着床時期の基礎体温
着床時期の体温は、基礎体温でいう高温期の体温です。
通常、高温期が18日以上続くと妊娠の可能性があり21日以上継続することで妊娠している可能性が高くなります。
高温期の期間は、11~16日と個人差が大きいです。
11日未満は黄体機能に何らかの異常があるかもしれません。3周期ぐらい基礎体温を測ってから産婦人科を受診しましょう。
着床する時期は、排卵後1週間ぐらいです。
受精卵が子宮内膜に着床すると、ごく少量の出血を起こすことがあります。
この出血は、着床出血と呼ばれるものですが、出血する人は100人に2人ぐらいの確率で多くはありません。
着床時の体温が下がる?
ちょうど着床する時期に体温が下がったという体験談もあります。
おおよそ高温期の7日目から10日目ぐらいに0.3℃ぐらい下がる人が多いようです。
しかし、高温期がそのまま持続する人も多いので、基礎体温の変化は個人差が大きいです。
関連記事:
・着床の体温、着床時期の基礎体温は?着床後の体温は下がる?
基礎体温を測り間違い?
基礎体温が、上がったり下がったりを繰り返すときは、基礎体温の測り方が間違っているかもしれません。
●正しい基礎体温の測り方
・起きたらすぐに体温を測る。
・体を動かさない。
・舌の下で計測する。
・きちんと測れたか確認する。
基礎体温は、0.3℃~0.6℃という体温の微細な変化を記録するものです。
体を動かしたり、間違った測り方をすると正確な体温を記録することができません。一度、自分の測り方が間違っていないか確かめてみましょう。
関連記事:
・妊娠初期に基礎体温下がる?切迫流産のサイン?
妊娠を考えるなら、先天性異常のリスクに注意!
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高温期が短かくて体温がすぐ下がる?
高温期の体温がすぐに下がってしまう場合は、黄体ホルモンの機能が低下しているかもしれません。
黄体ホルモンなど女性ホルモンのバランスが乱れやストレスが原因で生殖機能に影響が出ている可能性もあります。
体温が下がっても、1日ぐらいで元に戻ることもあります。
2.3日続くようなら、ホルモンが正常に機能しているかもしれないので、産婦人科を受診して原因を調べるようにしましょう。
体温が下がるのが短いなら妊娠の可能性も
体温が一時的に下がる場合、1日程度の低下なら妊娠の兆候かもしれません。
妊娠の兆候の一つに「インプランテーションディップ」という症状があります。
この症状は、妊娠によって高温期の途中で体温が一時的に下がるものです。
インプランテーションディップは、アメリカで提唱されているものですが、日本ではあまり知られていません。
この症状が出たからと言って、妊娠というわけではないので参考程度でお願いします。
着床時期の体温は、高温期のまま持続することが一般的です。
基礎体温は、0.3℃~0.6℃という微細な変化を捉えるものです。
そのときの体調やホルモンバランスの影響を受けるので変化しやすいことが特徴です。
一時的な体温低下は計測ミスの可能性もあるので、2.3日継続して体温を測って様子をみてみましょう。
この次は、着床時期に起こる着床時出血(着床出血)などについて詳しく紹介します。まだまだ続きます。
着床時出血(着床出血)
着床時出血(着床出血)とは、受精卵が着床するときに出血を起こすことです。出血量は、ごく少量から生理2日目ぐらいの量で個人差があります。
日本産婦人科学会によると、着床出血というのは、一般名で正式には「月経様出血」と呼ばれています。
着床出血は、生理予定日の数日前ぐらいから起こることが多いので、通常の生理と勘違いして妊娠に気が付かない人も多いです。
着床出血と排卵時出血との違いは、出血する時期があります。着床出血は妊娠3週ごろ、排卵時出血は妊娠2週ごろと1週間ほど時期がずれることになります。
一般的に、生理以外の出血は全て不正出血となります。生理時期以外に出血がある人は、産婦人科を受診して出血の原因を調べることをおすすめします。
関連記事:
・生理予定日に着床出血@妊娠超初期での色や量、時期や確率は?
着床後の症状
着床すると、体温の変化だけでなく様々な症状が現れることが多いです。
着床することで胎盤が形成されて、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌されます。エストロゲンとプロゲステロンといった女性ホルモンも増加するためホルモンバランスが急激に変化していきます。
この作用で、高温期の体温維持以外にも頭痛や吐き気、腹痛や腰痛などの症状が現れてきます。着床した少し後、妊娠4週ぐらいからつわりも始まる人もいます。
とはいえ、着床時の体温や出血だけで妊娠しているとは判断できません。必ず生理予定日まで待って妊娠判定薬を使って判断するようにしてください。
この他、着床後の症状については着床後の症状で詳しくまとめました。
妊娠超初期については妊娠超初期で、妊娠初期に気をつけることは妊娠初期に気をつけることで紹介しています。
妊娠初期の注意点は妊娠初期の注意点で説明しました。
妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで解説しています。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。