妊娠中の胃の痛み
妊娠中の胃の痛みや胸焼けは、つわりの症状の一つです。普段からムカムカする、吐き気がある、戻してしまうなどの症状もつわりだと考えられます。
つわりの症状なので、自然に治まってくることも考えられますが、痛みが続くようなら産婦人科を受診して診断してもらうようにしましょう。
妊娠中の胃の痛みの原因
妊娠中には、胃の痛みと共に色々な症状が出ることがあります。
・胸焼け、ムカムカ。
・ゲップ、むかつき。
・胃酸過多、胃もたれ。
このような症状が、複数現れてくることも多いです。
妊娠中の胃の痛みの原因として
・ホルモンバランスの変化。
・つわりによる痛み。
・吐きすぎによる胃痛。
このような原因があります。
この次は、各原因の詳細、胃の痛みの対処法などを詳しく紹介します。まだまだ続きます。
胃の痛みの主な原因
●ホルモンバランスの変化。
妊娠すると、初めて分泌されるホルモンhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)やエストロゲン、プロゲステロン(黄体ホルモン)のバランスが大きく変化します。
妊娠を維持するためにプロゲステロンが多く分泌されるようになります。このプロゲステロンは、子宮を柔らかくする作用があって、この作用が胃腸にまで影響してきます。
胃腸の動きが悪くなるので、消化不良を起こして胃の痛みの原因となります。胃腸に作用するので便秘にもなりやすくなります。
●つわりによる痛み。
つわりの症状でも胃の痛みが出ることがあります。妊娠初期の早いうちからつわりになる人もいて、早い段階から胃痛が出てくることがあります。
●吐きすぎによる胃痛。
上記のことも関係しますが、吐きつわりになると、食べたら戻すことを繰り返すようになります。吐きすぎて胃の中に何もない状態になり胃が荒れて胃の痛みがでる原因になります。
胃の痛みの対処法
妊娠中の胃の痛み対策として
・食事は少量ずつ食べる。
・つわり対策をする。
・痛みが続くなら産婦人科へ。
このような対処法があります。
●食事は少量ずつ食べる。
一度に多く食べると胃に負担が掛かって痛みが発生します。つわりもあるので、少しずつ数回に分けて食べるようにしましょう。
●つわり対策をする。
吐きつわりや食べつわりなど、つわりにはいくつか種類があります。どちらも胃が荒れる原因になるので、つわり対策をすることが大切です。
吐きつわりならムカムカしないように少しずつ食べる、寝起きに小さなおにぎりを食べるなど胃の中に食べ物が入るようにします。
食べつわりなら、食べ過ぎないように注意する、おやつは野菜にするなど胃に負担が掛からないようにします。
●痛みが続くなら産婦人科へ。
胃の痛みが続くようなら、産婦人科で診察を受けるようにしてください。治療では、妊娠に影響がない薬が処方されることがあります。
妊娠中の胃の痛みは、つわりによる影響が大きいですが、その他の病気の可能性があるので産婦人科で原因を調べてもらいましょう。
この他、妊娠中の注意点については妊娠中の注意点で、妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで詳しく紹介しています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。