタミンAを取りすぎると赤ちゃんに障害がでる可能性があります。
動物性のビタミンAが入った食品は食べないほうがいいでしょう。
動物性のビタミンAは、
・うなぎ
・鶏・牛・豚レバー
このような食品に多く含まれます。レバーは鉄分も豊富なので毎日食べたほうがいいいようなイメージがありますが、毎日食べると過剰摂取になります。
リスクを減らすには、食べないようにするのが無難です。
■ひじき
ひじきは鉄分も多く食物繊維も含んでいる食品ですが、無機ヒ素が含まれていることが分かりました。赤ちゃんへの影響が心配されますので、控えたほうが無難です。
■ナチュラルチーズ
ナチュラルチーズなどには、食中毒を起こす菌や、流産や早産の原因となるリステリア菌が付着していることがあります。
妊娠中は抵抗力が低下して感染しやすくなっているので、これらの食品は避けるようにしたほうがいいでしょう。
■生肉やスモーク製品
生肉やスモークサーモンといった燻製製品は、リステリア菌やトキソプラズマ原虫などが付着していることがあります。特に輸入製品には、注意が必要です。
これらの菌に感染して発症すると、お腹の赤ちゃんに感染して流産や早産の原因になることがあります。食べないように気をつけましょう。
体を冷やすこと。
冷房や冷たいものを食べすぎるなど体を冷やすことは避けるようにしましょう。肌の露出が多い服装は、体の冷えの原因となります。
体を冷やさないような服装にチェンジしましょう。夏でも冷房に当たると体が冷えますので、上着を一枚持っておくか膝掛けを使うなど冷えないような工夫をしましょう。
暑いからと言って、冷たいものばかり食べると、体を冷やす原因になります。体を冷やさないような栄養のバランスを考えた食品を食べるようにしましょう。
ストレスを溜める。
ストレスを溜め込むと、血流が悪くなり体調面にも影響が出てくることがあります。特に妊娠初期は、つわりも始まるので気分が優れないことが多いです。
できるだけ、ストレスを溜めないようにしてリラックスした生活が送れるようにしましょう。
妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!
妊娠初期のママに知ってほしいことがあります。
妊娠初期といえば、「私の赤ちゃん」がグングン成長する時期です。
この時期に重要な栄養素である葉酸が不足してしまうと、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなることが分かっています。
これは、世界的な疫学的調査で判明したことで、日本でも2002年より妊娠初期の妊婦さんに積極的に摂取するように通知を出しています。
葉酸は普段の食事から摂取できますが・・・
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
このように、妊娠初期にやってはいけないことをしっかり把握することで危険を回避することができます。いつも以上に気を配って快適な妊娠生活を送るようにしましょう。
この他、妊娠初期に気をつけることは妊娠初期に気をつけることで、妊娠初期の注意点は妊娠初期の注意点で詳しく紹介しています。
妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで説明しています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。