妊娠初期の動悸
妊娠初期の動悸は、妊娠中の症状として表れるもので息切れやめまい、頭痛や立ちくらみ、疲れやすいなど複数の症状が一緒に出てくることもあります。
動悸が激しいときは、無理をぜすに休んで症状が治まるまで休憩するようにしましょう。
妊娠初期は、体調が大きく変化する時期です。無理な運動は行わずに体に負担をかけないように生活を改善していきましょう。
妊娠初期の動悸の原因
妊娠初期の動悸の原因として
・プロゲステロンの作用。
・鉄欠乏性貧血の症状。
・お腹の張り止めの副作用。
このような動悸の原因があります。
●プロゲステロンの作用。
妊娠中に多く分泌されるプロゲステロンが呼吸中枢に作用して動悸や息切れと言った症状を引き起こすことがあります。
●鉄欠乏性貧血の症状。
妊娠すると、赤ちゃんの胎盤を作るため大量の血液が必要となります。これを補うためママの血液量が1.3倍ぐらい増えることになります。
血液の液体部分である血漿はどんどん増えますが、固形成分である赤血球などの成分が追いつかずに血液が薄い状態となって貧血になります。
貧血になると、動悸・息切れ・めまい・頭痛・立ちくらみ・疲れやすいなどの症状が出ることがあります。
●お腹の張り止めの副作用。
お腹の張り止めとして処方される薬の中に、副作用として動悸や息切れが出ることがあります。
この次は、妊娠初期の動悸の対処法を詳しく紹介します。まだまだ続きます。
妊娠初期の動悸の対処法
妊娠初期の動悸の対処として、とにかく無理をしないことが大切になります。
■妊娠初期の動悸の対処法
・動悸がしたら休む。
・水分を補給。
・頭を冷やす。
・深呼吸をする。
・楽しいことを考える。
・貧血を改善する。
妊娠中の動悸には、このような対処法があります。
●動悸がしたら休む。
動悸や息切れを感じたら、無理をぜずに休むようにします。
自宅なら横になる、外出中なら公園のベンチなどで休憩をとる、仕事中なら座って休む、電車の中なら途中下車してベンチで一休みするなど体を休めて落ち着くように休憩を取ってみてください。
●水分を補給。
水分を補給することで、気持ちが落ち着いてきます。動悸を感じて休憩したときに水分を補給するようにしてみましょう。
●頭を冷やす。
頭を冷やしても気分が落ち着いてきます。冷えピタなどでも冷えますので休んでいるときに試してみましょう。
●深呼吸をする。
深呼吸をすることでも気分が落ち着きます。何回か深い呼吸を繰り返して気分を落ち着かせてみましょう。
●楽しいことを考える。
不安を感じるとドキドキするので、楽しいことを考えるようにします。
●貧血を改善する。
貧血になっても動悸や息切れするようになります。妊婦さんは、鉄欠乏性貧血になりやすいので食事で鉄分を補給するようにしましょう。
鉄分に加えて、タンパク質、ビタミンC、ビタミンB群、葉酸などバランスよく食事に取り入れることが貧血の改善に繋がります。
葉酸は、食事から必要量を摂取するのは難しいので、サプリからの摂取がおすすめです。厚生労働省もサプリのほうが吸収効率がよいとしてサプリでの摂取を推奨しています。
サプリならつわり中でも無理なく飲むことができます。妊娠に最適なサプリの選び方については失敗しない!葉酸サプリの選び方で詳しく紹介しているので読んでみてください。
妊婦健診でも、貧血が指摘されて治療薬が処方されることがあります。忘れずに薬を飲むようにしましょう。自分に合わないときは、産婦人科医に相談してみましょう。

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この他、妊娠初期の注意事項は妊娠初期の注意事項で、気をつけることは妊娠初期に気をつけることでまとめて紹介しています。
妊娠初期の注意点は妊娠初期の注意点をを読んでみてください。
妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで詳しく解説しています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。