妊娠中期の体重
妊娠中期の体重は、どんどん増えていくことになります。妊娠初期にはあまり増えなかった体重が増えていくようになります。
ちょうどつわりも明ける時期なので、食欲が増して食事が美味しく食べられるようになってきます。
ここで気をつけたいのが、必要以上の体重増加です。ここで体重が増えすぎてしまうと、妊娠後期の体重管理が大変になります。
必要な栄養は摂取した上で体重増加を適切にコントロールしていきましょう。
妊婦の体重増加の理想
妊婦さんの体重増加の理想は、標準体型の人で7~12kgと言われています。この範囲に収まるように体重をコントロールしていきましょう。
肥満傾向がある人は、個別で対応になります。
妊娠中に体重が増えすぎると、難産になったりお産に時間が掛かったりします。また、生まれてきた赤ちゃんも体が弱くなるなど影響が大きいので、必要以上に増えないように体重をコントロールしましょう。
この次は、妊娠中期の体重管理法などを詳しく紹介します。まだまだ続きます。
妊娠中期の体重管理法
妊娠中期の体重管理法として、
・野菜中心の食事にする。
・良く噛んで食べる。
・ノンカロリーを選ぶ。
・体重を記録する。
このような体重管理法があります。
●野菜中心の食事にする。
お肉や魚も大事な栄養ですが、野菜が不足していることが多いです。妊娠中は、野菜を中心とした食事に改善していきましょう。
キャベツやほうれん草など、食物繊維の多い野菜を食べれば便秘解消にもなります。
●良く噛んで食べる。
食事のときは、良く噛んで食べるようにしましょう。咀嚼回数を増やすことで満腹感を得ることができます。満腹になると、間食もしなくていいので体重増加を気にしている人におすすめの方法です。
●ノンカロリーを選ぶ。
どうしても食べたくなったら、ノンカロリーのゼリーや寒天などを食べるようにします。ノンカロリーと言っても食べ過ぎは良くないので気をつけてください。
●体重を記録する。
妊娠中期になると体重増加が始まるので、毎日同じ時間に体重を量って記録していきます。毎日記録することで、体重増加の割合が分かってきます。
妊娠中期は、1週間で300~500gぐらいずつ増えていくと言われます。これを超えると危険信号です。食事や生活習慣を改善していくようにしましょう。
妊娠中期に気をつけること
妊娠中期になると、お腹が大きくなってきて動くのが大変になってきます。日常生活でも色々なことに気を配って転倒やお腹の張りに注意しましょう。
■家庭内で気をつけること
・階段の上り下り
・拭き掃除
・入浴
・布団干し
・台所
階段は転倒に注意してゆっくり上り下りをします。手すりがあるなら利用して転倒に注意しましょう。
拭き掃除は、体をかがめることになるので柄の付いたスポンジなどで掃除をして腰に負担を掛けないようにします。
お風呂に入るときには、滑って転倒しないように気をつけましょう。家族と一緒に入ることも転倒防止に役立ちます。
ベッドでなく、布団で寝ている人は布団の上げ下げだけでなく布団干しも大変です。できれば家族に代わってもらいましょう。
台所でも注意が必要です。長時間立って調理をすると体に負担が掛かるのでイスに座って調理するのも方法も一つです。
■外出先で気をつけること
・靴はローヒールで。
・ラッシュアワーは避ける。
・なるべく座る。
・自転車は止める。
靴は、歩きやすいヒールの低いものに替えます。
ラッシュ時に、バスや電車に乗ると苦しい思いをするのでなるべく避けるようにしましょう。
妊娠中期以降は、お腹も大きくなっています。自転車に乗ることは大変危険なので止めるようにしてください。
妊娠中期の体重は、増えすぎないように適切にコントロールすることが大切です。つわり明けで食欲が出ると思いますが食べ過ぎや間食しないように気をつけていきましょう。
この他、妊娠中の体重増加については妊娠中の体重増加で詳しく紹介しています。
妊娠中の体重管理全般については妊娠中の体重管理で、妊娠したい人向けの話題は妊娠したいでまとめました。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。