妊娠中の薬
妊娠中の薬は、そのまま飲むとママや赤ちゃんに影響がでることがあります。妊娠中に薬を飲む場合は、必ず産婦人科の医師に相談してから飲むようにしてください。
抗生物質や解熱剤の中には、禁忌となっている薬もあります。漢方薬も相性があるので、薬は自己判断で飲むのではなく、医師に相談してから飲みましょう。
妊娠中の市販薬
妊娠中に市販薬を自己判断で飲むのは止めましょう。市販薬の中には、妊娠中に控えたほうがいい成分が入っていることがあります。
例えば、頭痛薬や解熱鎮痛剤、便秘薬などです。市販の風邪薬も色々な成分が入っているので注意が必要です。
妊娠中は、風邪や便秘になっても薬局で薬を購入することは止めて産婦人科を受診して薬を処方してもらうようにしましょう。
この次は、妊娠中に薬が影響する時期などについて詳しく紹介します。まだまだ続きます。
妊娠中に薬が影響する時期
妊娠中のどの時期に影響があるのか調べてみました。
●妊娠超初期の薬の影響
この時期は、細胞が増殖している時期で、飲んだ薬が赤ちゃんに影響を与えることはないとされます。全か無か(all or none)の法則が適用され、薬の影響がないわけではなく、影響があれば着床できないか完全に回復して影響が出ないと考えられています。
●妊娠初期(2ヶ月 4・5・6・7週)の薬の影響
この時期は絶対過敏期と言われ、赤ちゃんへの薬の影響が心配な時期です。この時期が一番敏感なので薬は飲まないほうがいいでしょう。
●妊娠初期(2ヶ月 8・9・10・11週)の薬の影響
この時期は、相対過敏期と言われる時期です。上記と同様に薬の服用に慎重になる必要があります。
●妊娠初期(2ヶ月 12・13・14・15週)の薬の影響
この時期は、比較過敏期と呼ばれます。この時期までに赤ちゃんの重要な器官が作られるため薬の服用は慎重に行うようにしましょう。
ここまでが、赤ちゃんの異常形成のリスクが高まる時期です。
●妊娠中期(2ヶ月 16~27週)の薬の影響
この時期は、潜在過敏期と言われます。この時期からは、薬の赤ちゃんの成長への影響が心配されます。
●妊娠後期(2ヶ月 28~39週)の薬の影響
この時期も、潜在過敏期と言われます。薬を飲むことで赤ちゃんの成長への影響を及ぼすこともあります。特に妊娠末期の解熱鎮痛剤の使用は細心の注意を払うことが必要です。
薬で不安を感じたら産婦人科医に確認
自分が飲もうとしている薬に疑問や不安を感じたら、必ず産婦人科の医師に相談してから服用するようにしましょう。
便秘薬でも、妊娠中は飲まないほうがいい市販薬もあります。薬はママだけでなくお腹の赤ちゃんへの影響が心配されます。
どんなときも自己判断で薬を飲むことは止めて、医師に相談してから飲むのが大切です。薬の服用には十分に気を配る必要があります。
この他、妊娠中の風邪の対処法は妊娠中の風邪で、妊娠中の注意点は妊娠中の注意点で詳しく紹介しています。
妊娠したい人向けの話題は妊娠したいでまとめました。
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