自然妊娠する方法
自然妊娠する方法を試すには、妊娠に関してママとパパの体に問題がないことが前提になります。
まずは、自分の生理が正しい周期で来ているか確認してみましょう。基礎体温を測ってグラフにすることで、自分の生理周期が分かるようになります。
もし、1年以上避妊をしないで仲良ししても妊娠しないなら不妊症の可能性があります。通常は、20代であれば半年以内に妊娠、30代でも1年以内に妊娠することがほとんどです。
1年以内に妊娠しなければ、一度産婦人科を受診して妊娠できない原因を調べることをおすすめします。
最近では、結婚年齢も上がり妊娠する年齢も上がってきています。早いところでは、半年妊娠できなければ不妊治療を開始する施設も出てきています。
妊活を始める時期に早いことはないので、赤ちゃんが欲しいなと思ったら今すぐ妊活を始めるようにしましょう。
産婦人科を受診するときは、夫婦揃って受診するようにします。特に男性側に不妊の原因があることは知られていないので、夫婦揃って治療を行うことが大切です。

妊娠前から初期にかけて葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠前・初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
自然妊娠する方法とは
お待たせしました。
薬剤や器具を使わずに自然妊娠する方法を紹介します。
上記でも書いていますが、夫婦揃って妊娠に関して問題がないことが前提です。ママの生理周期が正しく来ていることも大切です。
●自然妊娠する方法
・基礎体温表で自分の排卵日を確かめる。
・排卵日付近で仲良しする。
・早ければそのまま妊娠。
排卵日付近で仲良しすることで、自然妊娠できる確率も上がります。
この方法で、特に大切なのは排卵日の特定です。基礎体温表の低温期の一番最後の日が排卵日の目安となります。
「排卵日の目安」と書いたのは、実際に排卵が起こるのがその日でないことがあるからです。
排卵日を調べる上で、一番正確なのは産婦人科で超音波検査を受けることです。この方法が一番正確に排卵日を見つけることができます。
排卵検査薬を使って自分で調べる方法もありますが、費用が掛かるのがデメリットです。時間と費用に余裕がある人は試してみるといいかもしれません。
まずは基礎体温を測るところから始めてみてください。
生理不順だと、排卵日も特定が難しくなって妊娠する確率も下がってしまいます。生理不順を治療してから妊活を行うようにしましょう。
この次は、一番妊娠しやすい日について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
一番妊娠しやすい日
●一番妊娠しやすい日が変わった?
以前は排卵日当日が一番妊娠しやすいと言われていましたが、最新の研究では違うことが分かってきました。
研究によると、「排卵日の2日前」が一番妊娠しやすいということでした。
なので、
一番妊娠しやすい日は、排卵日の2日前!
ということになります。
ですが、この日が自分には当てはまらないこともあるのです。
●排卵日にはズレがある。
健康で生理周期が規則正しい人でも、2・3日のズレがあります。排卵日も2・3日ズレてくることになります。
基礎体温表から排卵日を予測しても、それが目安にしかなりません。
仲良しする日は、余裕を持って排卵日の3日前から1日後ぐらいまでにすると妊娠する確率も上がります。
妊娠する確率を上げたいなら、産婦人科でタイミング法を指導してもらうのも一つの方法です。検査しながら、指導してもらえるので妊娠しやすくなります。
自然妊娠したいなら、まずは基礎体温を測ってグラフにすることから始めましょう。
40代で自然妊娠する確率
40代で自然妊娠する確率は、非常に低いものです。厚生労働省によると、不妊治療を行っている人でも、出産できる人は100人に2人ぐらいの確率という報告があります。
国からの不妊治療の助成金は、42歳までと年齢制限がつくようになりました。これ以上の年齢は治療の対象にならないことを意味しています。一刻も早く不妊治療を始めることが大切です。
40代で自然妊娠できない原因は、加齢と共に妊孕性(妊娠する力)が低下する、年齢が進むと婦人科疾患になる確率が高くなる、赤ちゃんの先天性異常が増加することが原因です。
年齢と妊娠は、非常に深い関係があります。妊活に早いという言葉はありません。40代で妊娠を希望するなら、産婦人科を受診して不妊治療を始めることをおすすめします。詳しくは40代で自然妊娠する確率で説明しています。
自然妊娠の確率
自然妊娠の確率は、1年以内で90%です。ドイツでの研究結果によると3ヶ月で50%、6ヶ月で70%、1年で90%の人が妊娠すると報告されいます。10人に1人が不妊ということになります。
この数値は20代前半のデータで、20代前半の20~24歳の自然妊娠率で、20代後半の25~29歳になると85%前後、30~32歳になると80%、33~36歳になると70%、37~39歳になると60%低下するという報告もあります。
自然妊娠したいなら、今すぐ妊活を始めることが大切です。不妊になる確率も年齢が進むにつれて上がっていって、30歳を過ぎると大きく増加します。
不妊の確率が大きくなる原因として、卵子の老化による妊孕性(妊娠する力)の低下、婦人科疾患の増加、先天性異常の増加などがあります。詳しくは自然妊娠の確率で解説しています。
自然妊娠と年齢
自然妊娠と年齢は、非常に大きな関係があります。年齢を重ねるごとに妊娠する確率が低下します。特に35歳を過ぎると急激に低下していきます。自然妊娠希望ならすぐに妊活を始めてください。
自然妊娠の最高年齢は、一通り調べたところ50歳が最高でした。50歳で妊娠した人は、自分でも気が付いていなかったようです。産婦人科受診して妊娠が判明しています。
妊娠率が年齢と共に下がる原因として、加齢による妊娠力の低下、婦人科疾患など不妊の原因の増加、流産や先天性異常の増加などがあります。
年齢が進むと、妊娠する力が低下するうえに先天性異常などで流産する確率も大きくなります。特に40歳以上で自然妊娠は非常に困難かもしれません。詳しくは自然妊娠と年齢で説明しています。
自然妊娠と双子
自然妊娠で双子になる確率は0.6~0.7%ぐらいと言われています。世界平均では1.25%ぐらいなので、世界平均の半分ぐらいとなっています。確率的には、非常に低い数値です。
しかし、最近の生殖補助医療(ART)の普及や技術の向上によって双子を妊娠(双胎妊娠)する確率も上がってきていて、世界平均に近づいてきています。
双胎妊娠の確率が上がる原因として、クロミフェンやブロモクリプチンといった排卵誘発剤の使用やゴナドトロピン療法の普及があると言われています。
双子を妊娠するとリスクが大きくなります。早産や妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、HELLP症候群、子宮内胎児発育遅延、胎児形態異常、血栓症などのリスクがあります。詳しくは自然妊娠と双子で紹介しています。
男性不妊と自然妊娠
男性不妊でも自然妊娠できないわけではありません。不妊症と診断された人でも自然妊娠した人はいます。しかし、健常な男性と比べると自然妊娠できる確率は下がります。
男性不妊の原因として、乏精子症や無精子症、Erectile Dysfunction(ED)、クラインフェルター症候群などがあります。この中でも乏精子症が多くの原因とされています。
乏精子症と診断されても妊娠している人はいます。治療を止めたら妊娠したというケースもあるので、治療自体がストレスになっている可能性もあります。
男性不妊と診断されて妊娠を目指すには、漢方やビタミンEを服用しながらタイミング法などを実践するようにしましょう。詳しくは男性不妊と自然妊娠で説明しています。
自然妊娠するには?
自然妊娠するには、ママとパパの体調を整えることが必要です。特に、ママに生理不順や不正出血があると妊娠できない不妊の原因になることがあります。
普段から生理周期が不安定、生理の間隔が長い過長月経の人は排卵が不安定になって妊娠しにくくなる傾向があります。産婦人科で治療を行ってから妊活を始めるようにしましょう。
不妊の原因である卵管が詰まる病気「卵管閉塞」でも妊娠できる可能性はあります。 片側卵管閉塞でも両側が詰まる両側卵管閉塞でも全く妊娠できないことはありません。まずは産婦人科で治療を受けてみましょう。
自然妊娠するには、一番妊娠しやすい日の付近で仲良しすることと共に、毎日あるいは週2~3回ぐらい仲良ししたほうが妊娠する確率が上がると言う研究もあります。詳しくは自然妊娠するには?で説明しています。
この他、妊娠の可能性がある症状については妊娠の可能性がある症状で詳しく紹介しています。
妊娠したい人向けの話題は妊娠したいでまとめています。読んでみてください。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。