双子の確率
自然妊娠で双子が生まれる確率は、日本人では150~160組に1組(0.6~0.7%)とされています。
海外では、倍ぐらいの確率で80組に1組ぐらいです。
参考:聖隷浜松病院 総合周産期母子医療センター ふたごのお話<双胎妊娠:これだけは知っておいて!>
日本人の自然妊娠においては、非常に確率が低いものになっています。
しかし最近では、不妊治療の増加や成績向上によって確率が上がってきています。
自然妊娠で双子を妊娠する確率も上昇
最近のART(生殖補助医療)の向上や不妊治療を受ける人が増加することによって双子を妊娠するカップルも増えてきています。
双子を妊娠する確率も世界平均に近づいてきて80~90組に1組ぐらいになっています。
双子を妊娠(双胎妊娠)が増えた原因として、排卵誘発剤の使用やゴナドトロピン療法の普及などがあります。
排卵誘発剤であるクロミフェンやブロモクリプチンの双子を含む多胎妊娠率は5%以内です。これが、ゴナドトロピン療法になるとは約21%まで増加します。
IVF-ETや顕微授精は、ともに約20%ぐらいとされています。
確率では、約5組に1組の割合で双子が生まれていることになります。
双子を妊娠するとリスクも増える
双子を妊娠した場合は、1人の赤ちゃんを妊娠しているときより子宮が大きくなります。
子宮が大きくなると、血流が増えて心臓など循環器への負担が大きくなるため血圧の上昇があって、妊娠高血圧症候群のリスクが高くなります。
また、子宮頚管が短くなったり子宮口が開き始めるなど早産、切迫早産のリスクも上昇します。
産婦人科医の医師のアドバイスを守り、疲労をため込まないことが大切です。
妊活中なら、先天性異常のリスクに注意!
妊活中のママに知ってほしいことがあります。
それは、妊娠前から妊娠初期にかけて、重要な栄養素である葉酸が不足すると、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなるということです。
葉酸は日頃の食事でも摂取できますが・・・
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この次は、双子ばかり生まれる奇跡の村と呼ばれるインドのコディンヒ村と双子を妊娠するリスクについて紹介します。まだまだ続きます。
双子の村、インドのコディンヒ村
インドには、双子ばかり産まれるコディンヒ村があります。クリシュナン・スリビジュ医師によると、この村の双子が産まれる確率は4.2%と世界平均を大きく上回っています。
この現象は、70年前ほどから続いていて原因は分からないそうです。不思議なのは、この村から他へ嫁いだ人も双子になることが多いそうです。
とても不思議な話ですね。
双子を妊娠するリスク
双子を妊娠することで、リスクも大きくなります。
■双子を妊娠するリスク
・早産
・つわり
・妊娠糖尿病
・妊娠高血圧症候群
・HELLP症候群
・子宮内胎児発育遅延
・胎児形態異常
・血栓症
などのリスクが大きくなることが知られています。
この中でも問題になるのが、早産です。2000~2008年の日本人口動態統計もよると、37週未満の早産は54.3%となっています。
しかし、現在は医学も進歩していて28週以降の出産では、比較的予後が良好と言われています。双胎妊娠における28週未満の早産は2.4%なのでほとんどは予後は良好となっています。
自然妊娠で双子を授かった場合には、細心の注意が大切になります。
自然妊娠双子ニュース!
モデルや女優としても活躍している杏さんが双子を妊娠していることが分かりました。
杏さんは、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」で共演した東出昌大さん(27)と結婚されており、夏ごろに出産予定だそうです。
お父さんの渡辺謙さんも喜びもひとしおだと思います。
双子の妊娠は何かと大変ですが、静かに見守っていきたいと思います。
この他、自然妊娠する方法については自然妊娠する方法で、妊娠の可能性がある症状については妊娠の可能性がある症状で紹介しています。読んでみてください。
妊娠したい人向けの話題は妊娠したいでまとめています。
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